「ポールダンサー」と呼ばれる職業をご存じでしょうか?ナイトワークや風俗などのお仕事をしたことがある方なら知っているかもしれませんが、一般の方なら知らない人のほうが多いかもしれません。もし知っていたとしても、「ポールを使ってセクシーなダンスを踊る」ぐらいでしょうか。ここでは、ポールダンサーの概要や仕事内容、給料事情などについてまとめました。ポールダンサーを目指してみたい方必見です。
ポールダンスとは?
ポールとは棒のことを指します。つまり、ポールダンスとは棒を使ったダンスのことです。具体的に説明すると、床から天井に向かって伸びた棒に体をまとわりつかせて、魅惑的なパフォーマンスを行います。
ポールダンスを行うときは、露出の多い衣装をまとうので、エッチな印象を持つ方も少なくないでしょう。海外ではストリップショーの一種として広がりを見せましたが、現在ではポールダンスの動きがダイエットや美容によいと注目を集めています。

私がよく観ていた映画の作中で、ポールダンサーが出ていました。初めて見たとき動きの激しさや艶めかしさに、つい見とれてしまったことを覚えていますね。日本にもポールダンスが観られるお店は結構あるみたいですよ。
ポールダンサーの仕事内容
「ポールダンスに興味がある」「やってみたい」といった方にとって、具体的にどのようなお仕事をするのかは気になるところですよね。ポールダンサーを目指しているのなら、どのようなお仕事をするのか把握しておきましょう。
ポールダンスのみをする場合
ポールダンサーとして活動している方によって、仕事内容は大きく異なります。ポールダンスのみを生業としている方もいれば、接客を兼任する方もいます。まずは、ポールダンスのみをする場合の仕事内容を見ていきましょう。
パーティやクラブでポールダンスを披露する
ポールダンスを披露する場所はさまざまです。キャバレーやクラブ、ショーパブ、ストリップ劇場などが代表的ですが、パーティーに呼ばれて披露するケースも少なくありません。1回のダンスはそれほど長くなく、複数のダンサーがいる場合には入れ替わりながら踊ります。ダンスをしているときは、鑑賞しているお客さんから直接チップをもらえることも。
営業活動も仕事のひとつ
特定のお店で専属のポールダンサーとして活動することもありますが、そうでない場合にはさまざまな場所でダンスを披露します。このケースでは、自らを売りこむための営業活動も行わなくてはなりません。
名刺を作っていろいろな人に配る、ショーパブやクラブに出かけて営業をかけるなど、さまざまな売りこみをします。地道な営業活動を続け、活躍できる場所を増やしていくことこそ、個人で活動するポールダンサーに必要なことなのです。
ポールダンスと接客を兼任する
ダンスだけでなく、ポールダンサーが接客を行うケースもあります。「ポールダンサーってダンスを踊るだけでなく接客もするの?」って思いますよね。このケースでは、どのような働き方になるのでしょうか。見ていきましょう。
ショータイムのあるキャバクラでホステスとポールダンサーを兼任
キャバクラによっては、ショータイムを設けているところもあります。このようなお店では、ポールダンスをはじめさまざまなショーが行われています。キャスト兼ポールダンサーとして働く場合には、ダンスだけでなく接客も行うことが普通です。ショータイムまでは、お客さんの隣に座ってお喋りやお酒を楽しみ、時間になったらステージへ上がるのです。
ただ、こうした働き方を嫌がるポールダンサーは少なくありません。特に、ダンサーとしてのプライドが高い方からすると、どうしてダンサーなのにキャストと同じ仕事をしなくてはいけないのか、と思ってしまうそうです。
駆け出しの時にはメリットが大きい働き方
ポールダンサーとして活動を続けていくには、活躍できる場所をどんどん開拓しなくてはなりません。しかし、駆け出しのときにはそのような場所はあまりありませんよね。
ポールダンサー兼キャストとして働いていれば、いろいろな人と出会えます。営業がしやすくなり、ポールダンサーとして活躍できる場所を開拓できるのです。接客とダンス、両方でファンを掴みやすくなるのもメリットですね。

私の友人が働いていたお店では、ポールダンスのショーが行われていました。ポールダンサー兼キャストもいて、大人気だったみたいですよ。ダンサーとしてのプライドは傷ついてしまうかもしれませんが、駆け出しのときに限ってはメリットが大きそうですね。
ポールダンサーの給料
ポールダンサーとして働いて、どれくらいのお給料をいただけるのかは気になるところ。ダンサーとしての実力や経験、披露する場所などによって収入は変わりそうですが、実際のところどうなのでしょうか。
ショー1回あたりのギャラ
ケースバイケースではありますが、だいたい1~2万円前後が目安です。規模の大きなパーティーなどに呼ばれて披露するときは、3~10万円ほどのギャラになることもあるようです。この金額を聞いて、高いと思うか安いと思うかは人それぞれかもしれませんね。ただ、1回のショーは長くても10~15分程度なので、それを考えるとかなり高時給ではないでしょうか。
時給制の場合もある
1つのお店に在籍し、キャスト兼ポールダンサーとして働くケースでは、時給でお給料が計算されることもあります。時給なので、勤務した時間分のお給料が確実にもらえるのはメリットですね。お店によって時給が異なるので一概にはいえませんが、未経験からのスタートでは2,000円くらいが相場です。その後、ステージの経験を積んでお客さんをたくさん呼べるようになれば、時給が跳ね上がることも珍しくありません。未経験のときのお給料が少ないのは、どこの世界でも同じこと。ポールダンサーも同様に、最初は低い給料でも実力を身につけ、経験を積むことで高額な報酬を得られるようになるでしょう。
チップがもらえることも多い
お給料以外の報酬が発生するのは、ポールダンサーとして働くことで得られるメリットのひとつです。ショーのときには、お客さんのほうへ近づいていくこともあり、そのときに直接チップを渡してもらえることもあります。ときには、数万円、数十万円のチップをもらえることもあるのだとか。

チップがもらえるのはシンプルに嬉しいですね!チップで稼ぐことができるとお仕事にも気合が入りますよね。私は風俗嬢として働いていたことがありますが、チップをもらったことはほとんどありません。たまにお金持ちのお客さんがくれるくらいでした。
ポールダンサーになるには?
キャバレーやストリップ劇場などが、ポールダンサーを募集していることがあります。未経験者でも応募できることがあるので、このような求人を見つけましょう。もちろん、採用されたからといっていきなりステージに立つことはできません。レッスンを受け、お客さんに披露できるレベルになればステージに立てます。

私は今まで風俗やナイトワーク系の求人サイトで何度もお仕事を探したことがありますが、ポールダンサーを募集する求人広告は見たことがありません。私がたまたま見逃したのかもしれませんが、多分求人そのものが少ない気がします。なかなか見つけられないかもしれませんね。
まとめ
華やかなステージでお客さんを魅了するポールダンサーは、とても素晴らしいお仕事です。たくさんのお客さんに見られ、拍手喝采を浴びたときにはきっとこのお仕事をしていてよかったと思えるはずです。ただ、先ほど少し触れたように、残念ながらポールダンサーの求人はそこまで多くありません。見つけることができればラッキーかもしれませんね。ほかのお仕事で稼ぎながら、ポールダンサーの求人を探し続けるのもよいかもしれません。
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