風俗店に本番行為のイメージを持つ方は多いですが、はっきりと禁止されています。お店によってルールは異なりますが、本番行為について法律で規定されており、知らずに働いてしまうとトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。この記事では風俗で本番行為が禁止されている理由や、進んで行うことのデメリット、本番行為のリスクを避けて安全に働くためのお店選びの方法などを紹介します。これから風俗で働こうと思っている女の子は業界のルールとしてしっかり確認しておきましょう。
本番行為が禁止されている理由って何？
風俗店での本番行為に関係する法律として売春防止法と風営法が挙げられますが、なぜ風俗では本番が禁止なのでしょうか。これらの法律がどのように本番行為に関係するのか見ていきましょう。
法律違反になる
風俗店での本番行為は法律違反として処罰される恐れがあり、最悪の場合お店の摘発や営業停止といった自体に発展する可能性があります。どのお店でも本番行為は禁止ですが、お店が禁止しているのではなく法律で禁止されているのです。
売春防止法
売春防止法とは売春を助長する行為等を処罰し、場合によっては補導処分や保護更生の措置をとることによって売春の防止を図ることを目的として定められた法律です。では、売春とはどのような行為を指すのでしょうか。
条文では対価を得て不特定多数の相手と成功をすることを売春の定義としています。つまり、お店のサービス以外でお客さんからお金をもらって本番行為をすると、売春として判断されるのです。
また、女の子が本番行為をしていることを知っていながらお店側が黙認していた場合は、懲役刑や罰金刑に処されるケースがあります。本番行為をするのは女の子ですが、処罰の対象となるのはお店や代表者です。
風営法
風営法には主に営業停止に関する規定が記されており、法律で禁止されている行為をした場合、お店は営業停止を命じられると書かれています。法律で禁止されている行為には売春も含まれているので、万が一本番行為がバレてしまった場合は、お店が営業停止になる可能性もあります。お店が営業できなくなれば働くことができないので、本番行為は女の子にとっても大きなリスクです。
お店が摘発される
本番行為を女の子に強要している場合や本番行為を助長しているようなお店は、摘発される可能性があります。摘発とはお店に警察の捜査が入り社会的に犯罪行為が公にされることを意味し、被疑者がいる場合は最終的に逮捕されることがほとんどです。お店が摘発された場合、働いている女の子がどうなるのか気になるところですが女の子が逮捕されることはありません。本番行為をしていたとしても個人間の同意があれば法律的には問題なく、あくまでお店側が罰せられることになります。
ですが、万が一お店が摘発された場合は新しいお店を探すことになり、前に働いていたお店が摘発されたことがバレてしまうと採用や仕事に不利があるかもしれません。面接の時は、お店の名前を出すかどうかは注意してくださいね。
次もしなければならない
本番行為を一度でもしてしまうと、高い確率でもう一度本番をすることになります。様々な理由がありますが、一番の理由がお客さんの口コミです。本番をしたお客さんからネットなどを通して噂が広まり、本番行為ができる風俗嬢としてのイメージがついてしまう場合があります。そのような女の子には本番目的のお客さんがつくようになり、本番を拒むことでお客さんが離れてしまうリスクからせざるを得ない状況になってしまうのです。
性病のリスク増大
性病は粘膜の接触により感染するため、フェラチオや素股といったオーラルセックスでも感染する可能性はありますが、本番による感染の確率は高くなります。もちろんコンドームの装着などで対策をとることはできますが、中には女の子にバレないようにコンドームを外すお客さんもいるので、確実とは言えません。本番をする回数が多いほど性病感染のリスクは増していきます。自分の身体を守るためにも本番はしないようにしましょう。
私は本番行為をしたことはありませんが、同じお店で働いていた女の子がお店に内緒で本番をしていました。お小遣い稼ぎになると言っていましたが、結局お店にバレてしまいペナルティを受けていました。様々なリスクを考えると、本番は絶対にしないほうがいいですよ。
本番行為がバレるとどうなる？
女の子がお店に隠して本番行為をしたことが明るみになってしまった場合、風俗店によっては重いペナルティを課せられるだけではなく、業界で働きにくくなることもありデメリットは大きいです。どのようなペナルティがあるのか見ていきましょう。
給料が減らされる
多くの風俗店では本番行為をした女の子に対して減給や罰金といった形でペナルティを与えます。罰金を取ることは基本的に違法とされていますが、条件を満たせば合法になることがあるのです。労働基準法では「本番をしたら30万円の罰金」というようにあらかじめ罰金を定めることを禁止していますが、１回の額が平均賃金の１日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えない範囲でも減給は合法です。例えば、1日3万円稼ぐ女の子が月20日働いている場合、1日の罰金は1万5000円、1ヵ月の罰金は6万円が上限となります。
