風俗店で稼ごうとする女性の中には借金などの返済に追われている人もいらっしゃるようです。
そのような事情を抱えて仕事をしていてもいいサービスはできません。
そんな女性のためにお店では給料の前貸しをしていることが多いです。
これをバンスと言います。
バンス制度ありのお店は多い
バンス制度はお金に困って風俗店の仕事を選んだ女性にとって便利な制度です。
多くの場合は利子ゼロでお金を貸してくれます。
お店としては、貸倒リスクはあるものの、女性の募集をする際に有利です。
ただし、お金を貸す以上は条件があります。
出勤条件などをタイトにし、少しでも早く全額回収するのです。
女性としても、前借りをしたまま働き続けるのは嫌なものでしょう。
借りることができる金額は10万円単位です。
ただ、100万円借りようとしても無理があります。
お店との相談になりますが、20万から30万程度が限度ではないでしょうか。
もっとも、入店祝い金としてその程度のお金を支給することもあります。
バンス制度を利用する必要がない女性も少なくありません。
助かります
消費者金融やカードのリボ払いの支払が厳しいという女性は少なくありません。
勤めている会社の給料だけでは返済できないという場合もあるでしょう。
そんな場合、風俗店に転職することで早期完済が可能です。
女性によってはもっと過酷な事情がある場合もあります。
シングルマザーになってしまい、いきなり自分と子供の生活を自分が支えなければいけなくなることも最近は多いです。
当座の生活資金や支払をしのぐためバンス制度で対応することも可能です。
バンス制度は入店当初に利用されることが案外多いといえます。
事情が事情だけに本当に助かります。
条件は厳しい
ただし、お店側も簡単にバンスを使わせることは危険です。
バンス目当てで入店した女性の中には、そのまま逃げてしまおうと考えている女性もいます。
そんな気を起させないためにも、入店当初からバンス制度を利用した女性には勤務条件を厳しくしています。
多くの場合、オープンからオーラスまでの勤務とレギュラー勤務は最低条件です。
つまり、お店で監視をすることになります。
ただ、新人の女性にはフリー客を優先して付けるので、稼ぎが多くなり返済が早くなるメリットがあります。
条件は厳しいですが、必ずしも悪い事ばかりではありません。
入店日でも可能
このようにバンス制度は入店当日でも利用できます。
ただ、お店としては一番嫌なパターンなので、利用目的を相当突っ込んで聞かれます。
そんなことが嫌ならば、バンス制度を入店日に利用することはやめた方が賢明です。
ただ、お店としてはせっかく入店した女性に早々と辞められては困ります。
お店として納得のいく理由であり、かつ提示する条件を守ってくれそうな女性であれば応じてもらえる可能性は高いのではないでしょうか。
なお、バンス制度を利用する際には、お店と借用証を取り交わすことは必須です。
借りた金額をあいまいにすると、返済したかどうかわからないままになり、辞めたくても辞められない状態になりかねません
使い過ぎは後が怖い
バンス制度は英語の「アドバンス」の略語だと言われています。
要するに「先に」お金をもらうことです。
つまり、稼ぐ前にお金だけもらうことであり、もらったお金を稼ぐまでは給料をもらうことができません。
実際は給料の一部ずつを返済することになりますが、完済するまで厳しめの勤務条件で働く必要があります。
できるだけ利用しない方が好ましいですし、利用する際にも最低限に留めることが大切です。
使い過ぎは後が怖いです。
返済義務がある
バンス制度を利用すると返済義務があります。
お店の側からすると「本当に貸してくれるんだろうか」という警戒があります。
そのため、勤務条件が厳しくなるわけです。
バンスは給料から返済することになるため、自分が稼いだ金額が目減りします。
目標の金額を貯めようと頑張っている女性は別ですが、毎月の生活費にしようとする場合にはちょっときついでしょう。
あらかじめお店に自分が最低限欲しい金額を明示する必要があります。
ただ、お店としても「ある時払い」を認めることはできません。
勤め始めて、ある程度の実績ができれば返済条件も緩めになるかもしれません。
でも、最初の対応は厳しいことは確かです。
