風俗業界を含むアダルト業界のお仕事の中でもメジャーなのが、AV女優のお仕事です。
風俗店で働いた経験がないような素人の女性でも、最近はAV女優を希望する女性は非常に多く、AV業界でも「男優が少なく、女優が溢れている」という現状が、ちょっとした問題として取り扱われています。
そんな人気のAV女優のお仕事ですが、出演するAVではモザイク修正されたものと、全く何の修正もされていない、局部なども丸見えの無修正のものがあり、よく「無修正＝違法なもの」というイメージがあるがゆえに「無修正AVの出演で逮捕されるのでは…?」と不安に感じる女優はたくさんいます。
実際に、無修正のAVがきっかけで逮捕されたというニュースなどもよく見かけるので、さらに「無修正＝違法なもの」という認識が強くなっているようです。
それでは、そうした無修正のAVに出演することは、本当に違法なのでしょうか。
よく見かける無修正AVに出ているAV女優たちは、本当にそうした法律すれすれの状態で撮影に挑んでいるのでしょうか。
ここでは、AVの無修正による違法のあれこれについて、詳しくご紹介します。
無修正のAV出演は、違法になる?
AV女優を希望する女性の中には、「無修正＝違法なもの」という認識が強く、無修正AVの撮影のオファーが来たとしても、躊躇してしまう方は非常に多くいます。
無修正AVに出演することは、違法になるのでしょうか。
実は、無修正のAVに出演することに対し、何かしらの刑罰を受けるということは全くなく、女優が無修正AVの撮影に参加して逮捕された、というケースは、今までに1度もありません。
女優が撮影で逮捕されているのは、「無修正AVに出演していた」からではなく、全く他の違う原因があって逮捕されているケースがほとんどなのです。
「無修正＝違法なもの」という認識が強くあるかもしれませんが、撮影の段階からモザイクをかけることはないので、撮り終わったばかりのビデオ自体は全て、無修正なのです。
この段階で違反・逮捕ということであれば、世の中のAVプロダクションは全て、法律に違反していることになってしまいます。
また、出演のための依頼書や契約書に、「無修正AVとして出演していただきますが…」といった文言が入っているケースは、ほとんどありません。
前述の通り、撮影段階からモザイクをかけながら撮影することはなく、撮影されたばかりのAVはどれも無修正なのです。
その無修正のAVを撮影する上で、「AVへの出演・撮影」に対する同意はしていただく必要はありますが、そこにわざわざ「無修正のAV」と記載されていることは、ほとんどないのです。
撮影し終わったAVは、修正して後悔するのか無修正で後悔するかを決めるのはAVプロダクションなので、女優がそこに同意したからといって、刑罰の対象になることはありません。
もちろん、無修正で後悔することが初めからわかっていて、かつ丁寧なプロダクションに関しては、無修正で公開することでのリスクも踏まえた上での「無修正公開の同意」を取ることもありますが、どちらにせよ、女優が逮捕されたり処罰されることはありませんので、ご安心ください。
無修正AVに出ている女優って、どんな人たち?
AVには、モザイクなどで修正されているようなものもあれば、撮影したままの映像で提供される無修正のものまで見
られます。
健全なプロダクションであれば、無修正での公開の同意を取るとお伝えしましたが、それを受け入れて無修正AVに出ている女優というのは、どういった人たちなのでしょうか。
実は、無修正AVに出ているAV女優のほとんどは、まだ全く名の知られていないような、素人の女優ばかりです。
いくら容姿やスタイルがいいといっても、例えば元芸能人といったブランドを持っていない限り、単体でのデビュー作を発表したとしても、大きく売れる保証はどこにもありません。
初めてAVに出る、まだAV女優になって経験が浅いといったような女優は、そういった同じような素人AV女優が集まった企画もののAVでなければ売ることは難しく、さらに付加価値として無修正という条件をつけなければ、プロダクションも商売にならないのです。
有名AV女優などになった場合、そのネームバリューさえあれば一定数のファンに販売することができるので、ある程度利益を確保できる見通しがつきます。
しかし、素人のAV女優になると、そうした見通しを立てることが難しいので、「無修正」という武器を使い、できるだけ販売する量を増やしていかなければなりません。
出演する女優はアルバイト感覚かもしれませんが、プロダクションからすればビジネスなので、そのあたりはシビアに考えなければならないのです。
また、急遽お金が必要で、すぐにある程度まとまったお金が欲しいといったような事情を抱える女優も、無修正AVに出ることが多いのだそうです。
後述しますが、やはり修正ものに比べると、無修正もののほうが少しギャラは大きくなります。
少しでもお金が欲しい、ちょっとでもギャラが上がるならということで、無修正AVへの出演を了承する女優は、少なくはありません。
無修正AVって、何が違法なの?
