レンタルフレンドとは？仕事内容や給料について解説！

レンタル彼女というバイトをご存じでしょうか。レンカノとも呼ばれ、男性客の彼女として振る舞うバイトです。現在では、こうした代行サービスがいろいろありますが、レンタルフレンドもその一種です。ここでは、レンタルフレンドの気になる仕事内容や給料事情などについて詳しく解説しましょう。

レンタルフレンドとは？

レンタルフレンドって何？誰からか友達を借りるの？なんて考えてしまって、よく分からないですよね。、レンタルフレンドとは、クライアントの友達になりきって振る舞うお仕事のことなのです。

レンタルフレンドは代行サービスのひとつ

現在では、さまざまな代行サービスが誕生していることをご存じでしょうか。冒頭でお伝えしたレンタル彼女をはじめ、結婚式代理出席のバイトなどもあります。

代行スタッフは、クライアントの友達として行動し、その対価として報酬を得ます。あらかじめ決めておいた待ち合わせ場所で落ち合い、その後クライアントの要望に応じながら、友達として行動をともにするのです。

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利用される主なシーン

レンタルフレンドはどのようなシーンで利用されるのでしょうか？レンタルフレンドというバイトを初めて知った方にとっては、想像もつきませんよね。実は、レンタルフレンドは多彩なシーンで利用されているので見ていきましょう。

イベントの人数合わせ

社会人になると、飲み会やコンパなどの幹事を任されることも少なくありません。「場が楽しく盛り上がるように面白い人を何人か集めてほしい」など無茶ぶりをされてしまうこともあるでしょう。このようなとき、友達がたくさんいる方なら苦になりませんが、そうでない方は頭を抱えてしまいますよね。

飲みの席を楽しく盛り上げてくれる人、気配りができる人など必要人員が足らない時や必要人数が足らない時など、レンタルフレンドは活用されます。

1人で行きにくい場所への付き添い

たとえば、テーマパークへ遊びに行くと、テーマパークで過ごす時間は楽しいですが、ほとんどの方は彼氏や友人などと訪れていますよね。そのような場所へ1人で足を運ぶのは勇気がいるもの。できれば友人と行きたいけれど、仲のよい友人がいない。このようなシーンでもレンタルフレンドの出番です。

女性が1人で入りにくい場所は意外とたくさんありますよね。ラーメン屋や焼き肉屋、牛丼屋など男性向けの飲食店に、女性が1人で堂々と入るのは勇気がいります。このようなとき、一緒に行動してくれる友人としてレンタルフレンドが呼ばれるのです。

その他さまざまな悩みで依頼される

レンタルフレンドが利用されるシーンは実に多彩です。先ほどご紹介したこと以外にも、さまざまな悩みを抱えた方たちから利用されています。

たとえば、「人と会話する練習がしたい」といった理由でレンタルフレンドを利用する方も。会話は、人と話すことで上達しますが、なかなかそのような練習をさせてくれる人はいません。レンタルフレンドなら、ビジネスと割り切ってくれるので、安心して会話の練習相手になってもらえます。

ほかにも、人に言いにくいことを代わりに言ってもらいたい・仕事の相談にのってほしい、といった悩みを解消するのにレンタルフレンドを利用するケースもあります。お客さんのニーズに合わせて、いろいろな体験ができそうですね。

レンタルフレンドの仕事内容

ここからは、レンタルフレンドの具体的な仕事内容について解説します。お仕事の流れについてご紹介するので、これからレンタルフレンドのバイトにチャレンジしてみたい方は、ぜひ参考にしてください。

レンタルフレンドになるまで・なってからの流れ

レンタルフレンドを始めるには、どうしたらいいのか・どんな流れで仕事をするのか分からないと、不安ですよね。これからレンタルフレンドで働いてみようと考えている方は、以下のポイントを押さえておきましょう。

レンタルフレンドを募集している会社へ応募

レンタルフレンド会社に在籍せず、ツテを頼って個人でレンタルフレンドとして活動している方も少なからず居ますが、これはあまりおすすめしません。個人での活動では、何かトラブルが起きた時に、すべて自己責任になってしまうからです。自分を守るためにも、レンタルフレンド会社に在籍して働きましょう。

レンタルフレンド会社のホームページで、直接人材を募っていることもあるので、そこから応募も可能です。もし、気になる会社を見つけたら、ホームページにアクセスして直接応募してみましょう。

