風営法の改正により、ソープランドや箱ヘルと呼ばれる店舗型風俗店の新規出店が禁止になり、全国でここ10年、それらの総合的な店舗数は1,200店舗前後と変動がありません。
その代わり店舗という実態を持たない派遣型ヘルスで有名な「デリヘル」の業態が、風俗界では盛り上がりを見せています。
デリヘル業者の数は現在約20,000もの営業が確認されており、その分他の業者との差別化を図ろうと様々なジャンル・コンセプトが出来上がっております。
また、一般的なアルバイトよりも負担はあるものの稼げるという理由で、風俗系のお仕事は女性のなかでも人気があるのですが、その数が多すぎるため、現場で働く風俗嬢も全ては把握することができていないのが現状です。
今から働きたいと思っている方、すでに働いていて転職を考えている方も、結果的に別のヘルスを選ぶ際の選択肢の幅が広すぎて困惑しているという悩みをよく耳にします。
今回は数あるデリヘルジャンルの中から、主要なジャンルをいくつかご紹介させていただきます。
このページを見えるだけで、「デリヘルのジャンルが多すぎて、どれがいいかわからない！」という悩みを整理できますよ。
まずは、デリヘルの仕事概要をご紹介！
実際にもう、デリヘルにて勤務を始められている方は理解されているかもしれませんが、いまから風俗業界で働こう！と思っている方は、まだデリヘルのシステムやバック率など、わからないことだらけだと思います。
そんな方のために、まずは概要のご紹介をさせていただきます。
デリヘルとはデリバリーヘルスの略で、派遣型の性風俗サービスを提供する業態になります。
嬢(デリヘルで働く女性従業員の通称)は、店舗がわりにある待合室のような部屋で待機しています。
待機室の雰囲気は、デリヘル業の殺伐としたものはなく、嬢同士が仲のいいお店も増えているので、コミュニケーションも盛んに行われていて、待合室自体が雰囲気のいいところも増えてきました。
お客様よりお電話・もしくはネットから予約が入り次第準備をして、お客様の待つ元に伺う流れになっております。
お客様との対面・接触方法は2パターンあり、お客様の自宅に直接伺う「往訪型」と、もしくは指定のラブホテル付近で合流し、一緒にチェックインをする「待ち合わせ型」になります。
お客様にとって「往訪型」は、対面するまでのドキドキを楽しむことができ、「待ち合わせ型」はデートのような雰囲気を楽しむことができます。
大切なお給料についてですが、基本的にはお客様がきて初めて発生するものになっております。
デリヘルの一般的な客単価は、もちろん地域によって変動しますが、おおよそ12,000円〜20,000円の間が1番多く、それ以下の格安店や、それ以上にもなる高級店などもございます。
お給料はお客様の支払った総額から計算されることが一般的ですが、平均バック率は大体50〜60%といわれております。
そのため、もし客単価が12,000円だった場合は、1件あたりのお給料は6,000円〜7,000円になります。
お客様の客単価は、利用時間やプレイのオプションの有無、お客様に指名してもらえるかどうかで変わりますので、1人のお客様から10,000円〜20,000円以上のお給料を稼ぐことも可能です。
これでばっちり！デリヘルの主要ジャンル5選
特殊コンセプトは一切なし！1番人気のノーマルジャンル
一般的な「デリヘル」のお仕事といえば、このジャンルを想像されることが多いのではないでしょうか。
凝ったコンセプトもなく、未経験で素人の方でも働きやすい環境が整っているので、デリヘル求人の中でも人気のジャンルとなっております。
そして応募者を受け入れる条件も、デリヘルで働きたいという意欲があればOKでハードルも低く、業者として開業する場合も嬢が揃えば営業ができるので、デリヘルの中でも多すぎるほどの数が出店されています。
ただし、それ故にとても美人な女性や若い学生がバイト感覚で働きにくるので、ルックス・もしくは若さがないと、指名を撮り続けることは難しくなります。
反対に若い時期であれば、採用されやすく、働き出すと人気も出やすくなっているため、凝ったコンセプトのデリヘルを選ぶよりも、稼げるかもしれません。
30歳を越えればこちら！人妻・熟女ジャンル
ノーマルジャンルのデリヘルは、若いうちはそれだけでも人気が出て稼げるかもしれませんが、風俗業界では28歳から「若妻」のような扱いになり、30歳を超えると「熟女」の扱いを受け、結果的に使命を取ることが難しくなります。
その年齢になると、ノーマルジャンルのデリヘルに所属していても、よっぽどファンになってくれたリピート客がいない限り、稼ぐことはできないでしょう。
もしあなたが今、30歳を超えているのであれば、ノーマルジャンルのデリヘルで働くのではなく、初めから「人妻・熟女」のジャンルで働いた方が、確実に稼ぐことができるでしょう。
