いつの時代でも女の子に人気のナイトワークといえばキャバクラですが、近年ではネットキャバクラやオンラインキャバクラに注目が集まっているのはご存じですか?ネットを利用したサービスだとは何となくわかるものの、具体的にどのようなお仕事なのか気になりますよね。ここでは、ネットキャバクラの仕事内容や給料などを詳しく解説します。
そもそもネットキャバクラとは?
ネットキャバクラとは、近年注目を集めている新たなサービス業です。店舗を構えず、オンラインでのみ接客を行っているのが特徴です。まずは、ネットキャバクラに関する基本的なことを理解しておきましょう。
ネット上で接客をするキャバクラ
一般的なキャバクラは、店舗を構えて、来店したお客さんにお酒を提供し、キャストの女の子たちが楽しい時間を提供しています。一方のネットキャバクラは、ネット上でのみのサービスとなり、店舗という物がありません。
具体的には、テレビ電話を利用して接客を行います。パソコンやスマホのモニター越しにお客さんと対面し、楽しくお喋りしながらお酒を飲むのです。もちろん、お酒でなくても構いません。ネットキャバクラを利用する方の多くは、女の子との会話を楽しみたいと考えているので、中にはお酒を飲まないお客さんもいます。
ネットキャバクラと普通のキャバクラの違い
もっとも大きな違いは、お客さんに直接的な接客を行わないことが挙げられます。ネットキャバクラは、オンラインでのみのサービスなので、お客さんと直接会うことがありません。お互い離れた場所から、ネットを通してやり取りを行います。
一般的なキャバクラのキャストとして働く場合、お店へ出勤しなくてはなりませんが、ネットキャバクラなら不要です。ネットに接続できる環境が整っていれば働けるので、自宅でお仕事ができます。
お客さんと直接会わないことから、同伴やアフターなどもありません。また、ノルマやペナルティがないケースが多いので、初めての方でも安心して働けます。
しかし、お給料が完全歩合制で保証がない、同伴バックやドリンクバックなどのインセンティブを得られない、といったデメリットもあるので覚えておきましょう。
価格も安く人気急上昇中
キャバクラは高いイメージを持つ方は少なくありません。実際にはリーズナブルな価格で利用できるお店も多いのですが、それでも30分4,000~6,000円程度の出費は覚悟する必要があります。
一方、ネットキャバクラは、30分2,000円程度で遊べることがほとんどです。店舗を構えて営業しているキャバクラに比べ、半分以下の金額で利用できるので、幅広い年齢層の方から支持されています。
ネットキャバクラは「キャバクラに行ってみたいけど高そうだから…」といった層の男性客を取り込むことに成功しているのです。今後もますます需要の高まりが期待できるので、利用者はさらに増えるでしょう。
キャバクラの相次ぐ休業・閉店の中キャバ嬢からの期待も大きい
2020年の初頭から広がりを見せ始めた新型コロナ。その影響は各方面へと広がり、特に観光や飲食業界に甚大なダメージを与えました。東京新宿や銀座、六本木などで営業していたキャバクラもどんどん閉店や休業に追いやられ、仕事を失ってしまったキャバ嬢が大勢います。
お店が潰れてしまった、休業してしまったといった状況に追い込まれたキャバ嬢が、ネットキャバクラの利用を始め、キャバクラで飲みたいが、自粛で盛り場に行けない男性からも支持され、ネットキャバクラに注目が集まったのです。こうした背景もあり、今では多くのキャバ嬢がネットキャバ嬢として活動しています。
チャットレディとは別物
ネットキャバクラやオンラインキャバクラをネットで検索すると、チャットレディについて説明されたサイトが出てきます。そのため、ネットキャバクラとチャットレディを混同してしまう方もいますが、実際にはまったく別物のサービスなので注意してください。
どちらも、ネットを利用したサービスであることは共通していますが、チャットレディはアダルトな要素も含むお仕事です。チャット相手の男性からエッチな要求をされることも珍しくありません。ネットキャバクラは、あくまでキャバクラのオンライン版なので、アダルトな要素は一切ないのです。

私が働いていたお店も、さまざまな事情が重なって休業してしまい、仕事がなくなってしまいました。そんな中、見つけたのがネットキャバクラのお仕事です。最初は不安もあったのですが、今ではネットキャバクラの方がずっといいなと思えるようになりましたよ。
ネットキャバクラの仕事内容
キャバ嬢として働いた経験がある方でも、ネットキャバクラではどのように働けばいいのか、わからない方も多いのではないでしょうか?ここでは、具体的なネットキャバクラでの仕事内容について見ていきましょう。
お客さんをトークで楽しませるのが仕事