また、求人サイトを使うのもよいかもしれません。レンタルフレンド会社が、求人サイトに広告を出していることがあるので、そこから応募します。応募条件などが詳しく記載されているので、条件にマッチしているかどうかをまず確認しましょう。

採用される

一般的なバイトと同様に、面接が行われます。面接をクリアして、会社に在籍することが決まればレンタルフレンドとしてのお仕事を開始できます。

採用基準は会社によって異なりますが、人間性を重視されることが多いようです。クライアントの悩みを聞くこともあるお仕事なので、人間性に問題がある人では難しいですよね。そのため、面接では外見よりも内面的な部分をチェックされることがほとんどです。

社会人としての常識やマナーなどもチェックされるので、面接ではきちんとした振る舞いをしましょう。笑顔で話す、相手の目を見る、ハキハキと話すなど、当たり前のことができなくてはなりません。

仕事を紹介してもらう

レンタルフレンドは、会社から案件を紹介してもらうことでお仕事ができます。会社にレンタルフレンドとして登録するとき、希望する条件やNGなクライアントなどを伝えるので、それを踏まえてお仕事が紹介されます。

報酬を受け取る

無事にお仕事が終われば、報酬が発生します。お給料が支払われるタイミングは会社によって異なりますが、早いところだと業務終了日の当日、もしくは翌日にもらえることもあります。このあたりは会社によって大きく異なるので、事前に確認しておきましょう。

事前の打ち合わせから設定したキャラクターを演じ切る

会社によってシステムは異なりますが、お仕事を紹介されたあとは、直接クライアントとやり取りをする流れとなることがほとんどです。LINEやメールなどを使ってクライアントとやり取りし、要望をヒアリングしつつ設定を確認します。

たとえば、クライアントの幼馴染という設定を希望されたとします。このケースでは、クライアントの幼馴染になりきって行動を共にしなくてはなりません。一緒に歩いている時に、クライアントの友人と出会ってしまった場合も、きちんと幼馴染として振る舞う必要があります。事前の打合せ設定をしっかりと覚えておかないとなりませんね。

体調管理・スケジュール調整も仕事のひとつ

基本的に、レンタルフレンドのバイトはキャンセルができません。案件を紹介されてOKしたら、必ずこなす必要があります。そのため、日ごろから体調管理を徹底し、スケジュール調整もしなくてはなりません。

万が一、体調不良などでお仕事をキャンセルしてしまった場合、今後案件を紹介してもらえなくなるかもしれません。体調不良は仕方ないとはいえ、会社からすると頼りにならない人材と判断されてしまいます。今後またクライアントに迷惑をかける可能性があるので、会社としては安心して案件を紹介できません。

私生活で友達と約束している訳ではないので、仕事という事を忘れずに普段から体調を崩さないよう、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。

危険はない？

レンタルフレンドのバイトを始めるにあたり、危険がないかどうかを気にする方は少なくありません。クライアントと2人きりになるシチュエーションもあるので、少なからず危険があるのではないか、と考えてしまうのは仕方のないことですよね。

結論からお話すると、少なからず危険はあります。事前に打ち合わせをするとはいえ、当日初めてクライアントと会うケースがほとんどなので、実際に会ってみないとどのような方なのかわかりません。2人きりになった途端に暴力を振るわれる、といったことも考えられるのです。

ただ、レンタルフレンド会社もこうしたリスクがあることは理解しています。そのため、スタッフが危険な目に遭わないよう、さまざまな対策を施しているところも少なくありません。危険を回避するためのマニュアルを用意し、指導を徹底しているところもあります。

危険を回避するには、きちんとした優良なレンタルフレンド会社に登録することが大切です。優良なレンタルフレンド会社なら、キャストが危険な目に遭わない対策を施しています。クライアントからお仕事を請けるとき、密室で2人きりになるのはNG、触るのはNGなど条件をきちんと伝えるなどしているのです。登録する時に、危険回避の方法があるかなど事前に確認しておくと安心ですね。

レンタルフレンドの給料

レンタルフレンドのバイトにチャレンジするにあたり、どれくらいのお給料を稼げるのかは気になるところですよね。正直なところ、どれくらい稼げるかは、人によって大きく異なります。

所属する会社の給与システムによっても変わるので、一概にこれくらい稼げるとは断言できません。たとえば、完全歩合制のところと時給制の会社とでは、稼げる金額は大きく変わってくるでしょう。

時給制を採用している会社なら、働いた時間分のお給料は確実にもらえます。一方、完全歩合制の場合は、売上から報酬率に応じたお給料をもらうので、売上がなければ収入はゼロです。ただ、売上が多ければバックされる金額も高くなります。

