風俗で働く女の子が、お店の男性スタッフと恋に落ちるケースは珍しくありません。恋愛感情を持つのは仕方がないことですが、店内恋愛には多大なデメリットやリスクがあることを知っていますか?ここでは、風俗嬢の店内恋愛におけるメリットとデメリット、回避する手段などをまとめて解説します。
風俗嬢が店内恋愛をする理由
風俗店で働く女の子の中には、家族や友人に内緒で働いている子が多いです。そのため、仕事や日常生活で悩みやトラブルがあると、誰にも相談できないまま心を病んでしまうこともあります。
そのような女の子にとって、仕事のことを含めて相談できるスタッフは本当にありがたい存在です。そもそも、風俗店のスタッフはキャストに丁寧に接するように指導されています。それは女の子も分かっていますが、優しくされるとやっぱり心が動いてしまうものです。
また、スタッフは風俗で働く女の子の辛さをよく理解しています。その上で親身に話を聞いてくれるので、女の子はスタッフに特別な感情を持ってしまい、恋に発展してしまうのです。

私は店内恋愛をしたことはありませんが、同僚の子がスタッフとこっそり付き合っていました。確かに、お店のスタッフは優しく接してくれるので「自分のことをわかってくれる、理解してくれる」って思ってしまうんですよね。
風俗嬢が店内恋愛するメリットって?
店内恋愛はあまりおすすめできません。メリットよりもデメリットやリスクのほうが大きいからです。ですが、いくつか考えられるメリットはあるので、まずは参考程度に紹介します。
えこひいきしてくれる
スタッフと親密な関係になると、キャストの融通を利かせてくれます。スタッフの勤務年数やポジションによっても違いますが、「勤務シフトの希望が通りやすくなる」「多少の遅刻を許される」といったケースもあります。
また、スタッフによってはフリーのお客さんを優先的に回してくれるので、稼ぎやすくなるのもメリットです。さらに、嫌いなタイプのお客さんをNGにしてくれるなど、いろいろと便宜を図ってもらえる場合もあります。
結婚できるかもしれない
風俗の世界でも、結婚願望の強い女の子は多いです。多くの男性に性的サービスを行う仕事に就いているからこそ、幸せな結婚生活に憧れてしまうのかもしれません。
また、一般の男性と付き合っていると、結婚したくてもできない場合があります。風俗のお仕事は偏見を持たれやすいので、男性が結婚に踏み切れなかったり、男性の親族が認めてくれなかったりすることがあるからです。その点で言えば、風俗店のスタッフと付き合えば結婚できる可能性が高くなります。

