風俗業界でのお給料の未払いは珍しくない問題です。
なんやかんやと理由を付けて支給を遅らせたり、額を減らしたりすることもあります。
そのような被害にあってしまったとしたらどうしたらいいのでしょうか？泣き寝入りする前に簡単にできる対策を紹介します。
なによりも悪質なお店で働かない
大半の風俗店はしっかりと働いたぶんだけ女の子にお給料を渡しますが、なかには悪質なお店も存在し、給料の未払いや遅れや減額に悩む女の子も少なくありません。
このようなトラブルに見舞われてしまうと、お店と交渉するのにとてもパワーを使うか、泣き寝入りしてしまうほかありません。
何よりも大切なのは悪質なお店で働かないことです。
働こうかどうか考えているお店はあらかじめネットで検索をしてみましょう。
お給料が未払いや滞納で有名なお店の場合は話題に上がっていることが多いです。
さらに、1度でもお給料の支給が遅れることがあったらこのお店は怪しいのではないかと疑い、用心しましょう。
最初は翌日には問題なく支給されたとしても段々と未払いの額が増えてきます。
そして、遠からず倒産してしまうことが多いです。
また、なんらかの違法性があるお店も避けましょう。
ガサ入れなどがあったらお店は女の子のお給料どころではなくなってしまいます。
とくに、ピンサロは表向きは風俗店ではなく、キャバクラなどと同じ「待飲食等営業」の届け出しか出しておらず、しかし内容は性的なサービスがメインなのでかなりグレーゾーンです。
お給料は日払いが安心
お給料の未払いを避けるためには何よりも日払いのお店で働くことがおすすめです。
とくに、ピンサロはグレーゾーンの風俗店で、いつガサ入れがあるか分かりません。
しかし、求人情報には日払いと書いてあったとしても、実際には1万円を超える額は支給されなかったり、翌日支給だったりするお店もあります。
問い合わせや面接の際にしっかりと確認をしましょう。
また、当日払いではないお店であっても、面接のときに全額当日払いでなければ働きませんと交渉してみるのもおすすめです。
よく分からない引かれ物は確認を
風俗店はボーナスや税金などよく分からない項目でお給料から引かれるものが少なくありません。
分からなかったり、納得がいかなかったり場合、これはどのようなお金なのか確認しましょう。
多少はどのお店でもある慣習ですが、多すぎるお店は良いお店とは言えません。
遅刻や欠席、クレームなどで罰金やペナルティがあるお店もおすすめできません。
いちゃもんレベルのクレームでもお給料を払わない理由にするお店もあります。
働いた分はもらう権利がある
たとえ、働いていたお店が倒産しても、あまり褒められた辞め方ではなかったとしても、クレームが多かったとしても、体験入店であったとしても、風紀違反を犯したとしても、働いた分はお給料をもらう権利があるのを忘れないでください。
無断欠勤や飛んでしまったからと言って、未払いのお給料はもらう権利があります。
お給料を請求したときに、だってあなたはこんな悪いことをしたから、と言ったとしてもそれに押されることなく毅然とした態度を取りましょう。
お店に舐められている場合もあります
お給料が未払いの理由が倒産などで本当に無い袖が触れない場合もありますが（それでも振って貰わなければなりませんが）、悪質なお店だと女の子を舐めて払わない場合もあります。
気が弱そうだったり、世間知らずそうだったりするとお給料の未払いを指摘しても、のらりくらりと躱し続けて、女の子が泣き寝入りをすることを待っていたりします。
直接お店や人と交渉するのが怖い、いつも丸め込まれてしまうという人は文章という手段を使うのがおすすめです。
「〇〇日に来て」と言われたらとりあえず待ちます
お給料の未払いをお店側に指摘した場合、「〇〇日が締め日だからそれまで待って」と言われることが良くあります。
日払いでない限りは１ヵ月以内ならば取りあえず待つようにしましょう。
しかし、このとき言質は文章や録音でしっかりと取っておきましょう。
どうしても払わないときは内容証明
いくら言っても未払いのお給料を払って貰えない場合は内容証明を送りつけましょう。
これは相手が受け取ったことを証明されるので、「そんな話聞いていない」と相手に言わせることはできません。
働いた日数や時間を明記し、お給料を払うことを請求します。
そして、無視するならば裁判も辞さないということを記入します。
出勤の記録は日記などでしっかりとつけておく必用がありますが、1252円の手数料だけで行うことができます。
大きな郵便局で内容証明は発送できます。
文章の細かい内容は労働ユニオンのテンプレートなどを利用するのがおすすめです。
実際に裁判を起こす気はなくても内容証明は大きなプレッシャーを与えることができます。
とくにピンサロは法律的にグレーゾーンなので、ことを荒立てたくないとお店側は考えるはずです。
内容証明でも無理ならば次のステップへ
内容証明書を送ってもお給料が払われない場合は次のステップへ進まなければなりません。
労働基準監督署に相談をし、労働基準監督署からお店側に指導を行ってもらいます。
この時、電話ではなく、実際に面と向かって相談した方が良いです。
それでもだめならば少額訴訟を起こします。
しかし、これらは自らが出向いたり、証拠をそろえたり、複雑な手続きを行わなければならないので、やや面倒です。
手数料も高額になってきます。
そして、ここまでしても確実に未払いのお給料が支給される保証もありません。
最終手段として、差し押さえという手段があります。
お店の口座を差し押さえることが出来れば一番ですが、口座が分からなければソファや製氷機などを差し押さえましょう。
お店を営業することができなくなり、大きな痛手を与えることができます。
差し押さえたものは後日裁判所が競売にかけます。
勉強代にする選択肢も
しかし、これらの手段は未払いの額が少額ならばかかる時間や手間に見合わないと感じるかもしれません。
勉強代と諦めたほうが良い場合もあります。
そして、今度は安心して勤められる優良なお店で働きましょう。
仲間がいれば心強い
同じお店でお給料に未払いに悩んでいる女の子が他にもいるのならば一緒に請求をするようにしましょう。
個別にお店に交渉するよりも、集団で交渉した方がお店も誠実に対応せざるえなくなります。
また、キャバクラユニオンに加盟するのもおすすめです。
お店との交渉の進め方などのアドバイスを貰えたり、団体交渉をしてくれたりします。
利用料は回収したお給料の数パーセントです。
泣き寝入りしないためには予防が大切
ピンサロに限らず、風俗業界ではお給料の未払いに困っている女の子は少なくありません。
お給料の未払いはまずお店に交渉します。
お店側は女の子を舐めて支給を渋っている場合もあるので、毅然とした態度で臨みましょう。
他にも未払いの女の子がいれば一緒に交渉をすると良いです。
お店の誠意が感じられないのならば内容証明、労働基準監督署に相談、少額訴訟、差し押さえなどの方法がありますが、手間や時間、お金などがかかり、何よりもパワーを使います。
未払いの額が少額ならば割に合いません。
お給料の未払いに泣き寝入りをしないためには何よりも悪質なお店で働かないことが1番です。
働く前にそのお店の評判をネットなどでリサーチしましょう。
また、全額日払いのお店に勤めるのもおすすめです。
とくに、ピンサロはいつガサ入れがあるか分からないので、あまりお給料をお店に預けておくのはよくありません。
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