風俗業界には、風俗業界独特の専門用語のようなものがありますね。
その中でも話題になっているものとしては、移籍に関しての「転々虫」について。
転々虫と呼ばれてしまうと、風俗業界では思ったように働けなくなる可能性が高くなります。
ここでは風俗嬢と移籍の回数について。
何回移籍をすると業界では白い目で見られるのかなどを掘り下げていきましょう。
転々虫とは
風俗業界で聞かれる転々虫という専門用語ですが、一体どのような意味があるのでしょう。
転々虫というのは、何度も何度も在籍するお店を移籍している風俗嬢のことを揶揄する言葉です。
風俗業界はお店の移籍の頻度が多いことでも知られていますが、一般的な仕事と同様にあまり転職を繰り返す行為は、日本国内ではあまり好まれる行為ではないのです。
終身雇用なんてとっくに崩壊した制度であり、近年ではスキルアップや実績をある程度に挙げて、よりよい待遇で迎えてくれる職場へと転職する欧米のスタイルに変わってきているのは事実。
しかしまだまだ日本の管理職世代では、古い考えがあり、どうしても転職の回数が多い人材に対して雇用状況が変わっていくのが現状です。
風俗業界と一般企業ははっきり言って違っていますが、それでもあまりにお店を移籍し続けると、転々虫という不名誉な呼ばれ方をされ、お店側から警戒されてしまうのは事実としてあるのです。
移籍理由にもよる
転々虫と呼ばれる風俗嬢は、何も移籍回数が多いからという理由だけではありません。
移籍をした理由がポイントになってきます。
業界で転々虫と呼ばれる風俗嬢は「自らの都合でお店を辞め、新しいお店に入店する」といった行為を繰り返している方になります。
移籍理由の中で在籍していた風俗店が閉店してしまったためであるとか、ランクアップが見込めるからという移籍理由の場合には、転々虫と呼ばれることはありません。
そもそも風俗業界は新規出店や閉店などが非常に多くある業界です。
毎日多くの風俗店が誕生している一方で、多くの風俗店が潰れていきます。
在籍したくても働く場所がなければ他店に移籍するしか稼ぐ方法はありませんから、これは転々虫とは呼ばれません。
またランクアップですが、最初はオナクラなどのライト系風俗からスタートし、ピンサロやヘルス、ソープといった業種そのものをランクアップさせる目的で行っている移籍も転々虫とはみなされないため安心です。
転々虫と揶揄されてしまう移籍理由
転々虫と揶揄され、各店舗から警戒心を持たれてしまう移籍理由としては、やはりお茶を引く時間が長かったなどの手前勝手な理由をしている場合です。
お茶を引く時間が長いのは、自らの営業努力が足りないと判断されるのが一般的です。
はっきり言って全く宣伝もしていない風俗店は皆無と言えるでしょう。
後は自分の営業努力で固定客を掴みとっていくのは実際に働く女の子次第になるわけです。
利用者には関心が高い「新人」としての期間が短い。
自分が苦手な客層なので移籍がしたいなど、冷静に考えてみると、風俗店そのものが問題なのではなく、手前勝手とも思える理由である場合には、転々虫と呼ばれます。
移籍の回数ではなくどれだけ頑張ったか
業種を変えるランクアップ目的や閉店してしまって致し方なくする移籍など、正確な移籍回数を把握することはなかなか難しいものです。
ですから、正直移籍の回数が5回あれば転々虫と呼ばれるようになるのかといえば、そうではありません。
移籍をした回数よりも、在籍期間の方が重要視されるケースが多いです。
どのくらいの期間在籍していたのかといえば、やはり半年以上の在籍期間は欲しいと思われます。
そもそも女の子が入れ替わるのはお店にとっても厳しいものなのです。
一般企業のように雇用契約書などを作成したり、社会保険や雇用保険に加入させるための手続きなどは不要ですが、人の入れ替えには労力が掛かるものです。
前に在籍していたお店への在籍期間が2ヶ月や3ヶ月といった短期間であれば、自分のところもそのくらいのペースで辞めてしまうのではないかと思うのは当然です。
こういった短期間で移籍してしまう理由の多くが、最初の話と違っていただとか、思ったように稼ぐことができなかったというもの。
しかし風俗業界のみならず、ナイトワークでも一般企業でも「募集要項」から読み取れない事前に予測できない状況というのは当たり前にあるものです。
それを事前にロクにリサーチもせず、在籍することを判断してしまった事自体が甘いと考えられます。
また話が違っても、一度入店すると決めたのであれば、半年くらいは頑張れないか?と思うこともそれぞれの風俗店の考えなのです。
他人のせいにしないで優良店を探すこと
決して嬉しくない称号である転々虫と揶揄されたくないのであれば、少なくても自分の努力不足をお店など他人のせいにして移籍を繰り返すことを辞めるべきです。
明らかにスタッフにやる気がない。
宣伝にも力を入れていないといった集客力がないお店は入店する前のリサーチで把握できるものです。
こういった労力を惜しまなければ暇店に在籍してしまうリスクを防ぐことが出来ます。
もしもリサーチをしても、結果的にこういったお店に在籍してしまったのであれば、一刻も早く移籍をしても問題ありません。
そもそも普通の仕事では稼ぐことができない高い報酬を求め、風俗業界に入っているはずですから。
しかし店内の電話が定期的に鳴っているくらいの集客力があったり、ネット鳴りなどの反響がよく、その上で悪い噂も良い噂もインターネットなどの掲示板で話題にされているようなお店であれば、お茶を引いているのは自分自身の営業方法に問題があるところが大きいです。
周囲のせいにするのではなく、自分自身に問題があると考え、接客態度がどのようなものであるのか。
他にもサービスの質はリピーターになってくれるほどのものであるのかを振り返るべきです。
デリヘルなどの無店舗型の場合には、さまざまな待機方法がありますからあまり無縁かもしれませんが、スタッフや他の風俗嬢との間で人間関係でトラブルが起こったことが理由なのであれば、それも自分自身の立ち振舞いを振り返ってみましょう。
デメリットばかりではない
転々虫を揶揄されることは避けたいものですが、移籍を繰り返すことは何もデメリットばかりではありません。
特に新人という冠は風俗利用者の心を刺激しますから、風俗歴が長くても他店に移籍すれば、そこでは新人嬢として扱われることになります。
新人状態の女の子はお店も売れると分かっているので、一定期間宣伝広告の目立つところに掲載してくれたり、フリー客を優先的につけてもらえたりなどのメリットがあります。
またマンネリ化したり、スタッフやお客さんとの人間関係トラブルなどの環境の変化を実現させることも出来るのです。
転々虫にならないために
稼げない問題などを自分自身のせいにすることはなかなか難しいことです。
しかしお店選びを失敗したのも、お客がつかないのも結局は自分次第というところが大きいわけです。
なぜ思ったように稼ぐことが出来ないのか。
また在籍しているお店に居づらくなってしまうのか。
こういったものを冷静に分析して本当の理由を確かめましょう。
そして基本的には自分自身に問題があることを前提にしてそれを改善する努力をしていくことが、いつまでも短期間で特定のお店を転々を移籍する転々虫にならないためのポイントになります。
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