風俗嬢にとって、性感染症こと性病は不倶戴天の敵です。
かかってしまうときはかかってしまいますし、どれだけ気をつけても感染したのなら治療しなければなりません。
しかし、出来る限りのことはしたい、むしろしなければならないと思っている方も多いと思います。
けれど、いくら予防・治療をしようと思っても、性病についての知識がなければ何もすることができません。
では、具体的にどのようなことをすれば予防・治療をすることができるのでしょうか。
実際に病名を挙げながら、説明していきたいと思います。
性病を予防する方法
性病を予防するためには、まずはコンドームをつけることが第一の予防方法です。
多くの場合、性病は感染力がそれほど強くなく、粘膜と粘膜の接触でしか感染しない場合がほとんど。
よって、粘膜同士の接触を遮断できるコンドームは、かなりの確率で性病を予防することができるのです。
加えて、プレイのあとは薬品でうがいをすることが性病の予防に役立ちます。
よく性病は性器付近にしか発生しないものと勘違いされがちですが、実際のところは喉にも感染するのです。
しかし、風俗で働いている限りは基本的にキスとフェラチオをしないことは少ないと思うので、喉の粘膜への接触を避けることは難しいと思います。
なので、プレイの後にしっかりと殺菌をすることで、ある程度予防線を張ることができるのです。
お客さんと一緒のお風呂に入るサービスがある場合は、それほど長い間一緒に入らないようにするのも予防方法でしょう。
というのも、感染力の強い一部の性病は水を伝って感染することがあるからです。
よって、お風呂の水はお店の方針でもない限り1回ずつ代えることを意識しましょう。
性病を考えなくても不衛生ですし、お湯も冷めてしまうので、いいことはありません。
また、自信の免疫力が低くならないようにするのも予防法の一つです。
例えば、ヘルペスは免疫力が落ちた場合のみに姿を現す性病なので、普段から免疫力を強く保つことで、ヘルペスウィルスを発現させないようすることが出来ます。
免疫力を高めるためには、規則正しい生活をするだけで十分です。
3食きちんと食べ、夜は睡眠をとり、適度な運動を取るのが何よりも免疫力を高めてくれます。
しかしながら、これだけ予防線を張っても、場合によっては性病をうつされてしまうことがあるでしょう。
風俗嬢である以上、これは避けては通れないリスクなのです。
では、実際にうつってしまったらどうすればよいのでしょうか。
それぞれの性病について、その治療法と共にまとめていきたいと思います。
風俗嬢がうつされやすい性病とその治療法を紹介！
性病には様々な種類があります。
共通点は「性行為によって感染する」ということだけなので、その治療法も症状も全く異なるようです。
クラミジア
クラミジアはおりものが増えること、性行為のときに痛みが出るなど、自覚症状は薄い場合が多くなっています。
しかしながら、子宮外妊娠の可能性が大きく上昇する点は実害の一つとしているでしょう。
その他、免疫力が非常に落ちるのでほかの性病にかかる可能性が格段に上昇します。
感染力が強いため、男性にも感染しやすい点も特徴です。
治療は錠剤を飲むことで可能。
医者に行けば、いとも簡単に治療することができます。
HIV・エイズ
「エイズウイルス」によって感染する病気です。
人間の免疫力が大幅に低下する病気で、この病気に感染したが最後、あらゆる病気が致命的なものになります。
現状、有効な治療法は一切発見されておらず、性病の中で最も恐ろしい病気といえるでしょう。
進行を遅らせることは現状の医療技術でも十分可能なので、すぐにでも病院へ行きましょう。
感染力は非常に低い病気なので、コンドームさえしていれば99％防げる点が特徴です。
ヘルペス
ヒトヘルペスウィルスによって引き起こされる病気で、口に発生するものは「口唇ヘルペス」、性器に発生するものを「性器ヘルペス」といいます。
発症すると患部の周りにイボのようなものが出来、ズキズキと痛むようです。
現状の医療では完治することができず、具合が悪くなるたびに再び発症します。
なお症状自体は緩和することが可能で、内服薬と外服薬によって2週間程度で治療することが出来ます。
淋病
女性の自覚症状が薄いのが特徴です。
おりものから悪臭が出る程度なので、気がつかないという人も多いかと思います。
しかしながら、男性の自覚症状はきつく、性器に激痛が走ります。
基本的に投薬で治療しますが、どんな薬を処方されるのかは場合によって異なるようです。
コンジローマ
ガサガサした鳥のトサカのようなイボイボが出来る病気です。
男性のものは「フォアダイス」と勘違いしやすく、発見が遅れるのが特徴です。
爆破的に増殖するので、性器全体にイボイボが広がることがあります。
症状的なものはほとんどないのが特徴で、放置されることが多いようです。
治療には外科的に切り落としたり、レーザーで焼いたりしなければなりません。
ウレアプラズマ/マイコプラズマ
この2種類の病原菌は尿道炎を引き起こします。
尿を排出するときに痛みを感じたり、性器付近が赤く腫れていたりして、淋病の検査をしても引っかからなかった場合はこの病原菌の感染を疑いましょう。
治療は抗生物質の投与による治療です。
投薬で簡単に治ります。
トリコモナス
原虫という虫によって引き起こされる病気です。
基本的な症状は膣から悪臭が出てきて、おりものが増加します。
ほとんどの人は症状が出ないようで、かなり放置されがちな病気です。
原虫は水の中でもある程度生存できるので、水から感染することもありえる、強い感染力を持っています。
カンジダ
体内で繁殖したカビが原因の病気です。
非常に痒くなり、我慢できないほど性器をかきむしってしまう人も。
どろどろしたオリモノも出るようになるので、不快感が強い病気といえます。
治療法は抗生物質の服用および軟骨を塗ることになります。
膣洗浄を行う場合もあるようですが、それほど時間はかからず治療可能です。
梅毒
感染した部位に、イボが出来る病気です。
そのまま放置していると、イボが徐々に膨れていき、赤くなって痛くなります。
最悪の場合、失明・心臓病になり、死に至ることも。
一昔前は不治の病として恐れられていましたが、現在は特効薬の発見によって簡単に治るようになりました。
病院に通い、適切に治療をすれば簡単に治療可能です。
重要なのは早期の発見！ 性病のまとめ
有名な性病は以上です。
他にも、厳密には性病と呼べませんが、肝炎をはじめとした病気も性行為によって感染する危険性があります。
風俗嬢にとって、どの性病であれ休む必要が出てくる病気です。
どれもおそろしい病気ですが、いずれにしても、大切なのは早期の発見、早期の治療です。
性病を発見には、性病検査キットによって検査する必要があります。
普通のお店であれば、雑費として差し引かれることで検査キットを貸し出していると思うので、定期的に行いましょう。
もしもお店が性病検査を行っていない場合は、必ず自分で検査しましょう。
風俗嬢である以上、感染している可能性は高くなっています。
自分は大丈夫、そういう認識が何よりも危険なのです。
万が一検査によって感染が発覚したのであれば、すぐに性病科へいくことをおすすめします。
というのも、ほとんどの性病は素早く治療しなければ段々と症状がひどいものになっていくからです。
性病は恥ずかしいものという認識を持っている人もいるかもしれませんが、性病に罹る人は結構多いのです。
気にせず、最寄の病院へ行きましょう。
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