風俗の世界に足を踏み入れる女性が多い一方、女性を食い物にする悪徳業者もまた多数存在する、風俗業界。
高い給料で女性達を誘惑し、その実稼げないなどと言ったトラブルは数多くあるのが現状です。
手厚い待遇や高額な報酬を保証する求人は、本当にあるのでしょうか
日給保証や体入祝い金などを例に、説明していきます。
そもそも、どんな保証があるのか？
風俗業界における保証とは「日給保証」「最低保証」です。
出勤しても指名が無い場合、その日の稼ぎはゼロ。
たまにならまだしも、何日も続けば働く意欲がなくなり、最悪、辞めてしまう事になりかねません。
ですが、これらの保証があれば、最低限の収入は約束されます。
例え指名ゼロであっても、店がその分カバーしてくれる訳ですから。
これなら仕事が無くてもいくらかの報酬が確実に得られるので、女性にとっては非常にありがたい制度と言えます。
売上に左右されるのが風俗業界ですから、必ずしも全ての女性が稼げる訳ではありません。
それによって辞める女性が出てしまわないための保証制度なのです。
この保証金は、入店後ずっと支払われるものです。
特に人気がある、レギュラー出勤（週5日勤務、8時間以上）が出来る、アイドル並みにルックスが良い、固定客を多く持つ、などの女性に対しては、より高額の保証金が支払われます。
店にとっては、保証金を払ってでも働き続けて欲しい人材と言う訳なのです。
次に「祝い金」。
「入店祝い金」「体入祝い金」と呼ばれるものです。
１日から数日間、店で働く事ができる「体験入店」。
実際に働いてみてから正式に入店するかどうかを決められるので、自分にあった店を見つける事ができ、ミスマッチを防げます。
良心的な店なら、体入だけで祝い金を支払ってくれます。
5000円から1万円が多いですが、中には10万円と言う破格の祝い金を出す店もあります。
保証や祝い金がありません。なぜですか？
日給保証や祝い金制度がきちんとしている店ばかりではありません。
好条件をエサに女性を騙す悪徳業者も居ます。
求人よりも少ない額しか支払われないなどのトラブルは少なくありません。
面接時にきちんと確認しておく事が必要です。
他には、求人に書かれた保証は実際にあるけど、女性側が条件を理解していないと言うケースがあります。
日給保証や最低保証を受けられるのは、多くは条件を満たした場合です。
「1カ月○日以上出勤」
「出勤日は○時間以上勤務」
「サイトや雑誌への顔出しOK」
「ブログやツイッターを毎日更新する」
など、店が指定した条件をクリアした場合に限り保証の権利がある、と言うのが一般的。
同様に、体入祝い金を貰うには「体入○時間以上」などの条件を満たして初めて、報酬が受け取れるシステムになっています。
入店初日に支給される事はありません。
この部分を理解せずに働き、求人と違う！と勘違いしてしまう女性も中にはいるようです。
最初から悪意を持ってお金を支払わない業者もいますが、女性が条件をきちんと理解していない為にトラブルに発展してしまうケースもあるので、応募の際には求人票や面接などで、十分確認しましょう。
求人では都合のいい部分しか書かれていない場合があるので、面接で確認するのは大切です。
保証金の制度を悪用するな！
ではなぜ、店は条件を付けるのでしょうか。
保証があるのを良い事に、仕事をサボる女性が出てくるからです。
頑張らなくてもお金が貰える！ラッキー！なんて思われては、営業に支障が出ますし、周囲からの信用を失います。
また、いわゆる体入荒らしで祝い金を不当に受け取る女性がいるのも理由です。
この様な女性は、体入を「一時の小遣い稼ぎの手段」にしか考えていません。
保証制度を当てにしてあちこちで荒稼ぎする女性は、例え実際に入店しても、仕事が来る事はあまり無いそうです。
体入荒らし対策をしている店は多く、そのエリアでは働けなくなってしまうこともあるとか。
指定された条件をクリアして初めて、保証金や祝い金が受け取れる仕組みになっているのはこの為です。
いずれにせよ、女性自ら努力して稼ぐことに意味があるのです。
ちなみにですが、これらの保証制度、実は出稼ぎ風俗嬢の為に生まれたと言います。
地方店への出稼ぎとなると、都会ほど女性は来てくれません。
多くの保証をつけることで女性を呼び込む狙いがあるのです。
保証が出やすいのはどんな店？
保証が期待できるのは、デリヘルなどの無店舗型よりも、実際に店を構えている所です。
大手は勿論、ファッションヘルスやピンサロでも保証を受けられます。
保証を受ける際の心構え
先程、保証を受けるには店からの条件をクリアする必要があると言いました。
何日以上、何時間以上勤務必須、勤務態度、本指名の数など、女性によってはキツいと感じる条件かも知れません。
ですが、求人にあるシフト自由、短時間勤務OKなどの文言を鵜呑みにしてしまうと、保証を受けるに十分な勤務条件を満たすことは出来ません。
店側は、少し高いくらいのハードルを設定する事で女性のやる気を上げると同時に、本当にやる気があるかを見ているのです。
言わば、本気で稼ぎたい女性を支援するための制度、それが日給保証、最低保証と言って良いかも知れません。
「お茶を引く」ってどういう意味？
それぞれの業界にはその道の人達にしか分からない言葉がある様に、風俗業界にも特別な言葉は勿論あります。
運悪くその日は客が来なかった、入ったばかりで指名がない、などの仕事が無い状態、客を呼べない状態の事を「お茶を引く」と表現します。
人気が出ればこう言った事は無いでしょうが、入店して間もない頃や、その時の客足などに左右されて指名が無いのはよくあります。
水商売ゆえ、仕事のある・ないは極めて死活問題。
特に入店したての女性は客からの指名が無いと、自分には向いていないと思いがちです。
そしてそのまま辞めてしまうケースがありますが、これはある意味仕方の無い事。
場数を踏んで多くの客を掴めるようになってくるので、落ち込む心配はありません。
ここで、先程の保証の話。
日給保証や最低保証は、「お茶を引」いている女性を助ける為の保証制度、と言う事になる訳です。
お茶を引いているばかりでは、収入がおぼつきません。
店側は、収入の保証をしてあげる事で、少しでも長く女性に働いてもらいたいと願っているのです。
もしもお茶を引く状態が続いた場合、一度、自身の接客スタイルに問題が無いか考えてみます。
- 接客は雑ではないか
- オプションには出来る限り対応しているか
- 客の心を掴むようなコミュニケーションをしているか
- メイクや服装は整っているか
- シフトは柔軟に対応しているか
など、客観的に見つめ直すと原因が見えてくる事もあります。
その上で問題が無ければ、その店との相性が悪いのかも知れません。
まとめ
他店との競争が激しい風俗業界。
どの店も、少しでも良い待遇で女性の入店を促してきます。
体験入店すれば、実際にどんな女性が働いているのか、どんな客が出入りするのかなどを知ることが出来ますし、この店でならやっていける！と言う自信にもつながります。
保証金や祝い金をうまく活用して、しっかり稼げるようになることを店は期待しています。
夜の世界で稼いでいくのは厳しい道です。
体入荒らしにならない程度に、納得のいくまで自分にあった働き口を見つけましょう。
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