女性が社会進出しやすい今の時代、風俗嬢の中にはそのまま風俗店の経営者になる女性もいます。
ママ経営の風俗店は一見すると風俗嬢にとって安心できる職場に感じられますが、実際にはデメリットが多く、働きづらいことがあります。
特に稼げない風俗店の場合、お店の雰囲気が悪く、なによりも風俗嬢本人まで稼げなくなるといったデメリットがあります。
風俗店の経営者になる女性たち
風俗といえば主役は女性です。
来店した男性客のために風俗嬢は性的なサービスを提供し、悦んでもらえるようにお仕事をします。
女性が風俗嬢になる理由は様々ですが、やはり一番の理由はお金を稼げるからでしょう。
たとえ学歴や資格があったとしても、若い女性が会社勤めで稼げる収入はそれほど高額ではありません。
というのも、大企業であろうと中小企業であろうとも、たいていの会社は勤めたばかりの若い従業員に高い給料は払わないからです。
女性にしろ男性にしろ、給料が上がり、高給になるのは30代後半以降の正社員くらいでしょう。
これが派遣社員や契約社員となると、昇進も昇級もないため、延々と同じ給料で働き続けることになります。
このような状況を脱するには、会社に認められるほどの大きな業績を残して昇進するか、高給で有名な外資系の企業に転職するか、はたまた自分で起業をするといった、それ相応の行動が必要不可欠になります。
しかし、風俗嬢の場合は話が違います。
というのも、若くて綺麗な女性であれば、資格や学歴などなくとも、大企業で働く正社員よりも高い収入を稼げるチャンスがあるからです。
ただの女子大生が1日で3万円、1ヶ月で100万円を稼いだという話なんてこの世界では日常茶飯事です。
女性が大金を稼げるチャンスが当たり前のように転がっている、それが風俗の世界です。
しかし、いくら若い頃は大金を稼げたとしても、流石に30代40代と年齢を重ねていくと、若い頃のようには稼げなくなります。
女性が風俗店の経営者になることで、風俗嬢のように年齢を気にせずとも働くことができます。
なによりも、ママ経営だと風俗嬢と同じ目線に立つことができますので、風俗嬢のちょっとした変化にも気づきやすく、繊細で丁寧な対応が取りやすいといったメリットがあります。
同性だからこそ連帯感も持ちやすく、チームワークのある経営に励めるといったメリットがあります。
ママ経営の特徴
男性ではなく、女性が風俗店を経営するママ経営には、男性だと気づかない点にもいち早く察知できるといったメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。
まず、ママ経営をしている女性というのは基本的に年配の女性が多く、あまり若い風俗嬢と価値観が合いません。
特に昭和生まれのママ経営者と、平成生まれの風俗嬢とでは、話はほぼ嚙み合わないでしょう。
しかし、いくら価値観が合わないからといって、上司の命令は聞かないといけません。
いくらママ経営者によるセンスの押しつけだったとしても、従わないわけにはいかないでしょう。
例えば、年配の女性の中には口紅は赤色が良いと考える女性が多いのですが、若い女の子は必ずしも赤が良いとは思いません。
というよりも、口紅の色くらい好きに選ばせて欲しいと考えるものです。
この時、センスの押しつけをせず、好きな口紅を使わせてくれれば問題ないのですが、強引に意見を通そうとすると仕切りたがり屋だと思われ、お店の雰囲気が悪くなります。
そして、そういった雰囲気の悪いお店というのはお客さんからも嫌われやすく、稼げなくなることもあります。
ママ経営者がただの仕切りたがり屋であるだけなら、特に問題はないのですが、さらには嫉妬し、嫌がらせまでするとなると手に負えません。
ママ経営の風俗店の中には、経営者のママ自身がお客に恋してしまうこともあります。
そうなるとさらに最悪の展開として、お客に接客をしている風俗嬢に嫉妬し、嫌がらせをすることもあります。
その風俗嬢が若くて美人だと尚更ママ経営者からの嫉妬を買いやすく、あまり客はつけないといった嫌がらせがエスカレートすることがあります。
ママ経営者に気に入られる風俗嬢
全てのママ経営者の風俗店が稼げないというわけではありませんが、稼げないママ経営者のお店の中には明らかにこのママ自身に原因であることがあります。
例えば、ママ経営の風俗店のナンバー嬢が、どう見てもナンバー嬢になれるような美女には見えないお店などがまさにその典型です。
ママ経営に限らず、女性が上司の職場において、もっとも気に入られやすい人というのはたいていの場合、媚び上手な女性です。
もちろん、男性の中にも媚びられて嬉しがる人もいますが、ママ経営の場合は特にその傾向が顕著に現れます。
本来であれば、売り上げに応じてナンバー嬢を決めるはずなのに、ママ経営の風俗店になると、なぜか売り上げに貢献していないデブスな女性がナンバー嬢になっていることがあります。
ちなみに、ママ経営者自身がデブスであった場合、嫉妬からか綺麗な風俗嬢には冷たくあたったり、お客が来ないようにするといった嫌がらせをすることがあります。
もちろん、ナンバー嬢がデブスばかりで、せっかくお店に入っても美人がいなければ、やがてお客さんに逃げられます。
そんなお店にいても稼げるわけがないので、実力のある風俗嬢ほど早々に他のお店に移籍してしまいます。
売れないママ経営のお客さんの特徴
ナンバー嬢がデブスばかりで、綺麗な風俗嬢にはお客をつけない、こんな風俗店があったら真っ先に潰れそうなのですが、意外にも潰れないものです。
一体なぜでしょう?
