風俗店を短い期間で入店、退店を繰り返して渡り歩く転々虫と呼ばれる女の子たち。
彼女たちの働き方は稼げる働き方なのでしょうか？それともデメリットのほうが大きいのでしょうか？また、同僚の女の子やお店にとっては転々虫とはどのような存在なのでしょうか？
転々虫ってどんな働き方？
転々虫とは風俗店を短い期間で入ったり辞めたりを繰り返して渡り歩いている女の子のことです。
短い場合は１ヵ月も在籍していないことすらあります。
しかし、在籍中はかなりの鬼出勤をこなします。
風俗はもともと女の子の入れ替わりが激しい業界ではありますが、その中でもとくに転々虫は転職の回数の多さが目立ちます。
転々虫は新人期間に稼ぐ
風俗店はその業界が初めてではなくても、入店して１ヵ月未満の女の子は「新人」扱いをします。
お店側はフリーのお客さんがたくさんつくように料金を下げたり、お客さんに積極的に推したりします。
女の子にその期間にリピーターを捕まえることを期待してのことですが、転々虫はそのようなことはありません。
優遇される新人期間が終わり、自分の力でお客さんを呼べなくなってくると移籍をします。
転々虫はリピーターがつかない
転々虫という働き方の特徴はとにかくリピーターがつきにくいことです。
前のお店からお客さんを連れてくる場合もありますが、それほど多くはありません。
転々虫自身が割り切ってリピーターを作る気が無い場合はさらに、あからさまです。
写真の修整をかなりして、ネット指名をたくさん確保しますが、実物と写真の差が激しすぎるとお客さんはリピートしようとは思いません。
また、サービスも初めからリピートして欲しいと思っていないので手抜きだったり、地雷接客をしたりします。
転々虫はお店にとって嬉しくない
転々虫の風俗嬢はお店側や同僚の女の子にとってあまり歓迎した人種ではありません。
お店側にとってはせっかく採用をして、新人期間は積極的に推したりフリー客を付けたりしているのに、あっさりといなくなってしまうからです。
また、転々虫はリピーターを作る気が無く、ネットさえ鳴ればよいという考えなので写真写りだけに力をいれ、肝心の容姿やサービスを磨く気があまりありません。
お客さんは転々虫の風俗嬢だけでなく、お店自体の印象が悪くなってしまいます。
ネットなどに書き込まれてしまえばお店の評判はガタ落ちです。
転々虫は女の子からも嫌われる
転々虫はお店の女の子からも嫌がられる存在です。
フリー客を持っていかれてしまうばかりか、雑なサービスをしてお店の評判自体を落としてしまうからです。
ただし、これは新人として優遇されている女の子に対してのやっかみも半分混ざっています。
本当に稼いでいて、お得意さんが何人もいる風俗嬢にとって転々虫の存在はとくにどうということもありません。
転々虫は長くは続けられません
転々虫という働き方は長くは続けられません。
風俗業界というのは広いようで意外と狭いです。
転々を繰り返していると遠からず雇ってくれるお店が無くなってしまいます。
違うお店のつもりでもグループ店であったり、悪評が経っていたり、写真でばれていたりするからです。
転々虫をするなら図太く短期集中で
転々虫という働き方はうまく立ち回れば短期間で効率よく稼ぐことができます。
新人期間はどのお店でも優遇されます。
その期間に荒稼ぎをして、また次のお店で新人扱いをしてもらうのです。
そして、目標金額を稼いだら風俗をきっぱりと卒業します。
しかし、これはかなり図太い神経が求められます。
まず、転々虫はお店側や女の子から嫌われやすいので、転々虫とばれてしまえば待機所での居心地などはとても悪くなってしまうでしょう。
そうでなくてもお店を変わるごとに、細かいルールや不文律をイチから覚えなければなりません。
また、パネマジが度を超えているとネット指名は取れたとしてもお客さんは不機嫌になったり、がっかりしたりするのでサービスはとてもやりにくいです。
ある程度気心のしれたリピーターは捕まえにくく、毎回よく知らないフリー客の相手をしなければなりません。
人に何と言われようとも稼いだもの勝ちだと割り切ることができなければなかなか難しい働き方です。
つわものは掛け持ちや長期休暇も利用
転々虫の中でもつわものは掛け持ちや長期休暇を利用して何度も新人になっていることもあります。
在籍しているお店で生理休暇や長期休暇をとり、その間に他のお店で新人として働き、戻ってきてからまた在籍しているお店で新人扱いをされるというのを繰り返すのです。
望んで転々しているわけではない女の子は要注意
割り切って転々虫をしているのならば良いですが、どこのお店で働いても長く続かず、気が付いたら転々虫になっていたという女の子は注意が必要です。
いずれ働けるお店が無くなってしまうか、自分自身が疲れ果ててしまいます。
転々虫がお店をすぐ辞めてしまう理由は大きく分けて２つです。
思ったより稼げないか、人間関係のトラブルです。
いずれにせよ、お店が続けられない原因を自分以外のせいにしているという点では共通しています。
新人期間はとても稼ぎやすい期間です。
それほど容姿が良くなくても、サービスが良くなくてもある程度は何とかなります。
しかし、その期間が終わった後も稼げるかどうかはその女の子の技量にかかっています。
女の子自身がお店のカラーに合っていないこともありますが、身なりやサービスが悪くないか我が身を振り返ってみましょう。
ネットを鳴らすことも大切ですが、リピートされることもとても大切です。
リピートの方がバックは大きいので効率が良いです。
もう1つは人間関係です。
女性社会にはいろいろあって当たり前です。
ある程度は割り切りましょう。
挨拶をしっかりすることだけは心がけましょう。
あとは無理に親しくなろうとする必要はありません。
馴れ馴れしく接したり媚びを売ろうとしたりするほうが嫌がられてしまうことも多いです。
入店したばかりで分からないことがあれば聞いたり頼ったりすることも必要ですが、踏み込み過ぎてはいけません。
気の合う人に出会えればラッキーくらいに思っておきましょう。
転がる石には苔が生えないというイギリスのことわざもあります。
仕事でも恋愛でも１回目で運命の出会いを果たせるとは限りませんが、いつまでも少し嫌になったくらいで失望して辞めてしまうのを繰り返していれば目標も理想も遠くなるばかりです。
うまくいかない時は環境を替えるだけでなく、自分が変わる努力もしてみましょう。
転々まとめ
転々虫は割り切れば新人期間で稼げます
転々虫は稼いだもの勝ちだと割り切ることができれば稼ぐことができます。
写真をかなり修整すればネットが鳴るので、リピーターを作ろうとせずに新人優遇期間にフリーのお客さんをばんばんとって荒稼ぎをし、新人期間が終わったらまた次のお店で新人になるということを繰り返せばよいのです。
しかし、このような働き方をしていると、お店や女の子から嫌がられるので、待機所での居心地は悪くなってしまいがちです。
写真の修整をし過ぎるとネット鳴りはできたとしてもお客さんは不機嫌になるので接客をしにくくなります。
また、風俗業界は意外と狭いので、いつまでも転々を続けられるものではありません。
また、好きで転々虫になっているわけではないけれど、気が付いたら転職を繰り返しているような女の子は注意をしましょう。
同じお店で働き続けることができない原因はお店ではなく、自分にあることも多いです。
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