誰しも繁華街を歩くだけでスカウトマン(黒服)に話を掛けられ夜の仕事の勧誘を受けた女性は多いはずです。
見知らぬ男性や女性に声を掛けられ要らない名刺や嫌なことをされた経験ありますよね。そもそも東京は迷惑防止条例で路上でのスカウト行為は違法です。
ですが、黒服は現在も勧誘を続けています。私も何度かスカウトを受けても無視していましたが、騙されて働かされる人もいます。
ちょうど友人に詐欺のようなスカウトで風俗に入った女性が居たので最後に紹介します。まずは、スカウトマンの仕事内容やどんな手口かを解説。
繁華街にはスカウトマンが付き物
女性であれば繁華街でスカウトを受けたことのある方は多いはずです。
私も何度もスカウトされた経験があります。ですが現在はテレビやファッション雑誌で活躍するモデルやタレントは、スカウトがきっかけで芸能界入りしたケースは少なくありません。
もちろん、本当に容姿や体型のよい女性なら本当にモデルやグラビアのスカウトがありますが、実際スカウトされたケースは非常に稀です。
8割は風俗やAV女優などですが、稀に詐欺やコスプレの個人撮影などのスカウトです。
現在の多様化された風俗には熟女専門店や人妻専門店などがあるので、私も未だにスカウトされます。
私は風俗経験が長くスカウトマン(黒服)の事情も良く知っているため、一切見向きもしないようにしています。
風俗に興味のある女の子が風俗の黒服に声をかけられ、働く分には特に問題ありませんが、興味のない女性は迷惑で怖いと感じますよね。
しかし、黒服は無理矢理にでも女性を連れて風俗店に紹介しないと収入になりませんので、詐欺に近い方法で女性を騙そうとします。
貰った名刺を調べる
スカウトされた経験がある女性ならご存知でしょうが、最初に挨拶代りに名刺を渡してきます。本物の芸能系のスカウトなら立派な名刺を渡されます。
明らかに怪しい安っぽい名刺なら詐欺の可能性もあるので、その時点で信用できません。しかし、本格的な名刺だった場合は騙されやすいでしょう。
特に高校を卒業した若い女性ですと名刺を貰う機会がないので、名刺を受けとった時点で詐欺の可能性を疑うことなく本気にしてしまいます。
基本的に日本の多くの繁華街でスカウト行為は禁止されて、東京都でも2007年に迷惑防止条例が制定されスカウト行為が出来ません。
※迷惑防止条例を詳しく知りたい方は
そのため、スカウトされた時点で詐欺や風俗勧誘を疑った方が手堅いです。
芸能関係に関心があったとしても、信用できないので名刺に書かれた事務所やプロダクションをネットなどで検索しましょう。
検索してヒットした悪質な会社の中には架空のダミーオフィスを利用することもあり、たとえホームページが存在してもオフィスが実際の住所に存在しないケースもあります。
次に本当に所属しているか確認するには電話をしましょう。
スカウトマンの名前を聞いて、その事務所に在籍しているか確認をしてください。
確認して在籍してないのであれば、明らかに風俗か詐欺絡みのスカウトマンですのでそれ以上関わらない方が得策です。
もしも、名前を偽装している可能性があるので完全に信頼するのは早いです。
スカウトマンの使う甘い言葉は詐欺に近い
多くの女性は「スカウトマンに騙されるのはバカな女だけ！絶対詐欺なんかに・・・」と考えています。
しかし、バカにする女性に限ってコロッと詐欺にあう人も少なくありません。スカウトの甘い言葉で誘惑する手口なので、油断すると痛い目にあいます。
一般的に多くの黒服はモデルやタレントのスカウトを装って声をかけて来ます。
「君なら今すぐにモデルデビューできるよ」、「タレントとして芸能界デビューしてみない？」「歌手で活躍しない？」などと甘い言葉を聞いてしまうと女性は「私でもモデルやタレントになれるのかも」と思ってしまいます。
さらに、「モデルの香○○ちゃん知ってる？」、「タレントの優○ちゃんはウチの系列事務所に所属してる」など、女性に支持される芸能人の名前を出して信頼を獲得しようとします。
そのため、「本当にこのスカウトマンは信用できるのでは？」と誤解して詐欺にあう可能性もあります。
このような甘い言葉に誘われると、「オフィス近いから少し社長と話す？大丈夫？」などとオフィスに行く流れになるでしょう。
今会社では「これから某企業のキャンペーンガールの仕事が入る予定だから、君はすぐに世間にお披露目できる」と言ってきます。
しかし、実際は仕事が入らず「ごめん！依頼が確定するまで系列店で働いてほしい」と言って、キャバクラや風俗に誘導します。
ここまで信用すると、恩義を感じて働く女の子が多いです。
よりハードなジャンルを勧めてくる
最初ライトなキャバクラなどを勧めてきます。
