キャバクラでお客さんの支払時にカードを預かると、ブランドをチェックしたくなるものです。
アメックスのようなブランドだったり、ゴールドやプラチナのような上級会員だったりすると、お金持ちかなと思いたくなります。
実際はどうなのでしょうか。
カードでステータスはわからない
クレジットカードはお客さんのステータスを確認する一つの手段です。
ただ、年会費無料の一般カードを持っているからと期待できないお客さんとは限りません。
また、水商売のキャバクラを信用していないお客さんは、現金支払をするでしょう。
そのため、カードだけではステータスのチェックは難しいです。
それより、着ているスーツや履いている靴の方がステータスの判断基準としては有効かもしれません。
キャバクラの店長さんレベルになると、お客さんのステータスをチェックする能力が優れています。
何かの折に聞いてみるといいでしょう。
ゴールドカードの年会費は2千円から・・・
ゴールドカードはどの信販会社も発行しており「乱発」の様相もあります。
また、年会費もディスカウントされており、最低年会費は2千円程度というゴールドカードもあります。
また、イオンやAmazonのように自社で発行しているゴールドカードもあります。
イオンやAmazonではステータスはありますが、キャバクラ嬢に役立つステータスかどうかは別問題です。
このようにゴールドカードはあまり意味がありません。
あえて言うならば、JCBなどのように年会費を値引きしないゴールドカードはステータスがありそうです。
年会費を気にするような人が持っているカードではないため、けちな人ではないと言えます。
アメックスの審査基準は低くなっている
ではアメックスのようなブランドカードはどうでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、アメックスはセゾンと提携しています。
アメックスのシンボルである「百人隊長」と呼ばれるローマ兵がカード左側に大きく表示されているカードです。
ちなみに「本家」のアメックスはカード中央にローマ兵が描かれています。
セゾンアメックスのうち薄い緑色の「パールカード」は、事実上年会費無料です。
また、審査基準も本家のアメックスに比べれば低いです。
また、本家のアメックスもゴールドカードはキャンペーンとして初年度年会費無料にしていることがあります。
審査基準も思ったほど高くありません。
アメックスだからステータスがあるとは言い切れません。
プラチナカードはちょっと信頼できるか?
じゃあどうすればいいのかと言われるでしょう。
カードのうち、プラチナカードはそれなりにステータスがあります。
三井住友のプラチナは年会費3万、アメックスプラチナは13万と年会費も安くありません。
それだけの年会費を支払い続けている会員ですから、ケチケチしていません。
店内でドリンクのおねだりもしやすいでしょう。
同伴出勤もすんなりOKとなりそうですね。
カード支払は避けられる
とはいえ、現実にキャバクラでカード支払をするお客さんは多くありません。
請求が不明瞭だというイメージがありますし、カードの不正利用の可能性も否定できません。
カードのステータスより、着ている服や靴をチェックした方がお客さんの「格付け」にはよほど有効です。
キャバクラ嬢の中には、男性のスーツ・靴・時計などのブランドに詳しい人が少なくありません。
そちらの方がステータスチェックの方法としては有効だからです。
手数料の存在
キャバクラでカード支払をすると1割から2割の手数料を割増で支払うことになります。
これだけの理由でカード支払をしないお客さんも珍しくありません。
風俗店でも同じですが、手数料を徴収しているのは、キャバクラでは信販会社の審査に通らず、名義借りをしていることが多いためです。
名義を借りているのですから、当然手数料の支払が必要になります。
大抵の場合は、名義を借りている相手に支払う金額をそのまま上乗せしています。
しかし、悪乗りして「過剰請求」しているキャバクラもあります。
不当請求の疑念
飲食店や風俗店でカードを使わないほうがいいと言われています。
これは、カード情報が不正利用される可能性が高いからです。
カードを利用すること自体がリスクであれば、現金支払のお客さんが多いことは当然でしょう。
特に支払の際にキャバクラ嬢がカードを持って行くので、カード情報がどうされるかはブラックボックスです。
カード不正利用の原因はお店にカードを預けてしまう場合が多いと言われています。
そのため、いつもはカードを利用しているお客さんも、キャバクラでは現金支払なのです。
奥さんにバレる原因
カードの請求明細は請求書が届いた時に内容を確認するため、すぐに捨てないことが多いです。
ただ、これは奥さんにバレる原因になります。
キャバクラに行くことは奥さんなどに内緒にしていることがほとんどです。
内緒にする以上は「証拠」を残さないことが一番です。
カードを使わない方がお客さんとしても気が楽でしょう。
このようにキャバクラでカードを利用することはリスクが大きく、お客さんも避けていることが多いです。
逆に、このようなリスクを意識せずにカードを使っているお客さんは、キャバクラ嬢としては「有望」かもしれません。
派手にお金を使うお客さんの可能性が高いためです。
どんなカードなら信用できるか?
とはいえ、支払の際に自分に預けられるカードです。
ひとつの「顧客情報」としたいことも事実でしょう。
そのためには、クレジットカードの情報サイトで
- 年会費を値引きしないカード
- 招待制のカード
- 年会費が高いカード
を知っておくと便利です。
このようなカードを持っている人は、ステータスが高いこともありますが、ケチケチしていませんから、自分の売上アップにつながるでしょう。
JCB THECLASS
年会費5万円のカードです。
年会費の値引きはなく、JCBから「絶大の信用」を得なければ発行されない究極の招待制カードです。
黒のカードで中央部にデカデカと「JCB THE CLASS」と表示されているためすぐわかります。
招待制のカードですから、滞納履歴が一度でもあれば発行されません。
利用額はさほど問われないようですが、滞納がないということは正直な人だと言えそうです。
同伴出勤でドタキャンをするような人ではないと言えそうですね。
アメックスプラチナ
こちらも招待制のカードです。
アメックスゴールドの利用額を延々と伸ばし、やっと手に入ると言われています。
利用額を増やしたいと無意識のうちに思っている事が多いため、自分の売上には貢献してくれるでしょう。
年会費は13万と高いので、金払いがいい人であることは間違いありません。
もちろん値引きなどあり得ません。
このような人の身なりを見ていると、イギリス製生地のスーツやイタリアの靴、腕には見たことがないような豪華絢爛な腕時計が輝きます。
キャバクラの店長が「カモにしたいタイプ」と言えばわかりやすいのではないでしょうか。
ダイナースクラブ
ある意味ダークホース的な性格を持つカードです。
年会費は2万2千円と安くはありませんが、これがダイナースの「一般カード」なので招待制ではありません。
しかし、このカードは「グルメ派御用達」のニックネームを持つちょっと変わったカードです。
ここまで読んで「ピン」と来た人もいらっしゃるかもしれません。
同伴に誘いやすい相手なのです。
指名されたら、グルメの話で盛り上げることは難しくありません。
頃合いを見て「一緒に食べに行きたいな」と言ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
クレジットカードでお客さんのステータスを推測するのはいい方法でしょう。
しかし、ゴールドカードはどの信販会社も乱発しています。
プラチナカード以上でなければ意味がありません。
それより、お客さんの身なりを見たほうがステータスのチェックとしては有効です。
海外製のスーツやピカピカの靴、機械式の腕時計などはステータスの判断材料でしょう。
カードよりステータスチェックとしては適しているのではないでしょうか。
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