風俗嬢にとって本指名してくれるお客さんはとてもありがたい存在です。
週に一度でも来てくれれば、それだけ収入が安定するのでありがたい存在と言っていいでしょう。
稼ぐ風俗嬢ほど、そのような本指名をしてくれる常連をたくさん持っているといえます。
それは店にとっても良いことなので、嬢には「本指名してくれるお客さんをいっぱい作れ」と指導するはずです。
では、本指名をしてくれるお客さんを切ることはないのでしょうか？
実は結構あるケースなんです。
「せっかくできた太客を切るなんてもったいない！」と感じるかもしれません。
ですが、そこにはやむを得ない事情があるのです。
働けなくなるほど病む可能性がある
通常の場合、リピーターがつくときは気持ちが楽になるでしょう。
知らない顔より知った顔のほうが安心しますし、性格や性感帯も把握しておけば接客はたやすくできるはずです。
逆にフリーのお客さんばかりだと、どうしても身構えてしまいます。
なんといっても知らない男性と裸で二人きりになるのですから、どんなに仕事に慣れていてもストレスになることは避けられません。
だから本指名の太客をつくることが重要だといえます。
出勤が指名で埋まれば、それだけストレスがなくなり収入が安定します。
それはフリー客ばかりの風俗嬢と格段に違う環境でしょう。
体やメンタルを酷使する仕事ですが、その消耗度合いはお客さんにすべてかかっているからです。
長期的に稼いでいる風俗嬢は、そのような本指名の客をゲットする方法やノウハウを持っているといえるでしょう。
例えばそのような客を作るための手段として「色恋営業」を使うこともあります。
LINEを交換したり、その気があるような素振りで誘惑する方法です。
女性慣れしていないお客さんでしたら「この女は俺に気があるかも」と勘違いしてしまうかもしれません。
また、そこまでやらなくてもハマってくれる人もいます。
「お客さん私のタイプです」とか「とっても素敵な人で今日はうれしかったです」などでも勘違いしてしまうのです。
これはいわゆる「チョロイ客」です。
普通の男性だったら「お世辞上手いね」とか「営業ごくろうさん」とスルーするような言葉ですが、正面から真に受けるタイプがいます。
特にそれまでの人生でまったく女にもてなかった男性などは、このような反応をしてしまう傾向にあるでしょう。
風俗に来る男性のタイプ
風俗に通う男性には二つのタイプがあります。
一つは性欲が強く、一人の女性では満足出来ない人。
これはある意味健康的な男性です、特にトラブルを起こすこともありません。
もう一つは女性に全く縁がなく、お金を払わないと会話すらできない人。
このタイプは簡単に色恋に落ちますが、やりすぎると度を越して干渉してくるのです。
それは「仕事だから我慢」できるレベルではありません。
むしろ「仕事に影響が出るほどキモイ」ものです。
我慢の限界を超えて精神的なバランスを崩す嬢だっているので注意しましょう。
「私だったらお金のために我慢するけど」という人もいるかもしれませんが、その内容は本当にキモイんです。
メンタル攻撃のようなキモ客のアプローチ
勘違いしたキモ客のアプローチなんて無視すれば問題ないように思えます。
でもそれは常識の範疇を超えた精神攻撃なんです。
最初は気の弱そうなお客さんに見えても、ネットの中では別人ということがあります。
そんなお客さんとメアドやLINEを交換してしまったのなら、一日何十件ものウザいトークに付き合わされるでしょう。
無視したりブロックすればいいのですが、客として来ることは避けられません。
そんな客がいれば出勤するのが怖いと感じるはずです。
店としても太客は離したくないので、「なんとか我慢して」とあまり助けにならない所もあります。
キモ客に捕まった嬢の中には、朝起きて20件以上の着信や受信があったというケースもあるくらいです。
もはや仕事の範疇を超えていると言えるでしょう。
その時点でNG客にするかもしれませんが、ストーカーになるともはや店のレベルではなんともできないレベルです。
警察に言うしかないですが、ストーカーの取り締まりはなかなか難しい現状といえます。
なぜならそれが通常の色恋なのか、それとも犯罪なのか判断できるラインが曖昧だからです。
こちらができる最終手段は店を変えて、源氏名も変えることです。
ですがHPなどの写真から追跡された嬢もいるので絶対ではありません。
それにそんな客は「悪いことをしている」という自覚は無いのです。
むしろ「女の子も俺のことが好きなんだから、会いたいはずだ」と本気で思ってます。
とんでもない勘違いですが、女性慣れをしていない男性の中にはよくあることです。
風俗で接客しているだけなのに、結婚を求められた嬢もいるくらいです。
そんなプライベートで一度もあったことがない相手に求婚されるのは、ちょっとしたホラーでしょう。
でも本人は本気なんです。
しかもそれは、非常に強い思い込みです。
とても常識や正論で立ち向かえるものではありません。
だからそんな客に出会ったときは、こちらも断固とした対応を取ることです。
ストーカー化した客は人ではなく動物と考える
私たちは通常「空気を読む」ことを大切にします。
それは相手の気持ちや考えを想像して、分かり合おうとする気持ちです。
とても美しく、立派な気持ちですがキモ客には禁物です。
彼らは同じ言葉をしゃべりますが、何を考えているか？なんて想像してはいけません。
理解できるはずがないのです。
恋愛モードに入ってるからといって、ストーカーや粘着してくるキモイ人間のことをわかろうとしてはいけません。
なので動物と思いましょう。
彼らはまともな教育を受けたり、人との接し方を学んできたことがない動物です。
だからNGにするときはバッサリと、情け容赦なくやりましょう。
「何万も使ってもらったのに・・・」をわかろうとしなくていいのです。
ほっておいたら、こちらのメンタルが破壊されてしまいます。
もしそうなったら、損害は何万円になるでしょうか？
働く時間を失いますし、病院に行かなくてはいけない場合もあります。
そうなると本指名の太客を失うことなんて小さいことです、たいしたことではありません。
私たちは客と嬢である前に、一人の人間です。
人はどうしても無理な人とは付き合うことはできまん。
切るラインはどこにする？
あからさまなキモイ客でなくても「なんかダメ」という人もいます。
それも相性の問題なので、我慢してなんとかなるというものではありません。
見た目は普通で、紳士なお客さんでもダメになることだってあります。
週1で通ってくれたのに、半年ぐらいで「もう無理」とNG客にしてもらうことだってあるのです。
それは理由を説明しにくい感覚です。
あえていうなら「飽きた」としかいえません。
周りから見ると「なんて贅沢な」と思うでしょう、でもある日突然ダメになることがあるんです。
理解者は少なく、苦しいかもしれませんが我慢しすぎてはいけません。
人間関係の悩みで鬱になることなんて当たり前の話です。
たとえ出勤日がフリー客か待機ばかりになっても、自分の精神を犠牲にするほどのことではないでしょう。
沢山稼ぐには長く働くほうがいいですし、長く働くには無理をしすぎないことが重要です。
まとめ
本指名の太客をゲットするために、いろんなことをすると思います。
色恋のような営業をすることもあるでしょう、それは有効な営業手段の一つと言えます。
でもたまに勘違いキモ客を掴んでしまうことがあるのです。
お金のためならある程度我慢できると思いますが、「無理だ」と感じたらNG客にすることをためらってはいけません。
なにより大切なのは自分のメンタルなのです。
メンタルを常に健康に保つのが、長くガッツリと稼ぐコツです。
だからどんなに太客でも、切るときは切るのが正解なのです。
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