よくよく考えてみると、風俗って、ただ男性客にカラダを預ければよい、という仕事ではないですよね。
フェラチオひとつ取ってみても、付き合った彼女なら、歯を立てられイテテ…なんて成っても、「なんだ可愛いヤツじゃん」で済むかも知れませんが、プロの風俗嬢にやられたら、「ナニやってんだ!!」とキレかねません。
ビジネスですから、それが男性客のクレームに繋がり、評判が落ちる…なんてことは、お店としては、何としても避けたいところ。
だから、「講習」という一見、信じられない光景が、新人の目の前に繰り広げられます。
ソープランドに話を移しましょう。
金津園は、言わずと知れた、西日本最大級のソープ街です。
「最大級」なので、それだけレベルが高く給料も良いです。
なので、金津園で働くには、いま述べたような「講習」が必須であることがうかがえます。
そこで、少なくとも2つ、疑問が出てくるのではないでしょうか。
Q1.がんばって講習を受ければ、「未経験」でも働けるの?
Q2.もしかして「講習代」なんてのが徴収されるの?
本記事では、この謎について探求してみました。
実は「ソープランド講師」という職業が存在する。
二番目の疑問から考えてみましょう。
お店がひとりの女の子を雇ったとします。
「明日、講習するから。…料金は自分持ちね。30,000円。」
こんなことを言われたら、あなたはどう思うでしょうか。
一番に頭をよぎるのは、「何言ってんの?こっちは、稼ぎに来てるんじゃない!このお店、ナントカ商法みたいな詐欺、やってるに違いないわ!」という怒りではないでしょうか。
どんなお仕事でも、給料を払う前に、お金を徴収されるのは、まったくもって、腑に落ちない話です。
これは、お店側も重々承知で、大概、ソープ講習なるものは、
- ・先輩ソープ嬢
- ・店長さんあるいは男性スタッフ
という人件費のかからない組み合わせで行われます。
(というか、人件費をお店負担しても耐えられる組み合わせ、と言った方が良いでしょうね。)
しかし!講習をアウトソーシング(外部委託)するケースもあるわけです。
でも、一体、どこに!?いや、そんな疑問は野暮です。
確かに、ソープ講習を委託する先が存在するのです。
「ソープランド講師」という職業の方が委託される専門講師です。
マスコミに一切出ることなく、川崎・堀之内の有名ソープで10年以上ナンバー1の座を守り続けた伝説の泡姫。
お客はその卓越したテクニックと心を込めた接客に大満足、常に150人以上の常連客を確保していた。
現役時代から講習を希望するすべての泡姫を指導。
現役を退いた今は、フリーの立場で講習を行っている。
これまでに指南した泡姫は3000人以上にのぼる。著書『伝説のソープ嬢に学ぶ接客の極意』双葉新書2011年刊行。
高級店が講師に委託
高級店は専属の講師がいる事が多いです。
たくさんのソープ嬢を前に、ホワイトボードや映像を使って、熱く講義しています。
ポジティブ・オーラがすごいです。
でも、個人事業主(プロ契約)としてのソープ嬢が、ネットワークを持つためには様々な存在が必要になります。
さて、専属のプロに、新人ソープ嬢講習を委託する場合には、確かに、お店側では料金を負担しきれない場合がある、と言えそうですね。
しかし、それでも疑問として残るのは、「なんで、わざわざそんなことを?」ということでしょう。
先輩ソープ嬢と、店長ないし男性スタッフ、これで十分、と思えるわけじゃあないですか。
こう考えて、思い至るのは結局、「高級店なら、講師をアウトソーシング(外部委託)していてもおかしくない」という所でしょう。
なぜなら、高級店では、男性客の求めるサービスが、レベルとして非常に高いものだと言えるからです。
ならば、先輩ソープ嬢+店長(男性スタッフ)のコンビでは不安、ぜひプロの講習にお願いしよう、と成っても、納得が行きますよね。
金津園の講習に調べてみた
そういう訳で、金津園の高級ソープランドでは、この「講習」、どんな風に成っているのか、調べてみました。
調べたのは、「高級店では、やはり、講習代がかかるのか」ということ、そして「講習代がかかるなら、それは、どういった事情からなのか」ということです。
英国屋
いわずと知れた、艶グループ・トップの最高級店。
ここは、いかにも講習をアウトソーシング(外部委託)していそうですね!しかし…
「講習は、女性トレーナーによるもので、お金は一切かかりません!」
「未経験者の方大歓迎です!」
…だそうです。
という訳で、講習無料。
未経験者(=ソープ・テク皆無)でも、たくさん稼げまっせ、というノリです。
もちろん、鵜呑みは、厳禁でしょう。
リージェントクラブ貴公子
次に、“金津園で独り勝ち”という噂も耳にするRグループの最高級店です。
なんと、ここは!
「講習費用:30,000円」
…で、出ました!!講習代あり!!!
というか、Rグループは全店(リージェントクラブ貴公子、ルネッサンス、クラブロイヤル、ラブティファニー)みんな、講習費用かかります。
どういった事情で講習代がかかるのか。
Rグループでは、デビューするのに、講習費用30,000円、性病など検査費用20,000円程度が、ぜったい必要です。
はてさて、これは、ボッタクリでしょうか。
考え方によるでしょうね。
ただ、ひとつ言えるのは、講習費用30,000円、性病など検査費用20,000円程度を徴収しても、Rグループ自身は、何の得もしていないだろうということです。
印象としては、Rグループが、新人の女の子の登竜門として、この費用を徴収している感じがします。
つまり、たとえ未経験であったとしても「ここで稼いでやるんだ!」という覚悟があるのかどうか、試している気がします。
というか、絶対そうでしょう。
これは、Rグループのリクルート・ページを見れば、よ~く伝わってきます。
彼らのリクルート・ページを、訪れてみてください。
見ましたか?すごいですよね。
「ビジネスとしての風俗」です。
Rグループの考えでは、講習費用30,000円は、ソープ嬢がこの仕事で生き抜くための自己投資。
「裸一貫(そのままじゃん)、ソープ嬢として稼いで行くためには、こんな出費は当然だ」という考え方なんですね。
いやー、ここの面接、厳しそ~…。
まとめ
「金津園はソープ未経験でも稼げますか?講習代っていくらですか?」というお題で記事を書かせて頂きました。
初めに、
- Q1. がんばって講習を受ければ、「未経験」でも働けるの?
- Q2. もしかして「講習代」なんてのが徴収されるの?
という2つの問いを立てたわけですが、それらの答えは、
- 講習は、どの店にもあります。
- それを受ければ、未経験でも、バッチリ働けます。
- 講習代は、お店によっては徴収されます(Rグループなど)。
と、まとめられるでしょう。
Rグループに代表されるように、ソープ嬢から講習代を徴収するお店は、少なからず存在します。
しかし、Rグループなどの考え方から見て取れるように、それは決して、理不尽な負担とは言えません。
むしろ「講習代を理不尽と思うような素人むすめは、ウチの店にはいらん!」といった考えが、高級店にはあるのかも知れません。
いずれにせよ、こういった事情を知れば知るほど、ソープの世界が、いかに厳しいプロの世界なのか、実感できますね。
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