風俗店で働くと言われると、どうしても実際にお客様の相手をするキャスト側をイメージしてしまいがちではありますが、風俗店の主役は何もキャストだけではありません。
風俗店には、お店なのでもちろん店長もいますし、ボーイと呼ばれる店員の存在もあります。
キャストの容姿やサービスなどの質の高さが、風俗店の良し悪しの評価を決められますが、そもそもそうした質の高さを生むのは、店長や店員の仕事になります。
キャストあっての風俗店と思われがちではありますが、こうした店長や店員の裏の努力があってこそ、風俗店が盛り上がっているのです。
こうしたいわゆる「影の支援者」でもある風俗店の店長や店員ですが、実際に1日のお仕事としては、どのようなことをしているのでしょうか。
また、お給料は店長・店員それぞれでどれくらいもらっているのでしょうか。
今回の記事では、キャストからもあまり知られていないような風俗店の店長や店員の1日の詳しいお仕事内容や、どれくらいのお給料をもらっているかなどの気になるポイントについて、ご紹介します。
風俗店の店員の1日の仕事内容は?
まずは、風俗店の中でもお客様に一番最初に接触し、キャストのことを裏で支えてくれている店員のお仕事内容について、ご紹介します。
店員の場合は、裏方でもまだ現場寄りなお仕事がほとんどです。
まずは、風俗店の周辺やキャストの待機部屋、プレイルームなどの清掃があります。
特に店舗型の風俗店になると、お客様が実際に見られる外観や店回り、そして利用される時のプレイルームの清掃には、力を入れなければなりません。
細かい部分が綺麗に見えると、管理が行き届いていると感じてもらえますし、やはり綺麗なお店のほうが、お客様も利用していて気持ちいいと感じるのです。
デリヘルなどの無店舗系の場合は、キャストの待機部屋などの掃除が主になるので、キャストがゆっくりくつろげるような空間づくりを意識し、清掃に勤しんでいるのです。
また、お客様対応も大切なお仕事になります。
風俗店では、キャストが最初から最後まで接客をするわけではなく、最初と最後は店員が対応することになります。
お客様に笑顔で入店していただき、退店するときも笑顔になってもらえるような、気持ちのいい接客を心掛けなければなりません。
また、来店された方への対応だけではなく、電話やウェブでの予約問い合わせの対応をすることも、立派なお客様対応になります。
さらに、キャスト管理も非常に重要なお仕事になります。
主にキャストの出勤表やタイムスケジュールなどを管理するのは店員の仕事になりますので、いつ誰がどのくらい出勤するのかを調整し、把握する必要があります。
また、キャストは女性なので、生理などが原因で休むことになった際には、休みになったことに関わる対応も行わなければなりませんし、何よりもキャストの気持ちを察しながら、ケアにも対応しなければなりません。
キャスト自身が困っていることや悩んでいることがないかを聞きながら、できるだけ気持ちよく、そして長く元気に働いてもらえるように、配慮をしなければなりません。
その他にも、ホームページの更新や広告関係の出稿や打ち合わせ、プロフィール写真などの撮影、ドライバーとしてキャストの送迎など、店員のお仕事は非常に多岐に渡ります。
現場にいながらも裏方として、テキパキと動きながら務めることが必要になるので、非常に体力が必要になるお仕事なのです。
そして、ここで真面目に働き、成果を出せた店員が、店長候補として将来のキャリアを準備されるのです。
風俗店の店長の1日の仕事内容は?