リアルなキャバクラでもネットキャバクラでも共通するのは、利用してくれるお客さんに楽しい時間を提供するお仕事だということです。お客さんといろいろな会話をしながら、ときには盛り上げたり共感したりし、とにかく楽しい時間を提供します。
リアルなキャバクラでは、お客さんにお酒を作ったり、タバコに火をつけたりしなくてはいけませんが、ネットキャバクラでは不要です。お客さんと対面してのサービスではないので、体を密着させて座ることもなければ、体を触られる心配もないのです。
仕事の流れ
一般的なキャバクラは、お店の求人に応募して面接を受け、その後体験入店を経て本格的にお仕事スタートという流れです。ネットキャバクラでは少々異なるので、大まかな流れをご紹介します。
サイトに登録
ネットキャバクラのお仕事を始めるには、サービスを提供しているサイトに登録しなくてはなりません。現在では、いくつものネットキャバクラサイトがあるので、その中からよさそうなところを選んで登録します。
登録の方法は各サイトごとに異なりますが、多いケースとしてはLINEでお店を友達追加し、お仕事の流れなどを聞いたうえで登録します。登録が無事に済めば、待機時間に関することなど説明をされるので、漏らさず聞きましょう。事前に何時から何時まで待機できるかを、お店に伝えるスタイルのサイトが多いようです。
お客さんが来たら接客
多くのネットキャバクラサイトでは、キャストの顔写真などを掲載しています。お客さんは、その中から気に入ったキャストを選んで指名します。ですが、リアルなキャバクラと同様、指名をせずフリーで利用する方も少なくありません。
接客につくタイミングは、サイト側から指示されるので心配不要です。大体1セット1時間で設定しているサイトが多いので、時間内は頑張って接客しましょう。ネットキャバ嬢は、接客した時間に応じた報酬を得られるので、いかにお客さんに延長してもらえるかが稼ぐためのコツです。
接客が終わったら再度待機
時間が終了し、お客さんが延長をしなければ、そこで一旦接客は終わりです。お別れのときは、きちんと挨拶をすることを忘れないでください。よい印象を与えておけば、今後指名をしてくれる可能性がアップします。
接客が終われば、再び声がかかるまで待機になります。基本的に、待機している時間は自由に過ごせます。ですが、間髪入れずに次のお客さんがくる可能性もあるので、服やメイクはそのままの方が良いですね。
在宅と通勤の2つの働き方
在宅で働けることから大人気のネットキャバクラですが、実は店舗に通勤して働くケースもあります。在宅と通勤、それぞれの働き方における特徴や違いなどを把握しておきましょう。
在宅での仕事
ネットキャバクラサイトにキャストとして登録し、自宅からネットを介してお仕事をします。zoomのような動画アプリを利用することが多く、自由な服装で働けます。
在宅は事情があって自宅から離れられない方や、時間を有効に活用して稼ぎたい方におすすめです。1セット1時間程度なので、すきま時間に稼ぐといったことも可能です。
もともとキャバ嬢だった方で、結婚を機に専業主婦になった方にもネットキャバクラはおすすめですね。時間に融通もきくので、家事をしながら働く事も出来ます。
通勤での仕事
店舗を構えて営業しているキャバクラが、ネットキャバクラの運営に乗り出すケースも増えています。また、事情により店舗での営業ができなくなったキャバクラが、売上を確保するためにネットキャバクラに手を出すケースは少なくありません。
この場合、キャバクラの店舗に通勤してお仕事をします。といっても、店舗での直接的な接客は一切行わず、店内でチャットに繋いで接客を行うのです。
服装などは、その店舗のルールに則ります。多くのキャバクラはキャストにドレスの着用を課しているので、ネットキャバクラでもドレス姿で接客することがほとんどです。
客層の特徴
ネットを利用したサービスなので、当初はライト層の若者や、IT系のビジネスマンが多くを占めていました。現在は少しずつzoomやネットキャバクラの認知度が高まり、中高年のおじさんがメイン客層となっています。
リアルのキャバクラに通っていたおじさんが、ネットキャバクラを利用し始めてそのままハマってしまうケースもあるようです。おじさんはITに疎い方も多いので、ネットキャバ嬢がいろいろレクチャーしてあげることもあるのだとか。
また、ネットキャバクラを利用しているお客さんの中には、女の子のお客さんもいます。リアルのキャバクラに女の子が足を運ぶのはハードルが高いですが、ネットキャバクラなら簡単に利用できます。。その為、同性とお話したい、ネットキャバ嬢に興味がある、といった女の子の利用が多いようです。

私はキャバ嬢の経験もない状態から、在宅でお仕事を始めました。最初は手探りでしたが、もともとお喋り好きだったから、すぐなじめましたね。中高年のおじさまたちが多いですが、ときどき女の子からも指名されます。色々相談に乗ってあげたこともありますよ。
ネットキャバクラの給料はどれくらい?