私の周りにはいませんでしたが、実際に風俗嬢とお店のスタッフが結婚した話は聞いたことがあります。ただ、そこまで多いケースではないと思いますよ。いろいろと融通を利かせてくれるのは嬉しいですが、ほかのキャストから嫉妬されたり、嫌がらせされたりといったことは多そうですね。
デメリット・リスクは?
店内恋愛は、基本的にデメリットやリスクが多い行為です。スタッフから色恋管理されることもあれば、仕事に身が入らなくなることもあります。また、お店によっては厳しいペナルティを課せられるので、覚えておきましょう。
色恋管理をされる
たとえばホストクラブの場合、ホストが女性客を色恋管理することは珍しくありません。恋愛感情を抱かせることで、たくさんのお金を使ってくれるようになるからです。実はこのような色恋管理は、ホストだけでなく風俗の世界でも行われています。
お店のスタッフと恋愛関係になると、相手から色恋管理されるリスクがあります。自分は恋愛関係だと思っていても、スタッフからはキャストのひとりとしか見られていないケースは少なくありません。散々お店のために働かされた結果、最後には捨てられてしまうこともあります。
仕事に支障が出る
風俗で働く女の子は、初めて会う男性客に性的なサービスを行わなくてはなりません。もし、お店のスタッフと恋愛関係になった場合、今まで通りの接客ができるでしょうか。
自分の好きな人がすぐそばにいるのに、他の男性とエッチなことをするのは難しいものです。「お仕事だから……」と割り切っていたとしても、プレイ中に彼の顔を思い出してしまうかもしれません。
接客に身が入らなくなると、お客さんのクレームも増えるでしょう。また、評判が極端に悪くなれば、お店から解雇されてしまうかもしれません。さ風俗店は横のつながりがあるので、スタッフと恋愛関係だったことが知れ渡ると、今後は業界で働きにくくなる可能性もあります。
女の子だけでなく、男性スタッフの仕事にも支障が出ることもあるので注意しましょう。女の子が割り切ってきちんと働いていても、彼がお客さんにヤキモチを妬いてしまうかもしれません。その結果、「風俗のお仕事を辞めてほしい」とお願いされることも考えられます。
“風紀”による厳罰を受ける
風俗用語での風紀とは、キャストと男性スタッフが恋仲になることを意味します。ほとんどの風俗店ではキャストとスタッフが恋愛関係になることを禁止しています。
お店が店内恋愛を禁止している理由は、お店の中が乱れてしまうからです。スタッフが特定のキャストをひいきすると、ほかの女の子から不満の声が上がるかもしれません。他にもさまざまなトラブルが発生する恐れがあるので、多くの風俗店では風紀を禁止しています。
店内恋愛がバレた時の罰則は、お店によって異なります。罰金だけで済むケースもありますが、どちらか一方の解雇、もしくは2人とも辞めさせられるかもしれません。また、女の子が運良くお店に残れたとしても、ほかのキャストからの風当たりは強くなります。
ほかのキャストの反感を買う
前半で解説したとおり、スタッフと恋仲になれば仕事の面で配慮してくれるメリットがあります。新規やフリーのお客さんを優先的に回してもらえることもあるでしょう。ですが、それは他のキャストのお仕事を奪うことを意味します。
スタッフが特定のキャストをひいきするのは、風俗店では決して許されないことです。女の子自身の人気だけで高い売上を達成しているキャストならまだしも、そうでもない女の子は間違いなく周りの反感を買うでしょう。
その結果、キャストが何人かお店を辞めてしまうかもしれません。特定のキャストをひいきするスタッフのいるお店では、誰も働きたいとは思いません。辞めるまでいかなくても、キャストのモチベーションが下がり、お店の売上に影響する恐れもあります。
さらには、キャストがスタッフの言うことを聞かなくなる、仕事に手を抜いてクレームが増える、などの事態が考えられます。ここまで悪化すると、お店としては店内恋愛しているキャストとスタッフに何らかの対処をしなくてはなりません。
金づるにされる
風俗嬢と男性スタッフの間では、収入金額に大きな差があります。女の子が1日で30,000~50,000円を稼ぐのに対して、固定給である男性スタッフは日給換算で10,000円程度しかもらえません。
言い寄ってくる男性スタッフの中には、最初から金づるにするために近づいてくる男性もいます。そのようなスタッフと付き合うと、やがて相手が働かなくなってヒモになることもあるでしょう。
最悪なのは、女の子が風俗のお仕事を辞めづらくなることです。相手は女の子の収入が目的なので、無理にでも彼女を働かせるでしょう。また、女の子側も「風俗を辞めたら捨てられるのでは……」と考えてしまい、ストレスを抱えたまま働くハメになります。

私の知り合いはお店のスタッフと恋愛関係になっていましたが、付き合っていた彼が働かなくなったそうです。風俗嬢のお給料があれば、男性は働かなくても生活できてしまうからです。女の子としては何となくイヤですよね。やっぱり、風俗嬢にとって店内恋愛はデメリットしかないです。
風俗嬢が店内恋愛を回避するには?
店内恋愛を禁止しているお店で働く場合、女の子はルールを守らなくてはなりません。それでは、どうすれば店内恋愛を回避することができるのでしょうか。
アプローチされてもいっさい相手にしない
少しでも気のあるような態度をとると、相手からしつこく言い寄られる恐れがあります。しつこく猛プッシュされてしまい、結局折れてしまったケースは珍しくありません。そのようなことにならないよう、いっさい相手にしないのが得策です。
上の人に相談する
「キッパリ断ったのに言い寄られる」「しつこく迫られる」というケースでは、マネージャーや店長など、スタッフの上司に相談するのがおすすめです。ほとんどの風俗店では、スタッフがキャストにアプローチすることを禁止しているので、適正に処理してくれます。

私も風俗で働いているとき、男性スタッフから言い寄られたことは何度かありました。でも、そのたびに「彼氏と同棲しているからごめんね」と軽く流していましたよ。ほとんどの男性は、この言葉だけで諦めてくれました。それでも言い寄ってくるようなら、上の人に相談しましょう。
まとめ
風俗店のキャストとスタッフの恋愛は、とてもロマンチックなものに思えるかもしれません。ですが、実際にはデメリットやリスクのほうが大きく、女の子にとってプラスになることはほとんどありません。面倒なトラブルに巻き込まれる恐れもあるので、ここで紹介した
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