しかし、キャバクラや風俗での勤務を強要させ、さらに「タレントの○○ちゃんも最初はキャバで働いていた」などと言って有名な人も私と同じことをしたと思い「これが下積み時代だと」勘違いします。
もちろん、現在はテレビやファッション雑誌で活躍しているタレントやモデルも、駆け出しの頃は気苦労もします。ですが、風俗で働く芸能人はいないです。
いくらタレント名やモデル名を出されても信用は出来ないです。そして、風俗店やキャバクラを斡旋するような人が、芸能界とコネクションを所有しているとは思えません。
また、キャバクラやガールズバーで働いても「今より稼ぎたいなら風俗がいいよ」など、甘い言葉をかけるのです。
さらに、「風俗にもチャレンジすれば、より芸能関係者との人脈が築けるから有利になる」などと根拠がないことを言ってくるので、騙される女性は信じてしまいます。
もちろん、納得して働くなら問題ありませんが、多くの場合は嫌々強制的に働かせられます。そして、ヘルスから始まり、よりハードなソープで勤務するパターンもあります。
自腹でエステへ入会させる詐欺がある
悪質スカウトマンによっては「君は素材がいいけど、今のケアでは芸能界で通用しない」「原石は磨かないと光らない」と言って、エステティックサロンに入会させる場合もあります。
「モデル・女優になるには少し肌をキレイにした方がいいよ」、「少し痩せたらモデルデビューできる」「ホワイトニングや歯の矯正も必要」と言ってきます。
モデルや女優に憧れのある女性はその言葉を信用して入会。
さらに、高額なプランを契約させて、簡単に料金の支払いが出来ない状態にします。
そこで、「エステの支払いが厳しいなら、風俗で働いて至急返済した方がよい」と言って、風俗に促すケースもあります。
そして金欠状況に陥ってしまうと高額なエステローンを組まされ、風俗で稼いだ収入を絞り取られてしまいます。
また、中には「タレントとしてデビューするなら、ダンスレッスンやボイストレーニングを受講すると道が広がって歌手デビューもできる可能性がある」と言われ講習を受けてしまう。
もちろん、レッスン料は会社と関係ないので、自腹で受講料を支払うことになります。
そして、女性にお金が無かった場合、会社系列の風俗で働くことを強要され、このお店なら「タレントの○○ちゃんもレッスンを継続しながら頑張ったから、今は有名になって稼げたんだよ」などと言われたら、騙される女性も少なくないです。
近年はSNS経由のスカウトも多い
近年は誰もがFacebookやTwitterなどを楽しむ時代で、SNSに自分の素顔をアップしている人も多いので、SNS経由でスカウトされるケースも増えています。
ですが、SNS経由のスカウトは詐欺ばかりで、嘘や甘い言葉を並べて勧誘してきます。事実SNS上で勧誘されて事件に巻き込まれ、強姦未遂なども起きたので関わるのは辞めましょう。
路上のスカウトなら人の姿形などで判断できますが、SNSは人相や姿形が一切分かりません。
そのため、余計にうさん臭い部分が多いです。FacebookやTwitterは複数の個人に変装してアカウントを作成できるので、何人ものスカウトマンに変身出来ます。
そもそも、SNSにアップされた写真や動画でルックスやスタイルの判断は難しいにも関わらず勧誘をしてくるのはいい加減なスカウトマンが悪質な手口に引っかかる女性が多いからです。
騙される人はかなり若い世代の人でネット社会の闇の部分を知らない人達です。
真剣に風俗で働きたいと考える人はSNSでなく、高収入系求人サイトに登録する方法が一番効率的です。
風俗求人サイトは自分からお店にアプローチするタイプとお店からスカウトを待つという方法があります。
スカウトタイプは自分のプロフィールや写真を登録して、店舗側が気に入った女性を見つけたらお店から連絡をして面接の日時や給料詳細などの交渉をしてくれます。
そのため、路上のスカウトマンより遥かに信用出来ます。
スカウトマンによる色恋営業
スカウトの甘い言葉で風俗嬢を始めるパターンは少なくありません。風俗は高収入ですが、非常にハードワークで身体的に長く働くのは困難です。
ですが、スカウトマンは風俗店に紹介した後、女の子が風俗で稼ぐお金の一部を受け取る形で収入を得るため、女性が風俗を退店することは収入のマイナスに直結するのです。
女性が辞めるとスカウトマンの私生活に支障が出ますので、引き留めるためにテクニックを使います。最も代表的な引き止め方は色恋営業です。
音を上げそうになった女性は黒服に愚痴を言って、相談に乗ってもらっていると次第に惹かれ恋愛感情が芽生えます。
