膣トレグッズの選び方！膣トレをするとどんな効果がある？

膣トレにはさまざまな効果があります。上手く行えば健康に良いトレーニングですが、恥ずかしくてなかなか始めにくい女性は多いでしょう。また、始めようと思っても、初心者だとどうやれば良いのか分からないですよね。

そこで、今回は膣トレのやり方や効果、どんなグッズが良いのかなどを詳しく解説します。膣まわりの筋肉をしっかり鍛えたいなら、この記事を参考にして今すぐトレーニングを始めてみましょう。

膣トレとは？

女性の膣圧は筋肉の衰えとともに低下するものです。また、出産を経験すると気がつかないうちに緩むことがあります。ですが、安心してください。緩んでしまった膣は、トレーニングによって元の状態に戻すことができます。

骨盤底筋を鍛えるトレーニング

恥骨から尾骨までにある筋肉を「骨盤底筋群」と呼びますが、これらの筋肉を鍛えることが膣圧トレーニングの目的です。膣トレを始める前に、まずは自分の膣圧がどの程度低下しているのかを調べてみましょう。

調べ方は、まず膣内に2本指を挿入して内部を締めるようなイメージで力を入れます。その時に指を強く締め付ける感触があれば、それほど緩んではいません。逆に、あまり感じないようなら、そろそろ膣トレを始めたほうが良い時期だといえます。

骨盤底筋は筋肉です。筋肉である以上、鍛えれば鍛えるだけ効果が出ます。そして、この筋肉に年齢は関係ありません。膣トレは何歳になっても始められることを覚えておきましょう。

膣トレの効果やメリット

膣トレは男性のためにあると思っている女性もいますが、決してそうではありません。膣トレは女性自身のためでもあります。特に「セックスの時に以前より感じない」「オーガズムの経験がない」という人には、膣トレは最もおすすめの方法です。また、膣トレは尿漏れを防止する効果もあります。

膣の締まりが良くなる

膣内の筋肉を鍛えれば締める力は強くなります。その力の強さはセックスの時に男性に伝わるので、お互いに感じやすくなるのもメリットです。骨盤底筋は自分で意識して動かさないと退化してしまうので、膣トレで筋肉量をキープしましょう。

体が冷えにくくなる

筋肉の役割のひとつは、血液の循環を良くすることです。膣トレで骨盤底筋を鍛えれば、それだけ骨盤内の血流が良くなります。下半身の血液の流れがスムーズになれば、身体の全体を温めて、冷え性改善の効果が期待できます。

濡れやすくなる

膣トレで膣まわりの血流が良くなると、体液の分泌が活発になり濡れやすい体質になります。また、膣圧が上がることでセックスの時に男性器の動きを内側からより感じるようになるので、気持ち良さがアップします。

姿勢が良くなる

骨盤底筋は様々な筋肉と連動しています。これは、手首を動かせば腕の筋肉も動くのと同じ原理です。骨盤底筋は横隔膜や腹横筋などと連動しているので、膣トレによってそれらのインナーマッスルも鍛えられます。

また、インナーマッスルは体幹を強くします。体幹が弱くなると猫背になったり腰が曲がったりするので、膣トレにより体幹が強くなれば、普段の姿勢を矯正する効果が期待できます

便秘や尿漏れ防止になる

骨盤底筋は膀胱や子宮、直腸を支えています。さらにもう一つの役割として排泄のコントロールがあります。骨盤底筋群は尿意や便意を催すと緩み、排泄が行われる仕組みです。すなわち、膣トレは便秘の解消や尿漏れを防止するのに効果があるわけです。

自分に合った膣トレグッズの選び方

膣トレグッズには初級者用から上級者用までさまざまなものがあり、それぞれ別の特徴があります。効果的なトレーニングをしたいなら、自分の身体にしっかり合ったものを選びましょう。

形状やサイズで選ぶ

膣トレグッズはボールタイプのものが一般的で、中には複数のボールがつながったグッズもあります。最初はボールひとつのものから使い始めて、慣れてきたらボールを増やしましょう。ボールの大きさは、初心者なら30mm以下の小さなものが良いです。

いきなり大きなボールのグッズを使うと、挿入する時に痛みが出ることがあります。膣トレは長く続けるのが肝心なので、焦って無理をしないようにしましょう。

重さで選ぶ

膣トレグッズは重さも様々です。大まかに「初心者向きのライト級」「中級者向きのミドル級」「上級者向きのヘビー級」の3つのタイプに分かれており、軽いものなら30g程度ですが、重くなると100gを超えるものもあります。

