こんにちは!
今回はネットでの誹謗中傷について調べてみました。
風俗のお仕事をしていると、ネットの掲示板サイトなどに全く根拠のないいやがらせを書かれることがあります。
一生懸命仕事をしているだけに、少しでも悪意ある書き込みが目に入ってしまうととても落ち込んでしまいます。
場合によっては個人情報が晒されてしまうこともあり、落ち込むだけでは済まないケースも多いようです。
ネットでの風俗嬢の誹謗中傷についてと、もしそのような被害にあった場合はどう対処するか紹介しますね。
ネットでの誹謗中傷被害体験談
まずは実際に誹謗中傷された風俗嬢の体験談を紹介してみます。
Aさんの場合
風俗勤務ですがホスラブ(大手掲示板サイト)にあることないこと書かれて病んでます。
具体的には(源氏名)は肉便器という侮蔑表現を書かれたり、まるで本番がOKかのようにあおられています。
ひとりで悩んでいて辛いです。
「肉便器」「口便器」は誹謗中傷の常套句のようです。
事実無根でもこのような書き込みを目にしたらそれだけで落ち込みますよね。
この風俗嬢のように誰に相談することもできずに、ひとりで悩んでる女の子は実はたくさんいます。
みんな平気な顔をして日々のお仕事に励んでいるように見えるかもしれませんが、身近に同じ悩みを抱えている風俗嬢はきっといるはずです。
それでも同じお店で働く風俗嬢には相談しづらいと思いますが、悩んでいるのはあなたひとりだけではないことを覚えておいてください。
インターネットの質問サイトや刑事番で同様の相談を投げかけている女の子を見つけられると思いますよ。
「SWASH」(Sex Worker and Sexual Health)という団体があるのを知っていますか?
セックスワーカーが安全で健康に働けるように活動している団体です。
スタッフは現役と元セックスワーカーで構成されています。
現時点では特にHIVなどの性感染症対策に重点をおいて活動していますが、ネットでの誹謗中傷もこのような団体に相談してみると良いかもしれません。
スタッフが風俗業経験者だととても頼もしいですね。
Bさんの場合
風俗勤務ですが、最近ネットのある書き込みサイトに自分の悪口が書かれていることを知りました。
ナンバーを張れるような人気嬢ではありませんが、一生懸命接客に努めてきたと自負しています。
悪意ある書き込みをされる理由がわかりません。
正直、出勤するのが怖いです。
ネットの風俗嬢叩きは、特に人気嬢には避けて通れない道です。
誹謗中傷を書かれたからといって、お客さんは減るものなのでしょうか?
- 「整形女、性病持ち、生で中出しOK、デブス」とかめっちゃ書かれてる。でもリピート率90パーセントですけど?
- 「性病・ブス・家庭を壊した・店の悪口言いまくり・店員から嫌われてる」などと叩かれた。でも本指名86パーセント返してますけど?
- 五反田で勤務してる風俗嬢でナンバーワン張ってます。かなり派手に叩かれてるけど売り上げは全然変わらない。どんなにひどいこと書かれても実生活には影響ないよ。
芸能人と同じく風俗嬢も人気商売です。
悪口を書かれるということは、それだけ注目されている証拠です。
「人気があるんだから叩かれてなんぼ!」「人気が出そうだから潰そうとしてるんだ!」くらいの気持ちで悪評を受け止められるとラクになるのではないでしょうか。
さらに「整形」と書かれてるのは美人だからこそこです。
ブサイクな人に「整形」と書いてもダメージになりませんよね。
- 何書かれても売り上げが減ることはないよ。お客さんは一生懸命接客して、サービスに満足してくれたら戻って来てくれるもの。それがシャクみたいで余計に叩かれてるけど・・・。
- むしろありがとう!中傷のおかげで応援してくれるお客さんが増えた。笑 NN(ノースキン中出し)できるみたいに掲示板に書かれてるから、たまにがっかりするお客さんもいるけど、スレに書いてあるのはデマだとみんなわかってくれるよ。
実際の接客態度や人となりを知っているお客さんは、ネットの書き込みなど気にしていないということがわかります。
自分のお気に入りの風俗嬢が叩かれれば、逆にもっと応援したくなるというのがファンの心理ではないでしょうか。
いっぽうでこんな風俗嬢もいます。
Cさんの場合
新人から抜けたばかりの頃に叩かれました。
その時はかなり売り上げが落ちました・・・。
固定の指名客がつかないうちは、ネットで悪評を書かれるとしんどいです。
売り上げを元に戻すまで1年くらいかかりました。
ただでさえ精神的なダメージを受けるというのに、売り上げにまで響いてしまうと本当に迷惑です。
誹謗中傷で実害を被るなどひどい場合の対策を紹介してみたいと思います。
対策
掲示板サイトを見ない。
気になってしまいますが、そこは我慢して掲示板サイトを見ないのが1番オススメの方法です。
見ても腹が立ったり凹んだりするだけで、何も建設的な情報は見つかりません。
ネット上で反論しても炎上するのが落ちです。
根拠のない誹謗中傷を正面から受けとって、心を病んでしまっては時間がもったいないですよ!
