デリヘルやソープなど、風俗の世界で仕事をする女性の場合、職業病とも言えるのが性病ですよね。
お店によってはきちんと性病検査を行っている所もありますが、中にはノータッチというお店もあり、自分で検査しなければならない場合も。
今回は風俗嬢の性病検査について、自宅でできる性病検査キットや、性病検査の結果陽性だった場合の対応なども紹介します。
風俗嬢の「職業病」？性病検査をしていますか？
お店が義務づけている
大手グループで全国に支店があるような風俗店になると、衛生管理も徹底している所が多いです。
毎月1回、提携の病院で性病検査を受けなければ、お店に出ることもできない、というくらい厳しく管理している店もあります。
これは働く女性を守ることはもちろん、お客様を守るためという理由もあります。嬢が性病に感染していたら、お客様にもあっという間に感染します。
今は情報の伝達速度が非常に早いので、インターネットを経由して一瞬で噂が広がってしまいます。
そうなってしまえば、店の信用問題にもつながってしまいます。
性病に対する意識があるお店では、毎月の性病検査を欠かさず行い、万一感染していた場合は完治するまで出勤停止にして、感染拡大を防いでいます。
検査キットを使って自費で性病検査
お店が性病検査に熱心でない場合は、自分で病院に行って、自費で検査を行っている女性もいます。
性病は進行してからでないと、痛みなどの症状が出にくいことが多いので、最低でも月１回は検査をして、性病にかかっていないかどうか、チェックした方が良いでしょう。
早めに病気に気づけば、感染拡大を防ぐことができますし、治療も短時間で済むことも多いです。
検査していない女性も多い！
ギョッとしてしまうのですが、お店が熱心に性病検査の励行をしないからといって、「今まで特に検査をしたことがない」という女性もかなりの数いるというのです。
「今まで性病にかかったことはないし」と言いますが、それはただ単に運が良かっただけ。
その次に接客したお客様から感染する可能性もあるのです。
また女性は性病に感染しても、自覚症状が出る人は少なく、知らぬ間に症状が進行しているかもしれません。
性病に感染してしまうと、自分も出勤できなくなってしまい、お客様にも感染させてしまうこともあります。
「お店が言ってこないから」と甘えてしまってはダメです。
ぜひ自身の健康のためにも検査を行って下さい。
病院に行かずに検査キットを使う方法があるの？
通販サイトから検査キットが購入できる
お店は性病検査について熱心ではないし、自分で病院に行くのも時間がない…。
そんな人におすすめの方法が、自宅で行う検査キットでの性病検査です。
これは自宅に届く自己採取キットで、自宅で検体を採取して郵送し、性病検査を行う研究所などで検査をしてもらい、確定診断がパソコンやスマホ、郵送で届けられる仕組みです。
この方法は匿名で検査が行えるので、病院に行くことに抵抗がある人や、忙しくて検査を受ける時間がないという人でも手軽に性病検査が行えるメリットがあります。
また病院で検査を受けると、仕事を聞いた医師から「そんな仕事は辞めなさい」と口うるさく言われるのがおっくう、という声も聞かれます。
検査キットでしたら、そういった面倒なやり取りもありませんね。
お店で性病検査を行っている所でも、同様の検査キットを使用している場合が多く、便利で簡単という点が風俗店で働く女性にぴったりです。
検査キットの使い方が判らない…やり方は？
検査キットを使った性病検査の方法は簡単です。
インターネットから検査キットを購入したら、自宅にキットが届きます。
キットの中には綿棒がありますので、それで膣の粘膜を採取します。
採血をする場合は、ボタンを押すと簡単に採血ができるランサットという器具を使用していて、誰でも安全に採血ができます。
返送用の封筒も同封されていますので、検体を入れてポストに投函するだけ検査は終了です。
検査結果は最短で翌日、通常でも2〜3日で確認する事ができます。
検査結果は自分のスマホ、パソコン、郵送からも確認できます。
検査キットの料金は？
検査キットは調べる病気によっていくつかの種類に分かれます。
性病として代表的なエイズ、梅毒、クラミジア、淋病、トリコモナス、カンジダを調べる検査キットでは、料金が9,000〜1万円ほど必要になります。
お店によっては申請すると何割か補助をしてもらえる場合がありますので、検査を受ける前に、お店に一言相談するようにして下さい。
個人的に言えば、在籍している女性が自分で検査をしようとしているのに、何も思わない経営者がいるお店はあまり良くない店では、とも思えます。
本当に経営について考えているのであれば、そこで働く女性を守るのは経営者の義務なのですから、いくらか負担しようと考えるはずです。
陽性だったら…性病にかかっていたらすべきことは？
お店に連絡して欠勤する
自宅で検査を行い、検査結果を確認したところ、「陽性」または「＋」と表示されていたとします。
ちなみに「陰性」「−」は、検査の結果病気にかかっていなかった、ということです。陽性、＋は病気にかかっていた、ということ。
自分が病気！？とびっくりしてしまうかもしれませんが、落ち着いて下さいね。
今は良い薬がたくさん出ていますので、性病は治る病気がほとんどです。
以前は「死の病」とされていたエイズですら、薬を服用すれば進行を抑えることができるようになったのです。
性病検査を確認して、病気に感染していたことが判明したら、お店に電話をしてお休みを取るようにして下さい。
間違っても病気を隠して仕事を続けないで下さい。
性病の感染力は高く、すぐに感染してしまうのです。
お店に連絡をして、治るまではお店に出ないようにして下さい。
検査キットを使用した場合は病院へ行く
検査キットで陽性判定が出た場合、届け先から医療機関への紹介がされます。
検査キットの販売先は医療機関との提携もされていますので、提携した医療機関を受診すると、再検査の必要なしで治療が行われる、というメリットがあります。
それ以外でも、性病の相談は婦人科、泌尿器科でも行っています。
検査結果を持参して病院に行くと、医師もそれに応じた診察を行いますので、ぜひ持っていくようにして下さい。
性病はどのような治療をするの？
性病に感染していた場合、ほとんどは投薬による治療が行われます。
日常生活は普通に過ごして構いませんが、性交渉などは行わないようにして下さい。
もちろん、夜のお仕事も厳禁です。
どうしてもお金を稼ぎたい嬢は、出勤できない間にチャットレディのバイトや、エステやオナクラなどでアルバイトをしている女性もいます。
面倒？あなたの人生を左右するかも…
性病は自覚症状が出ない場合が多く「まあ、大丈夫じゃない？」と安易に考えてしまいがちです。
でも、油断は禁物です。
今は特に何の症状がなくても、痛みやかゆみなどの症状が現れるかもしれません。
また女性は将来、子どもを産みたいと思うかもしれません。
性病は放っておくと不妊の原因にもつながります。
「あのときちゃんと治療をしておけば…」と後悔しても遅いのです。
自分の健康はお店が守ってくれることはありません。
性病を自覚したら、一刻も早く治療をして、また元気に働けるように完治を目指しましょう。
まとめ
性病検査が自宅で行えるキットについて、方法や値段、検査の方法、陽性判定が出た場合の対応などを紹介しました。
風俗の仕事は性病のリスクと隣り合わせです。
最低でも月１回は性病検査をして、自分の身体が健康かどうか、チェックしておきましょう。
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