風俗業界の今後と風俗嬢として生き残る為に意識する事

長引く不況の波が風俗業界にも押し寄せています。
身体を売ることに抵抗がなくなった若い子が増え、普通の女の子が当たり前に風俗で働く時代になっています。

昔は服さえ脱げば誰でも稼げる売り手市場の時代でしたが、インターネットでポルノ画像が簡単に見られるようになり、女性の裸の価値が下がってしまった感は否めません。
少子高齢化にくわえ若年層は草食化の傾向が強く、風俗利用者は高齢者が多くなり、彼らの性欲が衰えた頃に業界は今以上に苦しくなるといわれています。
しかしだからといって風俗業界がお先真っ暗というわけでもありません。
規制によって店舗型風俗店は減少しているものの、代わりに無店舗型デリヘル店が数を増やしています。
今回は風俗業界の今後について、また、風俗嬢が生き残るため意識しなければいけないことについて解説します。

風俗業界の今後は?
風俗嬢の勝ち組負け組
風俗離れしてるってほんと?
まとめ

風俗業界の今後は?

風俗業界にはいまだ闇が多いイメージがあり、暗黒街とのつながり、シノギや裏稼業のような悪いイメージがつきまといます。
ですがそれは一昔前の風俗業界のイメージで、規制が厳しくなったことで業界全体は健全化してきています。
条件面についても勤務時間や福利厚生など、一般企業におけるブラック企業よりよほど健全な経営をしている店舗もあります。

昔、風俗といえばソープランドやファッションヘルスを連想しましたが、いまでは風俗＝デリヘルと呼べるほどシェアを伸ばし、市場規模で2兆を超える業種になっています。
風営法が規制されて以降、店舗型の風俗店は新規出店することが難しくなり、それらの業種は残っている店舗だけで経営されています。
その点デリヘルは届出を出すだけで開業できるので、いまでは業界全体の三分の二を占めています。
ソープランドは建物が老朽化し、新たに改築するには許可証が必要なので将来的にはなくなっていくだろうといわれています。

風俗業界で働くならデリヘルが最も門戸が広いので、今後の風俗業界はまだまだデリヘルの一人勝ちがつづくでしょう。

風俗嬢の勝ち組負け組

一方風俗嬢は今後どうなるでしょうか。
インターネットが発達したことで、お客さんはネットや口コミを通じ、より良い風俗嬢、より良いサービスを提供できるお店を簡単に探せる時代になりました。
稼げる風俗嬢は口コミで人気がさらに広がり、出勤すれば予約で埋まる超人気状態になります。

一方で評判の悪い女の子は口コミで地雷認定されてしまい、稼げないお茶状態に拍車が掛かるのです。
一昔前であれば、風俗では待機していれば誰でも稼ぐことができました。
現在ではサービスを怠けている風俗嬢はまったく指名が獲得できずボウズで帰ることも少なくありません。
風俗業界は年功序列はなく、実力主義の世界です。

業界には次々新しい女の子が入ってくるため、稼げない風俗嬢はますます居場所がなくなっていくのです。
人気ナンバー嬢はプレミア化して高級路線に、稼げない風俗嬢は客を獲得するため格安店に。
今後の風俗嬢は勝ち組・負け組の格差が広がり、日本経済のように二極化していくでしょう。

風俗離れしてるってほんと?

業界ではよく「お客さんの数が少なくなった」といわれます。
これは本当でしょうか、また原因はなんでしょうか。
今後の風俗業界を考えて、最近利用回数が減ったという風俗客に匿名で理由を伺ってみました。

都内　会社員３５歳

「行きたいけど家出るのが面倒なんだよね、オカズはスマホで十分になっちまった」
最近はスマホでエッチな動画を簡単に見ることができる時代になりました。
昔はAVを視聴するためにテレビとビデオが必要だったので、家族のいるお父さんたちはなかなか視聴する機会に恵まれず、性欲発散するために風俗を利用していました。

しかしスマホでAVがみれるということは、トイレや浴室で性欲を発散することが可能になったのです。
AVが見られる環境が増えたことで、それが風俗離れにつながっているかもしれません。

北海道学生２２歳

「アニメ好きは多いんだけど風俗好きの友達いないんだよね。一人で行くのも寂しいしさ。」
日本ではコミックマーケットのような同人即売会が人気です。
人気キャラクターに過激なコスチューム、見た目幼女のキャラクターにエッチをさせる同人誌、ニッチなオタク向けのコンテンツが市民権を得てきました。

漫画アニメの萌えキャラは現実の女性とは違い、理想の体型をしていて、可愛らしく、年も取らず、ひと時の関係ではない終わりなき共生をすることができます。
こうした環境が現実の女性に対する身体の興味を奪っている、それが風俗離れにもつながっているかもしれません。

関西　自営業４６歳

「風俗でプロ抱くより、出会い系サイトで素人女抱いたほうが興奮すんねん」
エッチ慣れしたプロの風俗嬢より、出会い系サイトで知り合う素人のほうが恥じらいがあって興奮するというお客さんもいます。
風俗嬢はプロとしてサービスの対価としてお金をもらっています。
しかし慣れた対応が興奮を半減してしまうというお客さんも多いです。

近頃の若い女性はスマホの普及によってパパ活やサポなどを通し、大人の男性と気軽に出会う機会が増えました。
こうした事情から風俗以上の興奮がある出会い系利用者が増え、風俗の客足が遠のいてると推測できます。

以上のことから、娯楽の多様化によって風俗以外の選択肢が増えていることが客離れの要因としてあげられます。

稼ぐためにはスマホやアニメといったライバルと戦わなければいけません。
とはいえこれは一部の要因として考えられるものです。
一つの業種、店舗に客を寡占できる時代が終わり、選択肢が増えて分散したお客さんをいかにリピートさせるかがこれからの風俗で稼ぐ鍵といえるでしょう。

風俗嬢として生き残るために意識すること

風俗嬢として生き残るにはライバルを上回るサービスを提供する必要があります。
楽して稼げる業界ではありませんので、もし風俗＝楽に稼げるという認識を持っていたら改めたほうがいいでしょう。

稼げる風俗嬢はコミュ力と頭の回転が速く、機転を利かせた接客をすることができます。
周りが嫌がるオプションも率先してこなし、毎回初めてエッチするような初々しいリアクションでお客さんの興奮度を高めることができるのです。
一方、稼げない風俗嬢は場当たり的な接客しかできず、どのお客さんがきても事務的な対応をしてしまいます。
風俗嬢として生き残ることはリピートをしてもらい指名を増やすことができるかどうかにかかっています。

「この客キモいんだよね」と客選びをしていませんか?
もししているのならそれらを改めましょう。
近年、風俗にくるお客さんはネットの口コミを信頼して指名する時代になっています。
たった１人に地雷接客しただけでネットの口コミが悪くなり、結果的に大勢のお客さんを失ってしまい、ひいては店全体がダメージをくらいます。

一度地雷接客されたお客さんはもう店にくることはありません。
店のスタッフはそれを見越して地雷接客をするキャストにはフリー客をまわさなくなります。
そうするとフリー客はリピート率の高いナンバー嬢に周り、稼げない地雷嬢はますます稼げなくなります。
風俗業界で生き残るためには、たくさんのお客さんにみられている意識をもって、一人ひとりのお客さんにサービスを尽くす姿勢が求められているのです。