風俗嬢は、お客さんと本番まですることもある仕事です。
体を張るからこそ高い給料がもらえる仕事でもありますが、性病などにかかるリスクも高まってしまいます。
また、子宮頸ガンになるリスクもあがってしまうと言われています。
今回は、風俗の仕事と子宮頸がんについてまとめました。
子宮頸ガンとは?
ガンの種類もたくさんありますが、女性特有のガンと言えば、乳ガンや子宮頸ガンが有名です。
有名人もかかったことがあるガン。
決して他人事ではなく、いつ自分がかかってもおかしくないでしょう。
しかし、ガンになる原因やルートはまだあやふやです。
医師によっても、言っていることが違うため、どれを信じていいかわからない人も多いでしょう。
しかし、子宮頸ガンだけは、原因がはっきりとわかっています。
「HPV(ヒトパピローマウイルス)」と呼ばれるものが原因だと言われています。
このウイルスは、コンドームをせずにセックスをした場合に感染すると言われています。
大半の場合は免疫細胞が排除してくれるのですが、なんらかの理由で排除できなかった場合、発症します。
それも、5年後や10年後に発症するため、それまで体に潜伏し続けます。
子宮頸ガンになってしまうと、つらい闘病生活をしなければなりません。
風俗嬢として働いている人は、性病だけでなく、HPVにも気をつけるようにしましょう。
男性には影響がないと言われている
これだけ、いろいろといわれている子宮頸ガンですが、実は男性にはあまり関係ないことのようです。
というのも、男性はHPVに感染してもなにが起こるか、今の医療でははっきりとわかっていないそうです。
もしかすると、近い将来男性にもHPVは影響があって、危険だと言われるようになるかもしれません。
今のところわかっているのは、女性が子宮頸ガンになるということのみ。
あまり知識がなかったという人も、この機会に知っておきましょう。
風俗嬢だけがHPVに感染するリスクが高いの?
こう書くと、風俗嬢だけがHPVに感染する確率が高いと思ってしまうかもしれません。
しかし、ゴム無しのセックスをすることで、感染するので一般女性も風俗嬢もリスクはほぼ同じです。
ですが、パートナーとだけセックスをする一般女性と、不特定多数の男性と関係を持つソープ嬢では、後者のほうが確率が上がってしまいます。
なので、できるだけ子宮頸ガンの検査を受けることをおすすめします。
検査はだいたい2年に1度行われています。
ガンになる前に、細胞の形が少し歪になるので、そこで判断できると治療も楽になります。
やはり、どんな病気も早期発見が大切です。
症状が進行してからでは、手遅れになることもあるかもしれません。
自覚症状がなくても、行くようにしましょう。
大半の風俗嬢が検査に行かないらしい
実は、とある人が20代の風俗嬢にアンケートしたところ、めんどくさいから検査にいきなくないという意見が大半だったそうです。
子宮頸ガンは、自治体が検査することを推薦しているほど、怖い病気でもあります。
なので、暇が空いたときにでも検診に行ってみてはいかがでしょうか。
風俗嬢は、勤務時間が自由ですし一般の女性よりたくさんのお金を持っているはず。
気づいた頃には、手遅れになっていないように、今のうちに検査に行っておくことをオススメします。
まとめて検査ができることも
風俗で働いている以上、性病とは戦わなければなりません。
毎月面倒でも性病検査に行っているという人は多いはず。
もし、別々に検査に行くのが面倒なら有料の検査を受けてみてください。
というのも、子宮頸ガンは、膣内の細胞から検査するからです。
なので、子宮頸ガンでなくても、別の病気が見つかるかもしれません。
ガンになるリスクも抑えられますし、別の病気も見つかるのでいちいち病院をはしごする必要が無くなります。
どうしても、子宮頸ガンの検査を受けるのが面倒なら、半年に一回の頻度でこの検査を受けてもいいでしょう。
風俗嬢は体が資本。
なので、若いうちに適当にしておくと、後々痛い目を見てしまうかもしれません。
子宮頸ガンになるとどんな症状が出るの?
子宮頸ガンがどんなものか知っておかないと、病院に行くことも遅れてしまうでしょう。
子宮頸ガンは、進行すると性交時に血が出てきたり、不正出血が出たりします。
他にもおりものの異常や下腹部に痛みが走るなどがあげられます。
ここまで来ると、かなり進行しているといわれています。
しかし、不正出血やおりものの異常などは、他の病気でも起こりうることです。
特に、性病にかかるとこういった症状が出ることが多いので、風俗のしごとをしていると「またか」と済ませてしまうかもしれません。
少しでもおかしいと思ったら、病院へ行くようにしましょう。
子宮頸がんを予防するためには、どうすればいいの?
子宮頸ガンは、先程も言ったようにコンドームをつけずにセックスすることが問題です。
なので、仕事でもプライベートでもコンドームをつけてセックスするようにしましょう。
ソープでは、NN(生中出し)やNS(ノースキン)をさせられることがありますので、こういったお店は避けるようにしたほうがいいでしょう。
こういったお店は、他の性病や妊娠などのリスクも上がってしまうので、嬢からみても敬遠される場所のようです。
一度よく考えてから入店するようにしましょう。
ワクチンを受ける
子宮頸ガンにかからないためのワクチンがあります。
というのも、HPVには100種類ほどあるといわれています。
なので、出来る限りワクチンを打って予防するのがベストかもしれません。
しかし、このワクチンには副反応があることも事実です。
実際に、打った人が副反応に苦しんでいるという話もあります。
リスクも考えた上で、打つかどうか考えましょう。
生活習慣に気をつける
子宮頸ガンは、他のガン同様生活習慣の乱れでも発症してしまいます。
特にタバコなどもリスクがあるといわれています。
今、風俗嬢をしている人は、一度気をつけてみてはいかがでしょうか。
「めんどくさい…」と思うかもしれませんが、予防するためにもできることから改善していきましょう。
HPVに感染していたらどうすればいいの?
もし、病院に行ってHPVにかかっていると言われたらどうするべきなのでしょうか。
実のところ、感染していても9割は自然と消えるといわれています。
問題なのは残りの10%。
この10%が将来子宮頸ガンになる可能性があります。
残ったHPVは子宮頸に入り、細胞の異常を起こします。
しかし、大抵の場合自然治癒するといわれています。
ただ、今すぐに子宮頸ガンになるというわけではありません。
数年かけてゆっくりと進行していくので、不安な人は定期的に検査に行くといいでしょう。
子宮頸ガンの治療法とは?
もし、子宮頸ガンだと言われたら手術が必要になります。
初期に発見できた場合は、ほんの少し切り取るだけで済みますが、進行していると全摘出することもあります。
妊娠も出産もできなくなってしまいます。
また、より進行している場合や末期の場合だと、手術することですら、厳しいこともあるようです。
その場合は放射線治療や抗がん剤治療が使われます。
子宮頸ガンは、早期発見できれば、比較的治りやすい病気だといわれています。
仕事に一生懸命になるのもいいですが、たまには自分の体を労ってあげるのもいいのではないでしょうか。
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