風俗業界に入ったからには何かしらきっかけがあったはずです。
借金を返したかったり、お金を貯めたかったり、事業を始めたかったり・・・・
落ち込んでいる時間あったらもっと有意義に過ごしたいですよね!
慣れるまたは無視する。
これもサイトを見ないと似ていますが「人気があればこういうこともあるよね。」とスルーでしてください。
ずっと心理的負担が軽くなります。
思い切ってお店を変える。
先ほど紹介したCさんのように、営業妨害された場合はお店を変えることで風評被害を回避することができるでしょう。
風俗業界では所属するお店を変えることは日常茶飯事ですが、辞める前にきちんとお店の人に風評被害のことを相談してくださいね。
削除依頼をする。
ネットの怖いところは、放っておくとどんどん情報が拡散してしまうところです。
拡散を防ぐため、そして自分の精神安定のためにも削除依頼はある程度有効な手段です。
ネットの誹謗中傷は誰が書いたかわからないため、その匿名性が悪意を助長します。
書き込んだ相手はわからない場合がほとんどだと思います。
その場合は掲示板サイトの管理人や運営企業、プロバイダに削除依頼をしてください。
サイトに管理人への連絡フォームや問い合せ先、専用掲示板などがあるので、そこから依頼をしてください。
その際に削除したい書き込みが載っているURL、内容、削除理由、自分の立場(本人や家族など)を明記しましょう。
書き込まれた誹謗中傷のスクリーンショットや削除依頼の一連のやりとりも保存しておくと後に役立つことがあるそうですよ。
警察など信頼できる人に相談する。
お店の人に相談しても解決できなかったり、削除依頼したのに対応してもらえなかった場合は警察に相談するのもひとつの方法です。
警察やそのほかの相談窓口で職業を聞かれたら困るため、相談にいけない女の子が多いの事実です。
しかしいっぽうで刑事告訴までしているケースも意外と多いようです。
実例を紹介してみます。
- 生活安全課に相談したらサイバー班で事件にしてくれた。
- 嫌がらせ相手の女は有罪になったよ。書き込みを全部ROMに保存しておいて、サイバー班が動いてくれた。
- 相手は実刑判決で刑務所に入りました。相手の両親に謝罪されてなんともやりきれない気分。
ネットでの誹謗中傷事件は、警察でも積極的に取り組んでいるようですね。
事件にする場合は「証拠を集める(魚拓を保存)」「怪しい人のリスト」などを提出する必要があります。
また被害者調書を取られるため、生い立ちや人生など正直に語る必要があるようです。
逮捕まで半年ほどかかったという女の子もいます。
何度か警察に通うことになるので、根気が必要です。
やはりそれでも警察に職業を知られたくないという女の子もいると思います。
繰り返しになりますが、その場合は「SWASH」などの支援団体に相談してみるのもひとつの手です。
「SWASH」はスッタフ全員が現役または元風俗業従事者なので、気持をわかってくれそうですよね。
まとめ
風俗嬢は心を病みやすい職業といわれます。
そのうえにネットで悪意のあるコメントを書かれたら、とても落ち込んでしまうのが普通です。
でも、悪評を書かれるのは風俗嬢として認められている証拠でもあります。
辛いですが、ネットを見ないようにしたり、無視したりするなどして落ち込まない工夫をしましょう。
どうしても耐えられなかったり、ひどい実害が出る場合は警察など信頼できる窓口に相談してください。
同じ悩みを持っている風俗嬢はたくさんいます。
心が折れてしまってお仕事ができないなんてもったいないことです。
絶対にひとりで悩んだりしないでくださいね!
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