相場としては、時給換算して1,500～5,000円程度になることが多いようです。一方で、20,000～50,000円の報酬を得ている方がいるのも事実です。どれくらい稼げるかは、所属する会社と本人のスキル、肩書などで変わることが多いので、まずは一度、経験してみるとよいかもしれません。

レンタルフレンドバイトのメリット・デメリット

これからレンタルフレンドのバイトを始めてみたい、といった方はメリットとデメリットを理解しておきましょう。メリットがある一方で、少なからずデメリットもあるのでどちらも覚えておく必要があります。

メリット

まずはメリットから見ていきましょう。レンタルフレンドとして働くメリットには、自分の都合で働きやすい・高時給で働ける・未経験でもできる・すぐにお給料を受け取れるなどが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

都合がいい時だけ働ける

コンビニやファミレス、居酒屋などでバイトする場合には、お店が決めたシフトに準じて働かなくてはなりません。シフトの希望を出すことは可能ですが、必ずしもそれが反映されるとは限らないのです。特に、ファミレスや居酒屋といった飲食店なら、土日祝日などは忙しいので、休みにくいかもしれません。

一方、レンタルフレンドは自分の都合で働けます。会社側から、働く日を指定されることはありません。会社のシステムにもよりますが、事前に「平日の水曜と金曜の昼間だけ働けます」と伝えておけば、その条件にマッチした案件のみを紹介してもらえます。

働きたいときに働けるので、プライベートも充実させることも可能です。趣味や習い事に時間を割いたり、家族や恋人との時間を優先したりといったことも可能になるでしょう。ほかに本業がある方なら、平日は本業に集中し、土日や祝日などに働いてお小遣い稼ぎをする、といったことも可能です。

会社側から勝手に仕事を入れられることはなく、事前に対応可能かどうかの連絡があることがほとんどです。水曜と金曜にしか働けないと伝えていた場合でも、「月曜の案件ですが対応できないでしょうか」のような相談をされることもあります。水曜金曜以外ですが、対応できるのなら、お仕事を請けることは可能です。自分の都合に合わせてお仕事できるのは、理想的ですよね。

時給が高い

時給換算して1,500～5,000円くらいが相場ですが、レンタルフレンドとして働いている方の多くは5,000円前後の報酬を得ているようです。普通のアルバイトで、5,000円もの時給を稼げるでしょうか。

コンビニやファミレス、居酒屋などのアルバイトでは、時給1,000～1,500円くらいが関の山です。もちろん、地域やお店によっても異なりますが、2,000円を超えるようなことはまずありません。

一般的なバイトに比べて、はるかに高い時給で働けるのはレンタルフレンドとして働くメリットです。短期間でまとまったお金を貯めたい、割のいいバイトをしたい、といった方にもおすすめですね。

会社によっては、報酬がアップすることも考えられます。スタッフを指名できるところがあるので、指名をたくさんとれる方は報酬がアップするかもしれません。たくさん指名を獲得できていれば、それだけ会社にも貢献しているということなので、待遇がよくなることは十分考えられます。

資格や経験がなくても働ける

レンタルフレンドのバイトを始めるにあたり、これといった資格や免許などは必要ありません。ほとんどのレンタルフレンド会社において、応募条件に必要な資格や免許が指定されることはないので、誰でも応募できます。もちろん、未経験の方でも問題なく働けるので、まずはチャレンジしてみましょう。

特別な資格や経験、能力は求められませんが、コミュニケーション能力はあるに越したことはありません。レンタルフレンドは、クライアントの要望をしっかり把握する必要があります。打ち合わせの時はきちんとヒアリングをし、正確にクライアントの求めることを把握する必要があるので、コミュニケーション能力は必要となるのです。

演技力もあれば、なおよいでしょう。クライアントからの要望は、さまざまなことが考えられます。幼馴染の友人として恋人に紹介させてほしい、長年の親友として振る舞ってほしいなど、ありとあらゆるシチュエーションが考えられます。

もし、演技力がないとすぐにボロが出てしまうかもしれません。クライアントの友人から疑われてしまい、迷惑をかける可能性もあります。クライアントの要望を叶えるための演技力と、想定外のことが起きたときでも臨機応変に対応できる力は必要ですね。

