風俗の世界は一般的な仕事とは、さまざまに違っている点があります。
風俗で働きたいと思う女性の多くは借金があるなどの金銭面で悩みを抱えているケースがほとんどですよね。
こういった女性を受け入れるため風俗店の多くがバンス制度を取り入れています。
簡単にいえば給料の前借りのことなのですが、このバンス制度を使う場合には注意すべき点がありますから覚えておきましょう。
バンス制度って何?
風俗業界ならではのシステムはたくさん存在しますが、その中でも代表的なものといえば、バンス制度ではないでしょうか。
バンス制度とは給料を前借りすることができるシステムになります。
一般企業では給料の前借りなんて行為はほぼ不可能ですよね。
欲望渦巻く風俗の世界だからこそ、こういった独自の給料システムが存在していると言えるでしょう。
消費者金融などでお金を借りるのが一般的ですが借金がかさみすぎてそれも出来ず、風俗で働くことを決め、そこでもお金を借りたいという女性が多いため生まれた制度とも言われています。
条件が付けられるのが一般的
バンス制度ですが前借りしたい、はいどーぞという風には当然になりません。
お金だけ持って行かれ逃げられたらなんてリスクもありますからね。
このため基本的には上限金額などはありませんが、信頼が得られるまでは10万円から数十万といった金額くらいしか借りることは出来ないでしょう。
またほとんどのお店はバンスができる条件というものを設定しています。
よくある条件としては、バンスした金額をすべて返済するまではレギューラー出勤(週5勤務)をすること。
1日8時間、もしくはオープンラストで働くこと。
お店に半年間は勤務し、退職や移籍をしないことといった条件を設けているところが多いです。
厳しい条件に思えるかもしれませんが、前述にもある通りお金だけ持って逃げられてしまったらたまったものではありませんから、このような条件を設けているのです。
お店側もあくまで商売であり、慈善事業で給料の前借りを許しているわけではありませんから、バンス制度を使う場合には、ある程度にお店側の出す条件を飲む必要があるというわけです。
誰でもバンス制度を利用できるものなのか?
誰でもバンス制度を受けられるものなのか?
という疑問は持つことでしょう。
正直言ってこればかりは面接をして話を聞いてみないと分からないというお店がほとんどではないでしょうか。
金額に関してもまちまちです。
面接に行って入店を決め、その日の内にバンスを申し出てもしっかりと返済の意思を見せてくれるような出勤予定や姿勢であれば、受け入れてくれるお店は多いものです。
後は風俗嬢としての将来性というか、ある程度に売れる風俗嬢であるということをお店側が感じ取ればバンスは受けられます。
ルックスはもちろん、スタイルや人間性。
業界で生きていく覚悟なども大事な要素になります。
先程も触れましたが風俗店は慈善事業ではありません。
バンス制度も「お店に何かしらのメリット」がなければ現金を渡すのはリスクしか残りませんよね。
そもそも売れる要素がなくともすれば不採用に近いと判断されるような女性にバンス制度を利用させるような風俗店はないと言えるでしょう。
最低限でも出勤日数の多さや勤務時間の長さ、欠勤などが起きた場合の緊急出勤などができる融通の良さなどがあれば、ルックスやスタイルなどのビジュアル面でディスアドバンテージがあったとしても、バンス制度を利用させてもらえる可能性が高いと言えるでしょう。
ただし年齢制限や資格などは存在しません。
風俗店で働ける年齢は18歳以上ですから、ステータスがフリーターであろうと女子大生であろうと専門学生や主婦などであってもバンスを受けることが可能です。
採用される条件と信頼度の高さ
バンス制度を利用したい場合、まず面接時に採用したいと思わせるような諸条件を揃えておくことが重要です。
ただしこれだけではだめで、次の段階は信頼度が高いかどうかをチェックされます。
何度も触れますがお金を貸した状態で約束も守らず飛ばれるということが風俗店にとっては一番避けたい状態です。
いくら容姿が良かったとしても、働かずに飛んでしまうような信頼度の低い人間にはバンスはさせません。
そこでポイントになるのが面接時に決められた時間に遅刻をしたり、当日キャンセルなどをして面接日などを変更していないかどうか。
在籍してから利用する場合には、日々の出勤態度が大きく関わってきます。
毎度のように遅刻をして謝罪もせず反省の色もない。
当日欠勤や無断欠勤の過去があるといったような女性はバンスは利用できない可能性が高いでしょう。
個人的な事情はあまり話したくないという女性も多いですが、「どうしてお金が必要なのか」といった理由を明かさないような女性も断られる可能性が高いです。
口では絶対に返すだとか踏み倒すようなことはしないと言っても、普段の姿も知らないわけですから信用にはなりません。
まとめると、内面審査と外見審査。
そして出勤日数や遅刻や欠勤などの勤怠面の3要素を満たしていないとバンスを受けることが難しいといえるのです。
このようにいつまでにどのくらいのお金が必要であり、その理由が明確化されていること。
その上で借りたものは必ず返しますという姿勢を見せることこそがバンス制度を利用できる女性の条件といえるでしょう。
バンスを利用する場合の注意点
バンスを利用する場合はその上限金額や条件等はお店によってまちまちです。
一般的な消費者金融のように利息を取る風俗店も存在します。
そういったお店の場合、後でうやむやになったり、トラブルにならないように借用書を作成してお互いにサインをするようになっていますから、必ず中身をチェックするようにしましょう。
また金利も一般的な消費者金融などと比較して暴利になっていないかをチェックするのも忘れてはいけません。
お店から前借りをするわけですから、お店側の立場が上になるのは当然でこうなると色々な無茶振りをされたり、要求レベルが跳ね上がったりする可能性もあります。
こういったことを防ぐため、条件などを文書化してもらい約束以外のことを要求された場合には、それを提示して断ったりするようにしましょう。
返済についてですが、風俗店の報酬は完全日払いが多くその日に現金払いというのがスタンダードです。
このため事前に給料は全額分返済に当てますだとか、その日の給料から毎回○○万円支払いますといったもの。
日給が○○万円超えた分は全て返済に当てますといった方法を取っているケースがほとんどです。
返済方法についてもお店側から提示されることが多いのですが、細かな数値については自分が納得できる範囲で話し合いをもちながら決めるようにしましょう。
返済額の相場としては、日給の30パーセントから60パーセントを返済に当てるといった女性が多いようです。
なるべくなら利用しない方が良い制度
バンス制度は給料が前借りできる風俗業界特有の制度です。
条件は内面、外見、勤怠の3つで審査され、信頼を得られれば誰でも制度を利用することが出来ます。
条件を設けることがほとんどであり、レギュラー出勤やオープンラストで働くなどが代表的。
上限や利子の有無。
返済方法などはお店によってまちまちですから、後でトラブルにならないように書面などにしっかりと記載してもらいサインを取るようにしましょう。
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