従業員へボーナスを支払っている企業は少なくありません。夏と冬の年2回にわたりもらえるボーナスは、社会人にとって嬉しい収入ですよね。そんなボーナスですが、実は風俗業界にもあることをご存じでしょうか。ここでは、風俗業界におけるボーナス事情についてまとめました。
そもそもボーナスとは？
「夏と冬にもらえる賞与」または「特別なお給料」といった認識の女の子がほとんどではないでしょうか。まずは、一般職におけるボーナスと、風俗業界におけるボーナスとのいくつかの違いについてご紹介していきたいと思います。
一般職におけるボーナス
企業が、従業員のモチベーション向上や労働に対する褒賞を目的として支給しているお給料です。毎月支払われるお給料とは違い、主に夏と冬の年2回にわけて支払われるのが特徴です。
ボーナスは、お給料の2～3ヵ月分が支払われることが多いですが、一般的に得別な決まりがあるわけではありません。2ヵ月分をボーナスとして支払うところが多いものの、中には1ヵ月分や3ヵ月分を支払うところもあります。また、そもそもボーナス制度がない企業も存在します。
風俗業界におけるボーナス
風俗業界にもボーナスはありますが、一般職におけるボーナスのように夏と冬に支払われることはありません。また、お給料の2～3ヵ月分が支払われるといったこともなく、独自の計算方法を用いることがほとんどです。
風俗業界におけるボーナスは、お店に貢献したキャストを労う目的で支払われます。また、ボーナスを支給することで、キャストのモチベーションアップを図ろうとするお店も少なくありません。
私が働いていた風俗店では、さまざまな種類のボーナスが用意されていました。一般職とは違い、こんなにいろいろなボーナスがあることにちょっと驚きましたね。そういう意味では、一般職よりも色々な意味で お得感がありますよね。
風俗嬢に支給されるボーナスの種類には何があるの？
多くの風俗店がボーナス制度を導入していますが、どのような名目のボーナスを支給しているかはお店によって異なります。ここでは、風俗業界で支給されることの多いボーナスの種類をご紹介しましょう。
入店祝い金
キャストが入店したことを祝って支給されるボーナスです。いわゆる入店祝い金ですがお店によって支給額は異なります。だいたい30,000～50,000円が一般的です。中には、100,000円ほどの入店祝い金が用意されることも。
ただ、入店祝い金を用意しているお店でも、入店すれば必ずしもボーナスが支給されるわけではありません。もし、キャストが1日で辞めてしまうとお店は大赤字なので、出勤日数が規定の日数を超えたら支給、といった具合に条件が設けられているケースがほとんどです。
皆勤手当
一般的な企業でも、皆勤手当を用意していることがありますが、風俗店でも支給しているところが少なくありません。一般職の場合、1日も欠勤がないときに支給されることが多いですが、風俗業界では規定の出勤日数をクリアしたときに支払われることが多いです。
お店によっては、遅刻や早退をしてしまうと、皆勤手当の受給資格を失ってしまうこともあるので、注意しましょう。支給条件は事前にお店に確認したほうが安心です。
特別出勤手当
繁忙期に出勤してくれたキャストに対し、感謝の気持ちを込めて支給されるボーナスです。年末年始やお盆休み、ゴールデンウィークなどは風俗店を利用する男性が増えるので、お店としてはできるだけキャストを増やしたいと考えます。ただ、繁忙期は休みを希望する女の子も増えるので、人材の確保は簡単ではありません。
繁忙期に出勤してくれるキャストを増やすため、風俗店は特別出勤手当を用意しています。キャストにとって繁忙期は稼ぎやすいうえに、ボーナスまでもらえるのでより効率よく稼げますよ。
紹介金
風俗嬢として働いている女の子が、友達や知人などをお店に紹介し、入店が決まったときに支給されるボーナスです。紹介料、紹介手当などと呼ばれることもあります。
基本的には、紹介した風俗嬢にボーナスが支払われますが、お店によっては双方に支払うこともあります。このあたりは、お店によってルールが異なります。支払われる金額は、30,000～50,000円くらいが相場です。
マスコミ手当
風俗情報誌や風俗関連のサイトなど、メディア取材を受けたキャストに支給されるボーナスです。メディア取材を受けるとお店が注目され、売上がアップするので、お店としては取材を受けてほしいと考えています。
しかし、風俗情報誌やサイトなどには、インタビュー記事だけでなくキャストの顔写真も掲載されます。そのため、身バレを嫌うキャストの多くがメディア取材を嫌がるのです。お店としては何とか取材を受けてほしいので、このようなマスコミ手当を用意することがあります。
私が風俗嬢として働いていたときは、入店祝い金や皆勤手当て、マスコミ手当などほとんどのボーナスはもらった覚えがあります。基本のお給料とは別に収入が増えるので、シンプルに嬉しいですね。ただ、ボーナスの支給条件が厳しいお店もあるので、前もって確認しておいたほうがいいですよ。
風俗嬢に支給されるボーナスの注意点
ボーナスを用意している風俗店は多く、求人広告を見ていると魅力的な内容が記載されていることも少なくありません。ただ、あまりにも魅力的すぎるボーナスをアピールしている求人広告は、以下のような注意点があるので覚えておきましょう。
制度そのものが存在しない
ボーナス制度を導入している風俗店は多いものの、すべてのお店が用意しているわけではありません。ボーナスがあるつもりで面接を受けて入店したのに、実際には制度そのものがなかった、といったことがないように事前に確認しておきましょう。
達成が困難な条件が設定されている
実際にこのようなお店は少なくないので、注意が必要です。風俗店としては、人材は確保したいものの余計な出費はしたくないのが本音です。そのため、「入店祝い金10万円支給！」のように魅力的な内容を掲載して女の子を集め、実現が困難な支給条件を課すケースが少なくありません。
支給条件として、「待機時間10時間以上で週に6日以上勤務、遅刻や早退、欠勤などがなかった場合に限る」といった条件を課すことも。中にはもっと厳しい条件が提示されることもあるので、注意してください。
ダミー求人
たとえば、オナクラや風俗エステのキャストとして募集し、実際にはデリヘルやソープなどに女の子を回そうとする悪質なダミー広告はよくあります。オナクラや風俗エステはソフトサービス主体の業種なので、女の子から人気があり、応募数も多いのです。
それを逆手にとり、魅力的なボーナスと併せて女の子を集めようとする広告は少なくありません。騙されないように注意しましょう。
エステやオナクラのダミー面接について詳しく知りたい方はコチラ
私が勤務していた風俗店でも、ボーナスをもらうための条件はありましたが、そこまで厳しくはなかったです。友人の働いていたお店はとても条件が厳しく、1回もクリアしたことがないとぼやいていましたね。お店によってかなり違うので注意してください。
まとめ
さまざまなボーナスを用意している風俗店がたくさんあるので、きちんと条件をクリアすればさらに多くの報酬をゲットできる可能性があります。ただ、中には実現不可能な条件を達成しないともらえなかったり、ダミー求人であったりする場合もあるので、そこは注意が必要です。どのような条件できちんとボーナスが支払われるのかなど細かいことですが大切なことなので面接時にお店の方に質問したりネットで検索して確認してみた方がいいでしょう。
コメント