また罰金は天引きで徴収することが法律で決められているので、現金払いを求められた場合は法律違反となります。
解雇されてしまう
お店側からすれば、本番行為をする女の子をお店に在籍させるのは罰金や営業停止などのリスクしかありません。場合によってはお店自体に本番ができるお店のイメージがついてしまい、本番行為をしていない女の子にまでお客さんが本番を強要するといったトラブルも考えられます。そう考えると、お店や他の女の子にまで迷惑をかける女の子が解雇されてしまうのは当然かもしれませんね。
また風俗業界はお店同士の繋がりが強い傾向にあるので、解雇された後のお店探しにも影響することが考えられます。本番行為をしてクビになった女の子を欲しがるお店はありません。本番行為は様々な面に影響があることを覚えておきましょう。
お客さんが離れてしまう
本番行為をする女の子は人気も出やすいですが、飽きられるのも早いです。なぜなら風俗店において本番行為をすることは、それ以上先のサービスがなくなります。風俗に来るお客さんは淡い恋愛感情を抱きつつもあわよくばを考えている方も多く、一線を越えたことにより風俗に来る目的がなくなってしまうのです。さらに本番行為をする風俗嬢の認識を持たれ、性病のリスクやお店とのトラブルを警戒される可能性もあり、新規のお客さんを獲得することも難しくなります。本番行為をせずにお客さんを魅了し続ける風俗嬢こそ一流であることを覚えておきましょう。
私はお客さんから本番行為を求められたこともありますが、本番行為についてはお店側から厳しく言われていました。もしバレたら即解雇ですし、本番をしていたことが周りに知られたらと思うと怖いのでもちろん断っていました。デメリットのほうが大きいですので、絶対に行わないでくださいね。
風俗嬢が本番行為をしてしまう心理って？
女の子が進んで本番をするのには必ず理由があります。金銭的な理由が多いですが、それだけではありません。女の子がどうしようもなく本番をしてしまう時の心理、その状況に巻き込まれてしまう可能性についても知っておきましょう。
お金が稼げるから
女の子が本番行為をする一番の理由はお金です。例えば、1時間で1万円のサービスを行った場合女の子がもらえる金額は半分程度になります。本番行為をするとお客さんによっては数万円の対価をもらうことができ、お金は全て女の子のポケットマネーになるので普通に働くよりも稼ぎがよくなるのです。お金目的で風俗嬢を始める女の子は多いですが、更に稼げるとなれば本番行為に目がくらんでしまうこともあるでしょう。ですが本番行為のリスクを考えれば手を出さない方が安心ですよね。
相手が好みだったから
お客さんとして好みの男性が来た時に本番行為を求められた場合、断り切れずに本番をしてしまうことがあります。風俗に疑似恋愛を求めるお客さんは多いですが、時には女の子がその気になってしまう場合があるのです。お店での出会いがきっかけとなり真剣な恋愛に望む場合はリスクが少ないかもしれませんが、お店で本番行為をしてしまうこと自体が問題であることを理解しましょう。
お客さんを手放したくないから
風俗嬢にとって自分を指名してくれるお客さんや長くお店に通ってくれるお客さんをつかむことはとても大切です。特にお客さんからの指名は収入に直結するので、多くの風俗嬢はお客さんから指名してもらうための努力をしています。しかし簡単にお客さんをつかむことができるのも本番行為です。一度掴んだお客さんが他の女の子に移ってしまわないように本番をすることもあります。これは本番をすれば自分を特別に思ってくれるという心理が働いた結果ですが、デメリットの方が大きいですので行わないようにしましょう。
詐欺や相手の違反目当て
悪質な風俗店では、女の子が本番をした後に無理やり本番させられたことを訴え、お客さんにお金を請求する場合があります。これはお金欲しさにお店側と組んで行う場合もありますが、基本的には女の子が本番をしてお客さんに罰金や慰謝料を請求するという流れです。女の子側は詐欺として訴えられる危険もあるので絶対に加担してはいけません。
私は本番行為をしたことはありませんが、風俗店の中には詐欺目的で本番を強要してくるお店もあるようです。女の子は自分から本番をしないことも大事ですが、安全に働けるお店を選ぶことは安定して働くために大切なポイントになりますのでしっかり選ぶようにしてくださいね。
安全なお店で働く方法には？
数多くある風俗店の中にはいわゆる悪質店と呼ばれ、本番を強要したりするお店が存在します。そのようなお店は客層も悪いことが多く、本番を求めるお客さんが目立ちます。女の子が安心して働くためには、どのような点に気をつけていけばいいのかを見ていきましょう。
本番ができるお店で働く
本番行為は風俗店において悪いことですが、実は本番行為ができるお店もあります。本番をする女の子のほとんどがお金目的ですが、本番ができるお店はサービスの単価が高いことが多いです。そのようなお店は十分に稼げますし、本番行為によってお客さんやお店とトラブルになることが少ないです。ではどのようはお店だと本番をすることができるのでしょうか？
ソープランド
