ソープ嬢にとってコンドームの知識は持っていて当然と言えます。
しかし、慣れや独学などで正しい知識を持っていない人もいるのではないでしょうか。
ソープ嬢がそれでは格好がつきません。
そもそも、ソープで働くに当たっては、自分の身は自分で守らなければなりません。
そのためにコンドームが果たす役割は大きなものです。
ソープ嬢が仕事を原因とし、望まぬ妊娠をしてしまうケースは存在します。
この場合は働けなくなることによる金銭的リスクや、そもそもの肉体的リスクがあります。
望まぬ妊娠を防ぐためにもコンドームの正しい知識が必要です。
正しい知識でしっかりと対策を取り、日頃から予防しましょう。
この記事では正しいコンドームの知識と外れない付け方を紹介していきます。
具体的には以下の通りです。
- コンドームを購入する際の知識
- コンドームを付ける際の知識
- ソープ嬢ができる更なる対策
コンドームの正しい知識と付け方を学び、リスク回避をしっかりしましょう。
コンドームは自分で購入、管理しよう
コンドームはソープ嬢が購入し、管理したほうが安全です。
コンドームをソープ嬢が用意するソープ店もありますが、お店側が用意している場合のほうが多いです。
しかし、コスト意識なのか、粗悪品のコンドームしかソープ嬢に支給していないソープ店も存在しています。
結局、安全の為にはソープ嬢自身でコンドームを用意するのが一番です。
自分で管理するのが余計なリスクを減らすことに繋がります。
購入場所についてですが、コンドームを安く購入しようとすると、通販を利用することになります。
悪い選択肢ではありません。
大手通販サイトでも業務用コンドームと銘打って、1個当たり10円前後くらいから売っていたりします。
ただ使用期限について記載されていない物は避けたいところです。
問題は通販でコンドームを買えない場合です。
ソープ勤めを秘密にしながら家族と同居している場合などが考えられます。
この場合はやや割高になりますが、近くのドラッグストアで購入が無難でしょうか。
割高とはいえ、リスクを回避するためです。
面倒と思っても自分でコンドームを管理したほうがいいでしょう。
コンドームは劣化すると簡単に破けるようになります。
そのため保管に当たっては、直射日光に当たる場所や高温多湿な場所は避けてください。
また、コンドームの賞味期限といいますか、消費期限・使用期限についても注意が必要です。
コンドームは製造から5年を期限とすることが決まっています。
これを超えてしまうと、許容できない経年劣化が起こる可能性が高くなり、コンドームが使用中に破れたりするリスクがつきまといます。
ドラッグストアで購入する時は期限、あるいは製造年月日が確認できますが、通販で購入する時は難しいです。
期限切れはないでしょうが、残り期限が少ない物はあるかもしれません。
使用ペースと相談し、小分けにして購入するようにしましょう。
購入に当たってはコンドームの素材も気になるところです。
コンドームの素材はラテックスとポリウレタンですが、付けやすいのはラテックス素材の物です。
一方、丈夫だと言われるのはポリウレタン製の物です。
他の特徴としては、
「ラテックス素材の製品」
- 安い
- 劣化が早いものが多い
- ゴムの匂いが気になる人もいる
「ポリウレタン素材の製品」
- 丈夫(=破れにくい)
- 使用期限が長期間の物が多い
好みの問題もありますが、自分にとって必要な要素を持つ素材を選んでも大丈夫です。
どちらの素材であれ、品質が保証されているものなら必要十分の性能を持っています。
ポリイソプレン素材のコンドームも種類が少ないながら存在します。
ゴムアレルギーが出ない素材なので覚えておいて損はありませんが、アレルギーを気にするお客さんは持参する気がします。
コンドームのサイズは一通り揃えてください。
たいていの人がMサイズですが、中には別のサイズが必要なお客さんもいます。
サイズが合わないと行為中に外れたり、入らないからと「生」を要求されたりします。
お店が準備しているのがMサイズだけだとしても、リスクを被るのはソープ嬢です。
自分で購入して対策をしておきましょう。
コンドームを付けるときはリードしよう
コンドームの付け方について紹介する前に、付けるタイミングについてですが、これは挿入前となります。