店員は、現場にいながらも裏方のサポートとして様々な業務に携わると、お伝えしました。
それでは店長のお仕事は、一体どういった内容になるのでしょうか。
店長の場合は、一言で言えば監督としての業務がほとんどになります。
店長のお仕事のほとんどは、管理業務になります。
一言で管理といっても、非常に多岐に渡るのですが、まず大切なのはお金の管理です。
お客様がどれだけ来店され、売り上げとしてはどれくらいの金額がたったのか、さらにそこからキャストや店員のお給料を引くと、どれくらいの金額が手元に残るのか。
店舗型なのであれば、店舗の賃料などを差し引き、また広告費などの変動費も差し引くと、粗利益としてどれくらいのお金がお店に残るかを把握する必要があります。
この中でいかにキャストや店員にも、経営的にも満足してもらえる・できるほどの利益を残すかという、お店のリアルな数字関係を管理することが最も重要なお仕事です。
また、現キャストの管理や、新しいキャストの採用管理も大切なお仕事になります。
現場で頑張っている店員も、キャストの管理やケアには参加しますが、愚痴などではなく深刻な悩みになると、やはり店長がケアをしてあげなければなりません。
キャストがいつもと様子が違ったり、何やら元気がないと感じた時には、店長自ら積極的に話しかけ、ケアに取り組んでいく必要があります。
また、お店の印象を作るキャストの採用も店長のお仕事になります。
面接に来たキャスト志望の女性が店のコンセプトに合っているのか、しっかり働いてくれそうかなどの素質を見抜くことも、店長の大切な役割です。
さらに、全国に展開しているような大手グループの雇われ店長の場合、店長会議などがあるので、そうした内部の会議への出席もひとつの仕事になります。
こうした店長会議の際は、今季の売り上げ推移や目標達成率の発表、また工夫しているスタッフ指導の事例や成功事例の紹介やシェアなどが求められます。
ここで失敗報告や成績の悪さを発表するのではなく、成果報告や成績の良さをアピールすることで、店長としての力量や活躍を評価され、次のキャリアアップや昇給などに大きく影響されるのです。
ぶっちゃけ、給料はどれくらいもらってる?
風俗店で働く店員や店長のちょっとした気遣いや心配りによって、お客様も安心して気持ちよく利用することができますし、キャストも安心して働くことができています。
ただ、サポートや管理をする幅も広く、仕事としては必ず楽とは言えない風俗店の店員や店長のお給料額ですが、実際にはどれほどのお給料をいただいているのでしょうか。
まず店員の方ですが、店員は正社員であれば一般の会社員と同じ程度、もしくは大手グループなどになると、ちょっとした役職者程度のお給料が目安となっています。
つまり、月収でいうと20万円から、多くても30万円程度になっているということです。
また、中堅や小規模風俗であればあまりないかもしれませんが、大手グループになると福利厚生もしっかり整っていることが多く、綺麗な寮を使用することもできるので、そうした制度を利用できれば、他の会社員よりは手元にお金を貯めることができます。
次に店長ですが、店長はそこからさらにお給料があがり、基本で40万円から70万円前後だと言われています。
年収でいうと450万円から700万円程度が平均と言われていて、頑張りによっては1,000万円代にのせることも可能です。
さらに、しっかりと規則通りに真面目に働ける店員の数は少なく、店員時代に真面目に働くだけでもこうした店長職に短期間でなれるということもあり、店員にとってはキャリアアップの夢を感じられます。
ただ、店長業務となれば非常に評価もシビアになりますので、なかなか数字を作ることができなければ、立場が厳しくなってしまうことは、いうまでもありません。
またそれに併せ、店員も店長も同じく、店の売り上げによってインセンティブが支給されることが一般的です。
インセンティブはそこまで低い金額ではないことが多く、グッと収入を上げられるので、店員も目標を持ってお仕事に取り組むことができます。
しかし、店長クラスになって頑張れば、ソープランドの中級店のソープ嬢と同じ程度の年収を得ることができるかもしれませんが、基本的に店員クラスになると、キャストよりも多くお給料をもらうことはほとんどありません。
やはり、現場で働くキャストあっての風俗店なので、キャストへの還元は大きいのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は風俗店を裏方で支える店員や店長のお仕事内容や、お給料例について、ご紹介しました。
風俗店はキャストあってと言われますが、そのキャストはこうした影のサポーターである、店員や店長の配慮があって輝くことができます。
風俗店では、キャストも、店員も、店長も、どの存在も欠かすことができないのです。
もし、あなたが今キャストとして風俗店で働いているのであれば、改めて店員や店長に、日々のサポートについて感謝を伝えてみましょう。
それだけで非常に喜んでもらえ、仕事のモチベーションになることは間違いありません。
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