風俗業界においてソープランドは本番ができる風俗として認識されています。もちろん本番行為はどの風俗店でも禁止されていますが、ソープランドは入浴補助のサービスを提供する特殊浴場として営業しているので、お客さんがお店に支払う料金も入浴補助に対するサービス料という扱いです。そのうえでお客さんと女の子両者の同意があって本番をしても売春には該当しません。自由恋愛の延長として扱われるのでグレーゾーンではありますが、実際は本番行為を前提としたお店がほとんどです。
ソープランドであれば、お店に本番を強要されることもなければ、お客さんから本番を求められることもありません。お店が保証するのはあくまで入浴補助のサービスのみだけど本番も可能という共通認識があるのでトラブルも少なくなります。
ちょんの間
ちょんの間とは主に関西方面で使われる単語で、本番ができるお店や地域のことを指します。ちょんの間とはちょっとの間に行為をすることが語源になっており、プレイ時間は最大でも30分程です。ソープランドと同じく自由恋愛という建前のもと営業をしているので、法律違反にはなりません。お客さんも女の子も、本番をする認識を持っています。ソープランドに比べてプレイ時間が大幅に短いので稼ぎやすく感じますが、中には裏オプションで生挿入などの行為をして性病に感染する女の子もいるため注意してくださいね。ちょんの間として有名なのは関西最大の遊郭である飛田新地ですが、全国にも点在しています。
対策がしっかりしたお店で働く
女の子が安心して働けることを念頭に置いているお店では本番行為に対する対策を取っていることがほとんどですが、お店によって対策が異なります。悪質なお店ではほとんど対策をしていないどころかお店側が女の子に本番行為をするように促すこともあるほどです。これから風俗店で働く場合やお店を移る際は、本番行為に対してどのような対策を取っているかを確認し、安心して働くことができるお店を見極めてくださいね。
しっかりと女の子を守ってくれるお店を選ぼう
女の子を守ってくれるお店の目安として、お客さんに本番を求められた際の対策にSOSの合図や対処法を教えていたり、お客さんに対して本番行為の禁止を徹底させていたりと、スタッフの対応やお客さんに対するルールの周知が挙げられます。お店の雰囲気や具体的な対策のほか出張型や店舗型などの営業形態によって対応が異なるので、お店を選ぶ際はあらかじめ確認するようにしましょう。
衛生対策がちゃんとしているお店も重要
プレイ前の衛生対策がしっかり行われているのかも確認してください。ボディーソープが染みることで性病の疑いを確認できる殺菌消毒作用が強いグリンスや、イソジンやコンドームの支給を行っているお店は衛生対策がしっかりしていると言えます。特にS着店（スキン着用）と呼ばれるコンドームをつけてプレイをするお店です。性感染症のリスクを大幅に下げることから、女の子にとって安心できるお店ですよ。
もっとソフトなサービスのお店で働く
風俗店の中でもソフトサービスを提供するお店では本番行為の心配はほとんどありません。初めて風俗で働く際や本番行為のリスクを徹底的に回避したい場合は、ソフトサービスのお店を選ぶといいでしょう。ソフトサービスのお店にはこのようなタイプがあります。
オナクラ
オナクラは、女の子がお客さんのオナニーを手伝うお店です。基本的に手コキやコスプレといったソフトサービスなので、女の子が身体を使ってお客さんにサービスをすることがありません。全裸になることに抵抗がある女の子にもおすすめです。
性感エステやマッサージ
性感エステでは性的なサービスというよりも身体的な癒しを求めるサービスを提供しています。お客さんの身体をマッサージし手コキでフィニッシュさせることが多く、基本サービスはソフトな内容です。ただしお店によってはオプションとしてハードなサービスを用意している場合もあるので、プレイ内容の確認をして入店してくださいね。
チャットレディ・メールレディ
チャットレディやメールレディはビデオチャットやメールで男性とやり取りをするサービスで、風俗的な要素は少ないお仕事です。アダルト系のチャットレディでもお客さんに直接会ったり触ったりすることはなく、お客さんと会うことを禁止しています。本番行為の心配が全くないので安心して働けますが、インターネット環境やPCなどのデバイスが必要になる場合もあり、すぐお仕事を始めたい人には向かないかもしれません。
私はソフトサービスのお店もたくさん経験しましたが、どのお店でも本番を求めるお客さんはほとんどいませんでしたね。安心してのびのび働くことができましたので、身体的負担や精神的負担は軽かったです。安全なお店を選ぶためのポイントをしっかり確認して、入店してくださいね。
まとめ
本番行為は法律で禁止されていることはもちろんですが、これから風俗で働こうと考えている女の子にとってはその後の働き方や人生にも影響する行為です。本番行為だけではなく風俗で働く場合はどんなリスクがあるのかを考え、しっかりと対策を立てるようにしましょう。今回紹介したことを参考に安心して働けるお店を探してみてくださいね。
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