その一番の理由は、スポンサー客の存在でしょう。
ママ経営の風俗店の場合、ママ自身が風俗嬢だった頃に仲良くなったお客さんが通うことが多いです。
このようなスポンサー客がいる限り、ママ経営の風俗店は存外に潰れず、長く経営することになるでしょう。
まさにママ経営のお店の最大の救世主なのです。
しかし、ママ経営にとってメリットの大きいスポンサー客だからといって、必ずしも風俗嬢に限って良い太客になるとは限りません。
いえ、お金を落としてくれるわけですので、太客にはなるのでしょうが、自ら率先して付き合いたいお客になるとは限らないということです。
というのも、このようなタイプのスポンサー客はママ経営者と同世代、もしくはそれ以上に年配のことが多く、かなり年上になりやすいからです。
さらに、風俗慣れしている分、厚かましいお願いをしたり、ママ経営者と懇意なのを良いことにいろいろと要求することがあるからです。
それでいて、年齢を重ねているだけあって、耳が遠く、何を言っているのかわからないことがほとんどなだけに、風俗嬢にとってはキチガイも同然に扱われるものです。
耳が遠い高齢者というのは往々にして声がデカく、うるさいものです。
そんなキチガイな男性に限って風俗嬢に説教したがる傾向が強く、働く意欲を削がれます。
普通のお店であれば、こういったキチガイな男性客はNGにして出禁にするものですが、ママ経営のスポンサー客となると、そうはいきません。
こちらは仕事で仕方なく相手をしているのに、しつこく飲みに誘われることもあれば、最悪なケースとしてストーカー化することもありますので、こういったキチガイ客は注意が必要です。
相手がお金持ちのイケメンの太客であれば、飲みに誘われることは大歓迎でしょう。
しかし、NGの客とプライベートの時間を潰してまで飲みに行きたいなんて思う女性はまずいません。
こんな事態になっても、ママ経営者は風俗嬢を守ってくれることはあまりません。
特に美人で嫉妬されやすい風俗嬢ほどその傾向は強く、その結果として、風俗嬢は別のお店に移籍しやすくなります。
ママ経営といっても全ての風俗店が稼げないわけではありません。
中には卓越した経営手腕をもって、稼げるお店へと改善させることもあります。
しかし、そうでない、いわゆる稼げないママ経営のお店にいると、せっかく風俗嬢になったのに稼げず、嫌な想いをするだけです。
どうせ風俗で働くのであれば、稼げるお店、それも待遇の良いお店を選びましょう。
風俗嬢が働きやすい職場
経営者が同性のママ経営者であれば、女性にとって理想的な職場になるだろうと思うのは早計です。
そもそも、女性だろうが男性だろうが、風俗嬢がお店にとって利益になる存在であることに違いはありません。
そのため、売り上げを重視する経営者ほど風俗嬢にとって働きやすい環境を整えるものです。
人気のある風俗店などになると、子供がいる風俗嬢のために託児所を設置したり、禁煙者のための待機室を設けるなど、様々な取り組みをしているものです。
遠くから出稼ぎにきたお嬢さんのために寮を完備させるといった風俗店もあり、そういった待遇の良いお店で働くことで、女同士の嫉妬や派閥争いといった、単純にお金を稼ぎたいだけの風俗嬢にとってどうでも良い諍いから逃れ、余計なことに煩わされずに働けます。
女性が風俗嬢になる理由は様々でしょうが、わざわざ稼げないお店に通う必要はないでしょう。
女同士の面倒な嫉妬に巻き込まれるのが嫌だと思うなら、ママ経営のお店は避けた方が無難かもしれません。
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