ただ、この「人妻・熟女」のデリヘルサービスを利用するお客様は、もちろん若くして年上の方が好みという方もおられますが、大半のお客様は年齢層が上の方になります。
そのため、おおよそ40代や50代、もしくは60代のお客様に性的なサービスを提供することになりますので、そこに対する抵抗を持っているうちは、働くことは難しいでしょう。
痛い！怖い！それがいい！ SM・M性感ジャンル
世の中には、攻めることが好きな方もいれば、攻められることが好きな方もいます。
もちろん、それは攻守の枠を超え、「痛み」という領域に達することもあり、それがないとオーガズムを感じられない、という欲求を持ち合わせているお客様もおられるのです。
この「SM・M性感ジャンル」では、主に働く嬢が嬢王様役となり、利用されたお客様を鞭やロウソクで痛めつけたり、少しノーマル的なプレイでも、目隠しや手錠などをした上でお客様に性的サービスを提供する、というアブノーマルスタイルが主流になります。
もちろんお店によっては、攻めることが好きなお客様へのサービスにも対応しているところもありますが、その場合は応募者にSかMか、どちらでのプレイが対応できるかを面接等で事前に確認してくれます。
どうしても、少し変わったお客様が来られることが多くなりますので、それを受け入れられる方、もしくは攻めることが好きで、こういったアブノーマルなプレイもやってみたい！と思われる方は、応募してみるのもいいでしょう。
体重が身長-100を超えているなら需要大！ デブぽちゃジャンル
ノーマルジャンルのデリヘルには、ルックルやスタイルがとてもいい嬢や、若い大学生の嬢などが多すぎるほど在籍しており、特にスタイルが他の嬢に比べて少しでも悪ければ、確実に指名の数は取れなくなってしまいます。
ノーマルジャンルのデリヘルを利用するお客様にとって、「太っている」ということは、残念ながら非常に大きなマイナスポイントになってしまうのです。
だからといって、デリヘルで働くことを諦める必要はありません。
例えばもしあなたの身長が150cmほどあり、100を引いた数値、すなわち50よりも体重数値が多いのであれば、「デブぽちゃジャンル」のデリヘルを選べばいいのです。
そこを利用されるお客様は、基本的にそういったデブぽちゃの体型を好んでいるので、太っていることがお客様にとってプラスポイントになるのです。
太っていることに自信をもって働ける環境が、そこにはあるはずです。
女性同士で愛し合いたい！ レズビアンジャンル
レズビアンやホモセクシュアルのような性同一性障害を持った方は、誰しもが持つ性欲を発散することが難しく、同じような境遇の方に出会えない限りは、こうしたコンセプトを持った性風俗店で発散するしか方法はありません。
こうしたコンプレックス産業は、周りには言いづらいという疎外感や孤独感がありながらも欲求は持ち合わせているので、お客様のニーズとしては1番大きく、その分客単価も他のものに比べて高くなります。
もちろん、少数派なだけに、年齢やルックスで指名の数が左右されることも、他のジャンルのものに比べると少ないでしょう。
ただし、もともとのお客様の数が少数派なため、安定して稼ぎ続けることは難しく、また同性のお客様に対して性的なサービスを提供することに強い抵抗を感じる方も少なくはないので、店舗自体も選べるほど多くはありません。
また、働いている嬢自身がレズビアンの可能性も高く、それを受け入れて納得した上で働いているため、求人ポストが空くこと自体が稀になっております。
もしそうしたジャンルのデリヘルで働きたい気持ちが強く、たまたま求人ポストが空いているデリヘルを見つけたのであれば、迷わず応募をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もちろん、もっとマニアックなコンセプトのお店もありますが、おおよそ主流になっているデリヘルジャンルを5つ、ご紹介させていただきました。
今から風俗業界で働きたいと思っているデリヘル初心者の方は、まずはそこまで癖のないジャンルのデリヘルからお仕事をスタートさせることをおすすめいたします。
反対に、少しキャリアがある現役風俗嬢の方は、この中から自分の趣旨や価値観、状況に応じたジャンルを選ぶことで、さらなる活躍と収入アップが期待できるのではないでしょうか。
いずれにしても、デリヘル業界は、お給料が高いとはいえ体力勝負。
まずは、自分がその店で働き続けるかどうかを判断するために、体験勤務をされることをおすすめします。
そこで、「自分に合ってる！」「もっと働いて稼ぎたい！」「やっていけそう！」と思われたのであれば、ぜひ風俗業界でのキャリアをスタートしてみてくださいね。
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