キャバクラといえば、ナイトワークの中でも特に稼ぎやすい業種として知られています。では、ネットキャバクラではいったいどれくらいの稼げるのでしょうか。
給料の仕組み
一般的なキャバクラは、時給制を採用するお店がほとんどです。お店に出勤さえしていれば、実質的な接客時間が少なくても、時間分のお給料はもらえます。一方、ネットキャバクラは完全歩合制なので、接客が伴わないことには報酬が発生しません。
ネットキャバ嬢のお給料も時給制ではありますが、あくまで接客した時間が対象です。つまり、待機しているあいだは時給が発生しないので注意が必要です。時給は登録するネットキャバクラサイトによって異なりますが、大体2,000~4,000円くらいが多いようです。
指名ありの場合の時給は4,000円ほど
ネットキャバクラでも、一般的なキャバクラと同様に指名制度があります。お客さんは好みのキャストを指名でき、指名されたキャストには指名バックがインセンティブとして加算されます。
指名料は全額バックといったネットキャバクラサイトが多いので、その場合には時給4,000円、それ以上になることも珍しくありません。時給4,000円以上なら、店舗営業しているキャバクラとほとんど変わりませんよね。
ボトルバックがある場合も
実店舗を持つキャバクラが、ネットキャバクラのサービスも行っている場合には、ボトルバックが発生することがあります。お客さんが新たにボトルを入れてくれた時、キャストに入るのがボトルバックです。
また、在宅で働くケースでも、ネットキャバクラサイトの運営がキャストの自宅にお酒のボトルをあらかじめ送っていることがあります。お客さんからドリンクを勧められたときに、画面越しに開栓するのです。このケースでも、ボトルバックやドリンクバックが発生することがあります。

私の利用していたネットキャバクラサイトでは、時給3,000円でした。指名が入ったときには、4,500円くらいになりましたね。ネットキャバクラはあまり稼げないといった話も耳にしますが、実際にはそんなことないと思いますよ。
ネットキャバクラで働くメリット・デメリット
多くのメリットがあることから、現在では大勢の女の子がネットキャバ嬢として働いています。しかし、メリットだけでなくデメリットも少なからずあるので、どちらも理解しておかねばなりません。
メリット
ネットキャバ嬢としての働き方を選ぶ女の子が増えているのは、それだけのメリットがあるからだと考えられます。お店が休業中でも働ける、お客さんから触られない、同伴やアフターが無いなど、メリットはたくさんあります。
勤めるお店が休業中でも働ける
新型コロナの流行により、多くのキャバクラが休業に追いやられました。仕事のないキャバ嬢にとって、ネットキャバクラはお店が再開するまでのセーフティーネットにもなっています。
また、今後何らかの理由でお店が休業や閉店となった場合も、ネットキャバ嬢として食いつなぐことが可能です。新しく勤めるお店を見つけるまでのつなぎや、減った収入を補うために利用するといったこともできます。
地方と都心で給料の差がない
リアルなキャバクラは、店舗や地域によって驚くほど給料に差が生じることがあります。特に地方と都心の店舗では、時給が2,000円近く違うといったことも珍しくありません。
ネットキャバクラの場合、ネット環境さえ整っていれば全国どこからでも利用できます。地域による給料の格差がないので、地方在住の方も稼ぎやすいのです。もちろん、利用するネットキャバクラサイトごとに時給は異なるので、そこはチェックしましょう。
おさわりされることがない
基本的にキャバクラでは、キャストへのお触りは禁止です。しかし、お客さんによってはお酒の勢いもあり、キャストの胸や太ももなどに触ろうとする方も少なくありません。強く拒否するのも難しいので、結局キャストは泣き寝入りする羽目になってしまいます。
ネットキャバクラは、直接的な接客を行うわけではないので、この様な心配がありません。これも、ネットキャバクラはキャバ嬢初心者におすすめといわれる理由ですね。
ノルマや罰金がない
多くのキャバクラでは、キャストにノルマを課しています。月の売上や指名獲得数のノルマなどがあり、キャストはクリアするために必死で働かなくてはなりません。ノルマをクリアできなかったときには、ペナルティを課せられることもあります。
こうしたノルマやペナルティがないのも、ネットキャバクラの魅力です。一般的なキャバクラでは、厳しいルールがいくつも設けられていて、破るごとに罰金などが課せられます。それがないのは、嬉しいポイントといえるでしょう。
私服での勤務がOKの場合もある
在宅で働くケースでは、服装にこれといった決まりがないケースもあります。キャバ嬢の服装といえばドレスが一般的ですが、ネットキャバクラサイトの中には、カジュアルな服装でもOKといったところがあるのです。わざわざ用意する必要がなく、好みのファッションで働けるのでモチベーションも上がりそうですね。
同伴やアフターがない