「射精前ならいいのではないか」と思うかもしれませんが、いわゆるガマン汁にも精子は含まれています。
安全のためにはつけるタイミングを早い段階に設定しましょう。
コンドームは小さな引っかき傷からも簡単に破れてしまいます。
コンドームに傷が付く原因は、爪が当たるせいであることが多いです。
常日頃からソープ嬢は爪を短くしていることが必要です。
コンドームを扱う際には基本的に爪を立てないようにしましょう。
まずは用意しなければなりませんが、袋から取り出すときは注意が必要です。
コンドームに傷をつけないように、袋を開けるときは片方に中身を寄せます。
中途半端に切ってしまうと、ギザギザ部分で破損しかねないので、開けるときは一気に切り離してしまいます。
基本的な付け方は次の通りです。
まず、精液だめ(コンドーム先端の部分)から空気を抜きます。
空気が残っているとその後の破損の原因になったり、外れやすくなったりします。
このときも爪を立てないように注意しましょう。
コンドームの裏側を男性器に被せていきます。
このとき表裏を間違えると、ロールしている部分が下りていきません。
進まないなと思ったら裏表を間違っています。
付けるときはコンドームの頂点から転がすように下げます。
男性器の包皮が余分だった場合は、できるだけ根元に下げておきましょう。
コンドームを装着していく際には、陰毛を巻き込まないようにしましょう。
お客さんが痛い思いをする上に、行為中にコンドームが破損しやすくなります。
一旦降ろしきったら、コンドームの根元を持って、男性器の包皮を上に引っ張っていく気持ちで先端方向に向けて動かします。
男性器の根元に包皮の余った部分がなくなり、「ピン」とはるまで続けます。
亀頭と根元の中間に移動した余分な包皮を再びコンドームで覆い、コンドームを根元まで下ろします。
お客さんの中には、ソープ嬢を独占したい人もいるかもしれません。
あるいはただの悪意で、コンドームに穴を開ける人がもしかしたら存在するかもしれません。
故意にコンドームに穴を開けられないためにも、ソープ嬢が装着チェックを、できればコンドームを付けることもリードするべきです。
例えば、口でコンドームをつけてあげれば、お客さんは喜びますし、ソープ嬢がリードできるので装着具合をチェックできます。
口を用いた付け方は、まず唇でコンドームの精液だめの部分を押さえます。
爪を立てないのと同様に歯は立てないようにします。
男性器を持ち、コンドームを上に乗せます。
フェラの要領で男性器を咥えつつ、根元までコンドームを下げていきましょう。
このタイミングでなら装着チェックを自然に行えます。
サイズが合っているか、破れていないかをチェックしてください。
また、射精後ですが、コンドームから精液が漏れてこないように、男性器とコンドームの根元をしっかりと抑えて抜きましょう。
騎乗位であればソープ嬢がタイミングを計るのも容易なので、比較的楽に行えます。
ここでもコンドームを口でつける流れなら、お客さんがベッドに横になっているので、騎乗位に誘導しやすいのでおすすめです。
更なる工夫でリスク軽減を
コンドームが破れる原因のひとつに「女性が十分に濡れていない」というものがあります。
摩擦が強くて敗れてしまうのです。
ソープ嬢でも濡れにくくて、悩んでいる人はいるでしょう。
そういうときはウエトラ(ウエット・トラスト)を使いましょう。
仕込みローションとも呼ばれる物です。
注射器型のアイテムで潤滑ゼリー・ローションを仕込むことができます。
ソープ嬢のマストアイテムのひとつです。
自分で用意となるところも多いですが、必須アイテムと考え、出費を惜しまないほうがいいです。
これはコンドームについても同じ考え方をしましょう。
正しい知識で自分の身体を守りましょう
望まない妊娠はソープ嬢にとって身体的にも金銭的にもリスクでしかありません。
しっかりと予防するために、コンドームを正しく用いましょう。
慣れや独学で使うことは怖いことです。
また基本的な心構えとして、コンドームやウエトラなどのアイテムは必須アイテムであり、お金をかけるべき部分です。
これらを自分で購入し、管理することで自分の身体を守りましょう。
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