そして、「俺のために頑張って欲しい」などと言って引き止めるわけです。場合によっては「今のお店を辞めて環境を変えた方がよい」と言ってさらにハードなジャンルのお店に誘導するパターンも多いです。
私の恋愛観はサバサバしてると男性に言われますが、他の多くの女性は一度恋をすると理性より感情を優先して行動してしまいます。
そのため、ズルズルと引き止められて風俗嬢を続けてしまうのです。私は何人も色恋営業で縛られた人を見ています。
よく言う言い訳が「彼氏(スカウトマン)がお金必要だから私が頑張らないと大変！」なんて言ってくるダメ風俗嬢が居ましたね。まるで、蟻地獄のような状態です。
黒服は男性とは限らない
スカウトマンはチャラ男性で服装は黒い服のイメージが強く黒服とも呼ばれますが、女性のスカウトマンも数多く存在しています。
黒服ですと警戒して女性は心を許すことが難しくなりますが、女性が相手だと「自分の気持ちを理解してくれる」と錯覚して、つい心を許してしまうのです。
さらに、「私も昔は風俗店に在籍したから気持ちが分かるし、苦労も伝わるよ！」と言われたら、全面的に信用してしまうでしょう。ですが、相手が女の人だから信用できるわけではありません。
また、男性ですとセクハラ講習を強要してくるケースもあります。風俗では性的なサービスを行いますが、どうしてもプレイの流れや特殊プレイなどは日常では使わないサービスを覚える必要があります。
他にも、お客さんの身体を洗う手順、どのタイミングでプレイを開始するのか、どんな方法で指名を獲得する方がよいのか、などの知識が必要で、そこで実践練習で男性スカウトマンが講習を行う人もいます。
確かに講習なのですが、単に身体目当ての講習が多いので女性講師にお願いする方がよいです。
さらに、ファッションヘルスでは「素股」という独自のプレイがあり、素股をプライベートで行う人は滅多にいません。
なので、予行練習で技術を身に付ける必要があります。悪質なスカウトは「上手い素股を教える」という名目で肉体関係を迫るケースもあります。
スカウトを利用するメリットとは
マイナスなイメージの多いスカウトマンですが、メリットが一切ないわけではないです。
スカウトのメリットを挙げるなら、面接時に同行して面接のバックアップ、別の店舗を紹介、仕事の相談を聞いてくれる、などでしょう。
しかし、お店の面接は最終的に本人の判断で決めますし、風俗求人サイトを参考にすれば自身で次のお店も簡単に見つかります。
利用するメリットは非常に少ないうえに自分で解決できるトラブルも多いです。
詐欺だと感じたときの対策
繁華街で路上勧誘をされたときは詐欺だと疑うことが基本です。
名刺を渡されたら芸能事務所をネット検索して実在するか確認。
その後事務所に男性が実際に在籍しているか確認を取れば凄腕の詐欺師でない限り大丈夫です。
また、タレントやモデルの名前を出したにも関わらず風俗を紹介されたら明らかに詐欺です。
しつこいときは「警察呼びます」が一番黒服の人には効果的です。彼らは路上でスカウトすることを犯罪だと知っているからです。
ＳＮＳ(twitter)で勧誘された話
私もＳＮＳをよく利用する方ですが、何度かSNSでスカウトを受けた話をします。
元々twitterではコスプレ画像や動画などをよくアップしていました。
あるとき、twitter経由でメッセージを受信したので確認してみると芸能事務所に所属するスカウトマンからのメッセージでした。
「私○○事務所の増田という物です。写真を見て確信しました！うちに所属しませんか？」などという内容でした。
絶対に詐欺か勧誘だと確信したのですが、面白半分で連絡を続けることに。
私「こんばんわ！結城と申します。私が芸能事務所に所属できるんですか？」
ス「画像は本人で間違えないですか？なら芸能界デビューできますよ！」
私「そうです。私でも芸能人になれるなら・・(嘘)」
ス「もちろん！最初にイメージ写真を撮影するので6万円ほど必要なんですが、特別に3万円で！」
私「3万円もですか・・・今金欠で・・今回は遠慮します。」
ス「なら！うちの系列の○○ってお店で働きませんか？」
私「バカ！ｗｗ風俗のスカウトって知ってるよ！ｗ」
ス「あぁ！てめぇ調子に乗ってると個人情報漏らすぞ！(怒)」
などと脅されましたが、個人情報を教えていないので無視をしました。
昔と違い最近は路上勧誘よりSNSでスカウトする方が増えているようで、3000人の内100人はＳＮＳでのスカウト経験があるようです。
みなさんもSNS上での勧誘は極力避けた方がトラブルに巻き込まれないです。
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