風俗で働き始め、ある程度日数が経ってくるとほとんどのお店では、必ず「本指名」を意識する言葉をかけられるようになります。
入店後1週間以内に本指名を返す女性もいれば何年経っても1本も指名を返せない女性もいます。
指名を返せない女性はお店にどのように扱われてしまうのでしょうか。
いくつかのパターンをご紹介します。
指名の種類について
お客様が風俗でお遊びされる際、女性を指名するシステムには大きく3パターンあります。
・フリー
女性の指名をお店側に一任することをフリーと言います。
どの女性がつくかをお客様が選ぶことはできません。
その代わり指名料がつかないためお客様の支払う料金が安くなります。
・パネル（写真）指名
お店が掲示している在籍女性の写真の中からお客様自身でお遊びする女性を選ぶと言う指名方法です。
・本指名（リピート）
フリーやパネル指名などで以前お遊びしたことのある女性をもう一度指名することです。
ほとんどのお店では本指名の場合、女性へのバックも上がりますので女性は本指名を増やせば増やすほどお給料が増えます。
その上、本指名ということは顔なじみのお客様ということで、どんなお客様かわかっている分、女性側も安心して接客することができます。
なんで本指名は必要？
本指名のお客様は女性にとっては大変ありがたい存在です。
しかし、なぜお店から本指名獲得にプレッシャーをかけられなくてはいけないのでしょうか。実は本指名のお客様は女性だけでなくお店にも嬉しいメリットがあるのです。
お店が本指名を欲しがる理由をご紹介します。
定価で予約を取りやすい
フリーの場合、お店によって差はあるものの、標準価格より数千円安い価格でお客様はサービスを受けられます。ですがその分お店の売り上げは下がります。
もちろん1円でも多く売り上げを上げるためには女性を指名してもらえた方がお店としてはありがたいのです。
また、パネル指名だと値段交渉をされてしまうこともあり、当然お店も仕事を取りたいため、ある程度値引きをしてでもお客様を取ろうとします。
しかし、本指名ならばお客様は自分のお気に入り女性にどうしても会いたいので、値引き交渉が上手くいかなくてもお店を利用してくれます。
1円でも多く売り上げを上げるためには本指名客を沢山獲得する必要があります。
閑散期にも安定した売り上げを確保したい
風俗業界にも「閑散期」が存在します。
毎年1～2月、5月、9～11月頃は売り上げが落ち込みます。
タイミング的には正月や大型連休明けなど、一般的に人がお金を沢山使ったであろうイベント日の後に来客数が落ち込み、6月や12月など多くの企業のボーナス支給月、歓送迎会や忘年会、新年会の時期に来客数が上がってきます。
このような閑散期に左右されずに売り上げを上げるためにはリピーターは絶対に欠かせません。
お気に入りの女の子に会いたければ時期に関係なく自分の財布が許す限り必ずお店を利用し、逆に女の子から会いたいなんて言われれば少しくらい無理をしてでも会おうと努力してしまう男性も少なくありません。
本指名は女性だけでなく、お店にとってもありがたい存在なのです。
指名はいつ返ってくる？
風俗未経験で週1日のみの出勤の場合でもだいたい3か月も在籍していれば1本は本指名が返ってくるはずです。
ほとんどのお店では3か月程で指名を返せないと、女の子に何かしらの問題があると判断します。
出勤日数や1日に接客する本数にもよりますが、目安は3か月です。
早い女性なら1週間以内に指名が返ってくる人もいます。
どんなに出勤できる日数が少なくてもきちんと出勤（できれば決まった曜日と時間）し、愛想よく丁寧な接客を心がけていれば指名は返せます。
指名が返ってこない！クビになる？
遅刻や当日欠勤、無断欠勤などが続いたり、文句ばかり言うなどよほど勤務態度が悪くなければクビにされることはほぼありません。
本指名がなくてもパネル指名を多くとれている女性はとりあえず売り上げにはなりますし、パネル指名が少なくてもフリーのお仕事に行かせることもできるからです。
しかし、お店のジャンルやグループによってはクビになったり他店へ移籍されることもあり得ます。
クビや移籍となるいくつかのケースをご紹介します。
性感マッサージ店にいたがヘルス店に移籍させられた
性感マッサージ店では見た目やマッサージスキルが重視されます。
見た目が良くてもマッサージが下手だと指名が返ってこなかったり、マッサージが上手くてもプレイ内容がいまいちだと指名が返ってこないと言うこともあります。
このように、プレイ内容以外にも努力が必要となるジャンルで結果を出せなかった場合にで、在籍していたお店のグループに他ジャンルのお店があるのなら、ヘルスプレイのみに集中できるようヘルス店などに移籍させられると言うこともあります。
高級ソープ店にいたが系列の大衆店に移籍させられた
ソープ等、部屋数に限りのあるお店では1日に出勤できる女性の定員を設けているお店も存在します。
中にはもともと4～5名の少数名しか在籍させず、在籍女性をレギュラー出勤させるという高級ソープ店もあり、このタイプのお店では在籍している女性が稼げなければお店の売り上げに繋がらないため、結果を出せない女性は他店に「降格」のごとく移籍させ、他店で稼げる見込みのある女性を「昇格」のような扱いとしてと配置転換とされる場合があります。
お店の新規顧客のリピート率が低く、クレームも多くてクビになった
指名の返せない女性でもとりあえずフリーやパネル指名のお仕事についてもらうことは可能です。
しかし、その女性がついたお客様が2度とお店を利用しないと言うことになると、お店としてはその女性にお仕事に行ってほしくありません。
あまりにもお客様からの評判がよくない時にはクビとなることも十分にあり得ます。
これらは一例であり、必ずしもすべてのお店がこの通りというわけではありません。
また、もともと女性のレベルが高くなく、指名を返せる女性の方が少ないと言うお店も存在します。
これは格安店に多いですが、そのようなお店では指名が返せなくても特に何かを言われることはありません。
干されるとお店の対応はどうなる？
どんなお店でもいきなり女性にクビを宣告することはないでしょう。
まずは店長クラスの社員が女性と面談し、どこに問題点があるのかを探ります。
お店によっては再研修となるところもあります。
何度面談しても女性が改善・改心しそうにない場合、はっきりクビを宣告するお店もあれば、仕事に行かせずお給料を稼げない状況して女性から辞めることを言い出させようとするお店もあります。
指名もないのにフリーを回してくれなくなったり、店員があからさまに冷たくなったなど心当たりのある女性は干されている可能性があります。
まずは自分の接客態度を見直してみましょう。
まとめ
風俗店で働く女性は本指名が返ってくることを意識し、それはもちろん必要なことであり正しいことです。
ですが、ランキング入りしている女性のほとんどは自分にお客様を返すことよりも、お客様がもう一度お店を利用してくれることを意識している方が多いです。
たとえ自分に指名が返せなくても、せめてお店にお客様を返すよう接客を心がけることで、あなたもお店に貢献できていると言うことをアピールできればお店から干されるようなことはなく、また自然とあなたにもお客様が返ってくるはずです。
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