また、絶対に必要な資格はないものの、何かしら資格や免許を取得していれば、特殊な案件で指名が入るかもしれません。たとえば、看護師の資格と勤務経験があるのなら、看護師を目指しているクライアントから話を聞かせてほしい、相談にのってほしいといった依頼がくるかもしれません。

仕事からお給料の受け取りまでが早い

一般的なお仕事では、月末にお給料をもらえることが多いかと思います。月末に締めて、翌月の上旬に入金といったケースも多いですね。いずれにしても、勤務し始めて1ヵ月程度経たないと最初のお給料がもらえないことがほとんどです。

一方、レンタルフレンドは、お仕事を始めてすぐにお給料を受け取れます。もちろん、会社によって異なりますが、ほとんどのレンタルフレンド会社では、スピーディな支払いに対応しています。

対応の早いところなら、お仕事をした翌日に支払って貰えることも。もしかすると、中には日払いして貰えるところもあるかもしれません。お給料がいつ貰えるかは大切なことなので、応募時や面接を受ける時などに、きちんと確認しておきましょう。

なお、レンタルフレンドのお給料は、指定した銀行口座へ振り込まれるのが一般的です。お仕事の翌日に支払ってもらえるのなら、きちんと振込されているかどうか確認しましょう。会社の事務所に訪れるケースでは、お給料を手渡ししてもらえることもあるようです。

デメリット

メリットの多いレンタルフレンドのお仕事ですが、少なからずデメリットがあることも覚えておかなければなりませんね。メリットばかりに目が向きがちですが、デメリットを把握しておかないと後悔するかもしれません。ここでは、レンタルフレンドとして働くことのデメリットをまとめました。

演技力がかなり必要

クライアントが毎回異なることが多く、要望される内容も変わるので演技力は必要です。毎回異なる設定、役柄を与えられることが多く、きちんとこなさなくてはなりません。こなせなかった時には、クライアントに迷惑をかけてしまうこともあるので、責任は重大です。

たとえば、清楚な感じの女性を希望される日もあれば、ボーイッシュな友達として振る舞うことを要求されることもあります。友達のお姉さんとして振る舞ってほしい、親友のふりをしてほしい、といった要望をされることもあるでしょう。これらの要望にきちんと応えなくてはなりません。

レンタルフレンドとして働いていると、指名してくれるお客さんも増えます。指名してくれるクライアントに対しては、毎回同じ設定を守る必要があるので、これも神経を使います。設定を忘れてしまった、ほかの人と勘違いしてしまった、となるとクライアントの反感を買ってしまうかもしれません。

このようなことがないよう、指名してくれるお客さんの情報や設定は忘れないようにしましょう。ノートにきちんと記録しておくことを、おすすめします。お仕事している時は、女優になった気分で演じるといいかもしれませんね。

全く仕事が紹介されない可能性もある

最近では、レンタルフレンドの認知度がどんどん高まっています。利用する人が増えたことでレンタルフレンドの知名度も高くなり、バイトをしてみたいと考える方も増えてきました。そうした理由から、ひとつのレンタルフレンド会社に大勢のスタッフが登録している、といったことも起こりえます。

登録しているスタッフが多いと、すべての人に仕事が行き渡りにくくなります。人気のある人や、クライアントの要望にマッチする人が優先的にお仕事をするので、まったく仕事を紹介されない可能性もあるのです。

レンタルフレンドは、実際に稼働した時間や売上などに応じて、お給料が支払われるので仕事が、まったくないとなると収入がゼロになります。他にバイトを何もしていないケースでは、ちょっとツライですよね。

このようなことにならないためには、なるべく早く指名してくれる固定客を捕まえることです。つまり、リピーターの確保ですね。リピーターをたくさん得ることができれば、定期的に利用してもらえるので、お仕事を紹介されないといったこともありません。

指名してくれるお客さんを増やすには、演技力を磨いて完璧に要望をこなせるスタッフを目指しましょう。お客さんから求められているのは、そのようなレンタルフレンドです。また、いろいろな資格を取得すると、そこからお仕事につながるかもしれません。

まとめ

レンタルフレンドの需要は、今後もますます高まりを見せると予想できます。さまざまなメリットもあるお仕事なので、興味がある方はぜひチャレンジしてみましょう。

所属する会社を選ぶときは、ネットの口コミなども調査したうえで決めることをおすすめします。レンタルフレンドのお仕事には、少なからずリスクもつきまといます。きちんと対策をしている会社でないと不安なので、そのあたりはきちんと見極めてくださいね。ここで、ご紹介したポイントを参考に、お仕事を見つけてくださいね。