初心者が重いものを選んでも、股間から抜けやすいので膣トレに役に立ちません。まずは軽いものから始めて、慣れてきて締め付けが強くなってきたら大きいものに変えると良いでしょう。また、トレーニング時間も重要です。長時間にわたって挿入し続けると、膣の内部を傷つけることがあるからです。

初心者向き

重量が30～50gぐらいのものが、初心者向きのグッズとされています。最初のうちは一番軽いものを挿入して、1～2時間ほどの膣トレをクリかしていきます。慣れていたら挿入時間を長くし、5時間を超えるのを目標にしてください。数時間入れても大丈夫になれば、ボールをミドル級のものにレベルアップします。

中級者向き

中級者向きのグッズは、重さが50g～70g程度のものです。初心者向きのグッズでも十分に鍛えられますが、さらに強い締めつけが欲しい女性はこちらを使ってみましょう。

また、膣トレになれてきたら、ローターやバイブ機能が付いているグッズを使うのも良いでしょう。膣トレをしながらひとりプレイを楽しめるほか、振動を感じることで膣圧がアップしたことを実感できます。

上級者向き

上級者向けのグッズとしては、70～100g以上の最重量タイプがあります。挿入するとかなりの重みを感じるので、トレーニングに慣れた人やもっと鍛えたい人におすすめです。この重さに耐えられるようになれば、尿漏れがなくなるなど効果がはっきりと出てきます。

機能で選ぶ

膣トレグッズの中には、さまざまな機能が付いているものがあります。ワンランク上のトレーニングをやってみたいなら、機能面からグッズを選んでみることをオススメします。

バイブ機能付き

バイブ機能付きの膣ボールは、膣トレをしながら気持ち良さを楽しめるグッズです。挿入後に振動が起こってきたら締め、収まったら緩める……という動きを繰り返してトレーニングします。

中には本体のタッチセンサーで膣圧を自動計測し、最適な振動に合わせてくれるものもあります。少し値段は高くなりますが、短時間でより効果的なトレーニングできるところは見逃せないポイントですね。

膣圧計測機能付き

また、膣圧を計測してくれる膣ボールもあります。これはスマホと連動しており、計測結果をアプリ画面で見ることができます。また、画面に「何秒締めて何秒休む」「残り何セット行う」「膣トレ履歴」まで示されるので、トレーニングがはかどりますよ。

膣トレと併せて膣ケアもしよう

女性の膣は構造がかなり複雑な器官です。さらに、膣まわりには汗や皮脂、尿などがつきやすく、奥には恥垢もたまりやすいです。だからこそ、膣ケアをして清潔に保ちましょう。

膣の保湿をきちんとする

膣はデリケートな部分なので、まずは洗い方に注意しましょう。外陰部を洗う場合、皮膚が強い人はボディソープをつけて洗っても大丈夫ですが、弱い人はお湯だけにしておくと無難です。

洗った後はクリームをつけて保湿してください。デリケートゾーンは粘膜でできているので、潤いが失われると老化を早めることになります。特にアンダーヘアーを剃ったり脱毛したりしている人の場合は乾燥しやすいので、必ずクリームを塗ってうるおいをキープしましょう。

過剰に洗いすぎない

排尿時や月経時にビデを使用する人がいますが、それは間違っています。ビデは本来はセックスの後に使用するものです。普段からビデを頻繁に使っていると、使い過ぎによって膣内にある常在菌を減らしてしらいます。常在菌が減ると膣炎などのトラブルのもとになるので、洗い過ぎに注意しましょう。

おりものの状態をチェックしよう

おりものを見れば、自分の健康状態を判断することができます。おりものとは子宮や膣から出てくる分泌物であり、老廃物を排出するほかに細菌の侵入をブロックする役割も担っています。

健康であれば、おりものの色は透明に近い乳白色をしています。下着に付着したり外に出ることで黄色に変化しますが、その黄色が濃かったり、色が緑色や茶色、あるいは血が混じったりしていなければ問題ありません。

正常であれば、おりものは粘り気のある液体状です。ヨーグルトや酒粕、黄色い膿のようになっている場合は、膣炎などの病気が疑われます。においと色は重要な判断材料になるので、しっかり確認しておきましょう。

まとめ

健康面以外でも、膣トレは色々な効果をもたらしてくれます。感度が上がって濡れやすくなるほか、セックス時に男性に喜んでもらえるという効果もあります。愛される女性になるための方法として、日常生活の中に膣トレを取り入れてみてはいかがでしょうか。また、トレーニングだけでなく、膣をケアすることも忘れないでくださいね。