条件はきっちり確認しよう
バンスはお店からお金を借りる契約です。
契約ですから、返済条件などはきっちり決めることが大切です。
毎月の返済額をきっちり決め、毎月の返済状況を自分とお店で確認する必要があります。
こうしないと、後で返したとか返さないとかの問題になります。
バンス制度を認めている風俗店は多いのですが、必ずしもすべてのお店がお金の管理をきっちりしているとは限りません。
案外ルーズなお店もあるので要注意です。
下手をすると業界から抜け出せなくなります
バンスはお金に困っている女性にはありがたい制度です。
しかし、使いすぎると事実上店の奴隷になります
稼いだお金を前借しているわけですから、返さないと退店できません。
人気が出て毎月多額の稼ぎがあれば別です。
しかし、人気が落ちてくるとバンスの返済ができなくなることも考えられます、
新人の時はお店のバックアップもあるので稼げますが、新しい娘が入店するとフリー客の人数が落ちます。
それまでに指名客を確保できればいいのですが、そうでないと先細りになるのです。
消費者金融ではありませんが、借りすぎには要注意です。
理由がなければ使わないこと
バンス制度があると無利子と言うこともあり使いたくなるものです。
しかし、無利子だからお得と言うことはありません。
消費者金融でお金を借りると最初の1か月は無利息です。
でも、元本は返済しなければいけません。
バンスも話は同じです。
しかも、返済は自分の稼いだ給料です。
前倒しでちょっとまとまったお金を手にすることができるかもしれません。
でも、それは将来の自分の給料なのです。
理由がないのにバンスを使うことはやめたほうが賢明です。
早く返そう
バンスの返済は早いほうがいいです。
無利子だから引き延ばそうという考えは厳禁です。
バンスを借りていることは自分にとって大きなリスクになります。
先ほど述べた通り、バンスがある限りお店をやめることはできず縛られるのです。
お店は必ずしもバンスを女性のためだけに設定しているわけではありません。
バンスを使わせることで女性を引き留める効果も狙っています。
バンスを利用している娘と利用していない娘では、利用していない娘の方が待遇は有利です。
いつ辞められるかわからない娘とバンスで縛っている娘の違いです。
やむを得ない事情でバンスを利用するのは仕方ありません。
でも、早く返すことで自分に有利な稼ぎができるようになります。
自由が大切
風俗店のお仕事は「自由」があります。
ある程度スキルがついて人気が出たら、もっと条件がいいお店に代わることも可能です。
稼ぎたい女性なら、そのようなことも考える必要があるでしょう。
また、女性によっては自由出勤と言う面が魅力的だという人もいらっしゃるでしょう。
何らかの事情で定期的な出勤を続けることができない女性もいらっしゃいます。
そんな女性にとって自由な出勤体制はありがたい存在です。
しかし、バンスを利用しているとその自由に制約が付きます。
風俗のお仕事をするメリットがなくなってしまいかねません。
日払いのメリットを生かそう
風俗店の給料支払は日払のことが多いです。
その気になれば1日5万円とか10万円の稼ぎが期待できます。
上京直後ですぐにお金がないと生活に困るという場合は別でしょう。
でも、日払いのメリットを生かすことでバンスの利用を最低限にしたり、利用しなかったりすることは可能です。
できるだけバンスを利用しないようにすることが大切でしょう。
まとめ
バンス制度は入店当初に過去の問題をすべて清算したい女性にとってありがたい制度です。
ただし、理由もないのに利用する事は控えるべきです。
利用した際には、ちょっとタイトな条件でもしっかりと稼ぐことが大切です。
こうすることで早期返済ができます。
無利子だから借りていればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、お店としては早期に回収したいのです。
バンスを完済したら、稼ぎはすべて自分のモノです。
風俗店で稼ごうと決意をしたのですから、自分の目標に向かって頑張りましょう。
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