金津園は、西日本最大級のソープランド街です。
全国の風俗嬢が目指す場所の一つでしょう(ちょっと、おおげさな言い方ですが…)。
でも、最近、ネット上では、こんなやり取りを見かけるように成りました。
「金津園の店舗は、性病検査、実費で受けるんですか?」
「そうだよ、知らなかったの?」
あらら、なんか不安になる話ですね。
さて、このやり取り、アナタなら、どう受け止めますか?
本記事では、「性病検査って何?」という基本の話から始めて、「それはソープランドでも必須で受けさせられるのか?」そして「もしそうだしたら、実費負担は避けられないのか?」という所にまで、話を及ばせてみたいと思います。
性病リストアップ
「性病」って何?そう質問できるアナタは、きっと健全な人生を送って来たに違いありません。
でも、これから風俗のお仕事を始めるのだとしたら、身に迫った危険として、しっかり把握しておきましょう。
性病とは何でしょうか。
こんな名前がついている病気のことです。
- エイズ(HIV)
- 梅毒
- クラミジア
- 咽頭クラミジア
- 淋菌
- 肝炎
- ヘルペス
- コンジローマ
- けじらみ
いずれの性病にも似通っているのは、「(特に性器周辺が)かゆい」、「痛い」、また「風邪の症状がある」といった所ですね。
さて、性病は、病気持ちのひとから“感染”する病気です。
感染経由は、粘膜、粘液といったネバネバした部位を介して。
くわしく言うと、性病持ちのひとの精液、腟分泌液、血液などが、アナタの口や性器の粘膜などに接触してしまうと、感染が起こってしまうんですね。…などと、すこし難しい話をしてしまいましたが、どうでしょう。
ここで押さえなければならないのは、「そういったネバネバ接触は、ソープランドでは避けられないことだ」という一点に集中します。
つまり、ソープランドに勤める限り、上にリストアップした性病全部、感染する可能性があるのです。
ソープランドに性病検査が義務づけられているわけではない。
「これは困った、ソープランドで働くのは危険だ」と思ったアナタ。
それは、ソープランドに通う男性客も同じことです。
性病の温床になったお店など、近寄りたくもないでしょう。
では一体、ソープ街は、この問題にどう対処しているのでしょうか。
そこで、こんな報告が目に入ります。
金津園のソープランド組合みたいな所のホームページからの引用です。
「2016年2月 保健所立ち入り検査 1丁目」
(岐阜特殊浴場防犯組合 http://kanazuen.org/)
おお、やはり金津園みたいな代表的ソープ街では、保健所主導で性病検査が行われているのか!安心安心!!
…いや、それは誤解です。
これは、「お風呂場」としてのソープランドの衛生検査が行われた、というだけの話。
お風呂の汚さだとか、そういう面がチェックされただけです。
少しベタになりますが、この件についての説明を、ウィキペディアから引用します。
「(ソープランドには)定期的に保健所が査察に入る。自治体の条例や各保健所の指導方針でも異なるが、保健所の検査項目は、水質、個室内照明の照度、個室内の施設や衛生状態、遮蔽などの違反の有無などがある。
従業員の性病などの検査に関しては保健所が指導しているとの誤解が生じているが、実際保健所の観点では個室内の性的サービスは行っていないという建前であるので、条例などで定められている地域を除き、店を通しての性病管理は行っていない。あくまでも浴場としての営業をする上での管理を中心に行っている。」引用元:(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89)
つまり、ソープランドに性病検査は、義務づけられていません。
そもそも、それが義務付けられたら、「ソープランドでは管理売春が行われている」と公然に認めたようなものだからです。
あくまでお店の信頼のために
では、風俗店はなぜ、女の子たちに性病検査を受けさせるのでしょうか。
それは簡単な話。
男性客に「ここは性病の温床ではないですよ」とアピールするためです。
よく風俗店のホームページに「当店では定期的に性病検査を受けさせています」などとアピールしている所がありますよね。
ただ、ソープランドの場合、「入浴料」などの風変わりな表記から分かるように、性的サービス、そして管理売春を連想させるようなことは表立って言いたくない、という本音があります。
このため、「当店では定期的に性病検査を受けさせています」と公表していないお店が少なくありません。
しかし、裏ではどうでしょうか。
きっと、ソープランドといえども、いやソープランドだからこそ、男性客に悪い噂を立てられないよう、性病検査を徹底し、予防線を張っているに違いありません。
そうすると、問題は、「これから自分の応募しようとしているお店は、性病検査が必須か」ということに成ります。
面接の際、尋ねるのが一番良い。
もちろん女の子の方も、万が一、性病にかかってしまっていたなら、いち早く知りたいでしょうから、性病検査を受けたいですよね。
しかしながら、もしお店が「毎週性病検査結果を必ず提出!」なんて言って来たら、ちょっと困るのではないでしょうか。
しかも、それが実費負担だとしたら…。
例えば、金津園では、どのお店が性病検査を定期的に行い、どのお店が行っていないのでしょうか。
有名な風俗求人サイトには、条件検索(“こだわり条件で探す”)で「定期病気検査」というのがあります。
これで、金津園のソープランドを下調べしてみるのも一つの手でしょう。
そこで、もし自分の応募しようとしているお店が「定期病気検査」を実施しているとしたら、次に何を考えるでしょうか。
応募を引っ込める?それも一つの選択肢ですね。
でも、「その定期病気検査、実費負担であるかどうか」と、考え方を変えることもできるでしょう。
では、実費負担であるかどうか、これは、どうすれば分かるのでしょうか。
答えは残念ながら、グレーゾーン(曖昧)です。
条件検索「定期病気検査」でヒットするお店の1つに、エディーズがあります。
しかし、求人詳細を読んでも、このお店のホームページに飛んでも「定期病気検査、実費負担であるかどうか」ということについては、はっきりと書いてありません。
だから、ここは、応募の際、はっきり口頭で尋ねるしかないと思われます。
そうは言っても、ちゃんと尋ね方を組み立てないといけませんよ。
女の子「定期的に性病検査をしているのですか?」
店長さん「はい。」
これでは、ダメです。
店長さんは、全く「当店負担で」なんて言っていないのですから。
その後「今月、性病検査してねー。
実費負担だよー…」と言うことができます。
そうではなくて、
女の子「お店がお金を負担して、定期的に、性病検査をしているのですか?」
とはっきり聞きましょう。
いや、でも、分かります。
採用のかかった面接で、こういったことをズケズケトと尋ねづらいことが…。
ならば、泣き寝入りでこの質問をこらえ、実費負担も止む無し、という選択をありかも知れません。
実は、性病検査は、最近では、ずっと安価に成ってきています。
「検査キット」というのが、それです。
インターネットを通じて申し込み、自分で採取したものを郵送で返します。
その後、検査結果が出て、検査証も発行されます。
実費負担になった場合、これを利用するのが簡単ですし、格安なのです。
まとめ
結局、「金津園のソープって性病検査は必須?実費で受けるの?」という当初の問いには、「それぞれのお店に応募の際、問い合わせてください」という答えになってしまいました。
しかし、たとえ実費負担になってしまったとしても、インターネットで申し込みと支払いが可能な「検査キット」を使えば、素早く格安に済ませられますから、この問題自体、そんな深刻な話ではない様に思われます。
結局、何よりも肝心なのは、問題の性病にかからない、ということなんですけれどね。
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