あまりAV業界の事情を知らないような方であればなおさら、「無修正＝違法」というイメージは非常に強く持っているのではないでしょうか。
しかし、そうした無修正AVに出演したからといって、出演した女優が何かしらの刑罰によって影響を受けるわけではないともお伝えしました。
それでは、無修正AVに関わる違法とは、どういったものなのでしょうか。
今、AVというのはDVDでの提供よりも何かしらのサイトからの視聴がメインとなっているのですが、実はこうした動画を配信する際、日本のサーバーから配信した場合は、「わいせつ電磁的記録媒体頒布罪」という犯罪行為となってしまうのです。
もし日本の動画配信サイトから、女性器や男性器にモザイク修正がかかっていない無修正の動画が配信されてしまった場合、配信した業者・もしくは個人が逮捕されてしまうのです。
もちろん、これはDVDでも同じなので、「無修正AVのDVDを製造・販売していた容疑で逮捕」というようなケースは、この「わいせつ電磁的記録媒体頒布罪」を犯してしまっているからです。
それでも、無修正のAVは数多く存在しますし、実際動画配信サイトでも見かけることはありますが、そういった動画を配信している業者・個人は全て検挙されているのでしょうか。
実はここは非常にグレーゾーンではあるのですが、海外のサーバーにアップされて動画配信サイトで流れている無修正AVに関しては、違法ではないのです。
海外では、特に日本のように無修正AVのアップロードすることで違法になるという刑罰は存在しません。
そのため日本で撮影された無修正AVであっても、海外のサーバーからアップロードされ公開されているものに関しては、「わいせつ電磁的記録媒体頒布罪」が適用されないのです。
現在、xviseosやpolnohubといった動画配信サイトがありますが、これらは全て海外のサイトになりますので、こうしたグレーゾーンをうまく活用し、業者や個人は無修正AVを公開しているのです。
モザイクありと無修正で、出演料に違いはある?
少し前述させていただきましたが、AV女優としてAVに出演するにあたり、モザイクありと無修正版で、出演料の違いがあります。
それでは、それぞれどのくらいの出演料が目安で、どれくらいの金額の差があるのでしょうか。
そもそも出演料に関しては、女優のクラスによって変わります。
素人女優から1本のDVDに出られるほどの中堅女優、さらにテレビ番組やメディアで活躍までできる有名女優と、段階があるのです。
よほどの逸材などでなければ多くの場合、素人女優クラスからのスタートになりますが、素人女優になると、モザイクありの企画もので数万円〜20万円、30万円ほどとなっています。
特に何人もの女優で形成されているようなものや、フェラチオだけで終了するような内容のものであれば、2万円や3万円といった出演料の場合もあります。
これが無修正版になるとどう変化するのかというと、実は修正版の1.5倍ほどしか変化はありません。
つまり、仮に10万円の出演料だった場合、15万円が無修正AVの出演料になるのです。
そう考えると、そこまで大きな差はなく、無修正によって不特定多数の視聴者に女性器を公開するリスクを考えると、少し考えものではないでしょうか。
少しでも出演料を稼ぎたい場合や、1本だけ出てみて引退するようなプランで考えている場合は大きなリスクや心配はないかもしれません。
しかし、もし将来のことを考えるのであれば、無修正AVへの出演のオファーが来た際には保留しておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
AV女優として、無修正AVに出ることは違法ではありません。
しかし、ずっと現役AV女優で活躍する予定がなかったり、将来を考えるのであれば、モザイクありのAVに出演した方が無難ということには、変わりはありません。
モザイクありか無修正か、それぞれ金額や将来性といったメリット・デメリットがあります。
あなた自身の今後を考えながら、出演する方針を決めてみてはいかがでしょうか。
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