たくさんのお金を使ってくれるお客さんから、同伴やアフターを申し込まれるとなかなか断ることはできません。同伴やアフターとなると、プライベートな時間を切り売りしなくてはならないので、嫌がるキャストは多いです。直接的な接客が伴わないネットキャバクラなら、同伴やアフターは一切ありません。
お酒が飲めなくても働ける
普通のキャバクラでも、お酒の飲めないキャバ嬢はいます。ただ、飲めたほうがドリンクバックを得やすく、お店としてもなるべく飲める子を採用したいと考えています。ネットキャバクラは、お酒を飲んでいるフリをしてジュースを飲んでいてもバレません。会話がサービスのメインなので、お酒を飲める飲めないは関係ありません。
デメリット
多くのメリットがあるネットキャバクラのお仕事ですが、やはりデメリットもあります。デメリットについてもきちんと理解しておきましょう。
やっぱり実店舗の方が稼げる
ネットキャバクラよりも、実店舗営業しているお店の方が、高い時給を設定していることが多いです。ネットキャバクラは待機時間に時給が発生しませんが、実店舗ならとりあえず出勤さえすれば時間分のお給料は保証されています。
また、ネットキャバクラは場内指名バックや同伴、アフターバックなどがありません。これも、実店舗より稼げないといわれる理由です。
指名を増やす難易度が高い
普通のキャバクラなら、体を密着させたり、お酒を美味しそうに飲んだり、色々工夫しながらお客さんにアピールし、指名につなげられますが、ネットキャバクラではそれができません。
ほぼ会話のみに頼ったコミュニケーションしかとれないので、簡単に指名を増やせないのです。指名を増やすには、高度な会話スキルやコミュニケーションスキルが求められます。リアルなキャバクラではそこそこ人気のあったキャバ嬢でも、ネットキャバクラではほとんど指名がとれない、といったことも珍しくありません。
同業者から批判されることがある
新しい業態なので、批判的な目を向ける同業者も少なくありません。ただでさえ新型コロナの影響で客足が遠のいているお店が多いので、余計に厳しい目を向けられるのです。銀座や六本木などは、独特の文化が形成されているエリアなので、ネットでサービスを提供していると批判されることが多いようです。
セクハラ発言をされることはある
キャストがお客さんからセクハラ発言をされるのは、キャバクラではよくあることです。キャバ嬢歴の長いキャストならうまくかわせるのでしょうが、日の浅いキャストなら傷ついてしまうことも少なくありません。
ネットキャバクラでも、こうしたセクハラ発言をされることはあります。お互いが離れた場所にいて、触りたくても触れないので卑猥な発言をしてしまう、といった方もいるのかもしれません。
お酒を飲んで気持ちよくなったお客さんが、勢いでセクハラ発言をしてしまうケースも少なくありません。このようなことは、普通のキャバクラでもよくあることなので、気にするだけ時間のムダです。ここで上手くかわせるかどうかが、稼げるネットキャバ嬢になれるかどうかの境目かもしれません。

私としては、ネットキャバクラはメリットのほうが多いと感じました。お客さんから触られないというのが何より良かったですね。ただ、デメリットがあるのも事実なので、自分に合わないと思ったらやめておいたほうがよいかもしれません。
ノンアダルトチャットレディになるという選択肢もある
チャットレディも、ネットキャバ嬢同様にネットを介して男性と会話を楽しむお仕事です。アダルト色の強いライブチャットサイトもありますが、完全なノンアダルトサイトもあります。
ノンアダルトのチャットレディなら、男性から卑猥なことをいわれる心配はありません。利用している男性も、純粋に女の子との会話を求めている方ばかりです。しかも、チャットレディは1分単位で報酬が発生し、サイトによってはかなりの高単価が設定されているので、ネットキャバ嬢以上に稼げる可能性があります。
しかし、会話のみで男性に満足感を与えなくてはならないので、トークスキルやコミュニケーションスキルは求められます。話題に困らない様、日頃からさまざまな話題をニュースや新聞などで仕入れることも大切です。
チャットレディも、働くうえでメリットやデメリットがあるので、興味がある方はどちらもきちんと理解したうえで判断しましょう。

私もチャットレディには以前から興味を持っていました。そのうち、ネットキャバ嬢と並行してチャットレディにもチャレンジしたいなと考えています。アダルトのほうが稼ぎやすいようですが、ネットキャバ嬢でトークも鍛えられたので、まずはノンアダルトにチャレンジしてみようかな。
まとめ
ネットキャバクラは新型コロナの影響でお店が休業になってしまったキャバ嬢や、在宅で稼いでみたい女の子におすすめです。今後コロナ禍の影響で、急にお仕事を失ったり、収入が減少しても、ネットキャバ嬢として稼げれば安心ですよね。メリットとデメリット、どちらもしっかり理解し、複数のネットキャバクラサイトを比較しながら登録するサイトを検討してみましょう。
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