風俗業界には「出稼ぎ保証」というものが存在しています。
この出稼ぎ保証は、出稼ぎをする側の女の子にとっては、短期間で高額の報酬を稼ぐことができる素晴らしい制度といえます。
しかしながら、もともとそのお店に在籍している女の子にとっては、この保証制度があることによって、さまざまなデメリットを被っているとも言われているのです。
ここでは出稼ぎ保証があることによって生じてしまうさまざまな影響について紹介していきましょう。
出稼ぎ保証とは？
出稼ぎ風俗は、文字通り自分が住んでいるエリアの風俗店に勤めるのではなく、地方や都会エリアの風俗店に赴き、そこにある風俗店まで出張して稼ぐという方法です。
当然に近場で行った方が手間は少ないわけですから、出稼ぎをするメリットを沢山用意しているのが通常です。
短い時間であっても高収入を稼げる待遇がないと誰も遠方のそのお店で働きたいとは思ってくれませんからね。
トータル保証とは？
一般的に出稼ぎ保証というのは、どのようなものなのでしょうか。
それは出勤日数に応じて確実にもらうことができる最低保証制度のことを言います。
例えば3日間出勤すれば15万は保証できるといったものです。
この日数の縛りや金額は業種やそのお店によってまちまち。
もしも契約通りに出勤したものの、トータルの売上が保証額よりも低い場合には、その差額を支払ってくれるというシステムになります。
逆に保証されている金額よりも稼ぐことができた場合には、当然に歩合制となりきっちりと稼いだ分の金額がバックされます。
一般的にはこのようなシステムなのですが、お店によって本当にまちまちです。
このため保証額の金額の高さのみをチェックして出稼ぎ先を決めず、予め分からないことはチェックをして風俗店を決めるのがポイントになります。
保証額を割らないためにガンガンとお客をつける
出稼ぎ保証がどうして成立するのかというと、普段は地元ではお目にかかることが出来ないタイプの女性というのは、非常に価値が高いからです。
特に地方の風俗店であれば、人気が高い女の子は決まっていますし、新人嬢が入ってもたかが知れているという状況がほとんど。
こういった状況で都会などから垢抜けた女性がやってくると聞けば、常連さんはもちろんインターネットなどで大々的に宣伝をすることによって、集客に結びつけることができるのです。
このため地方エリアの風俗店にとっては、非常に稼ぎをあげることが出来るチャンスになります。
例えば60分1万円がバックされるという料金の場合の保証額が1日6万円であるなら、最低限6名以上のお客が取れない場合には、お店にとっては赤字になります。
このため顔出しなどを保証の条件にしているお店も多く、それによって集客したお客は全て女性に回すといったような方法を取ります。
これまでの常連客などが物珍しさから利用した場合はもちろん、広告をみて新規フリーで訪れた客など、ガンガンとお客が回ってくることになります。
在籍している嬢は後回し
最低保証額をウリにして女の子を募集した場合には、その限られた期間で宣伝をし、多く集客したいという意識が働いています。
このため優先的に出稼ぎ嬢へとお客さんを回すというのは、前述のコストの面からも当然のアクションといえます。
在籍している女の子はというと、この期間はやはり暇になってしまうケースが多いといえます。
大手チェーン店でもない限り、集客力が低いがゆえにそういった「ゲリラ的なイベント」を使って集客を増やそうとしている傾向があるからです。
そもそも普段の在籍女性のみの営業において、十分な集客が見込めるのであれば、最低保障制度なんてものを設けて女性を優遇し、他エリアから集める必要などないわけです。
お店の活性化やマンネリ傾向のある常連さんへの刺激。
こういった男性客へのサービス精神があるのは決して悪いお店ではありません。
風俗嬢からの不満が募っているが…
実際に掲示板などでも、出稼ぎ最低保障があるお店で働くと全然お客が回ってこずに稼げないという不満の声が多く出されています。
前述までを見てもらうと分かると思いますが、お店にとってみるとそれだけのコストを支払っているため、当然といえば当然なのです。
確かに在籍している女の子にしてみると不満かもしれません。
ただ裏を返せば、普段から頑張ってサービスをして、固定客を持っていれば、最低保障の出稼ぎ嬢が何人来ようとも、影響を受けることはないといえないでしょうか。
普段からリピーターの風俗客を大事にして、しっかりとサービスをしていれば、出稼ぎ嬢がきたからといって、その女性に乗り換えるなんてことはしないものです。
少なくてもある程度に風俗遊びを心得えている方であれば、同じお店で違う嬢と遊ぶなどということはしないものです。
出稼ぎ保証がある嬢を受け入れているから稼げないというのは、あまりに他人のせいにしすぎてはいないでしょうか。
他にも自身のお店に出稼ぎ嬢が来た際、まったくお客さんが回してもらえず、指名客すらもないようなら逆にこちらからもその期間中は出稼ぎ保証があるお店へ出稼ぎに行くという方法もあるのです。
このようにやり方次第で出稼ぎ嬢が来てフリー客を優先的に回されたとしても、いくらでも対応することができるのです。
出稼ぎ嬢頼りのお店は注意が必要？
出稼ぎ嬢が来てもナンバーワンを筆頭にしたお店のナンバークラスの人気は揺るぎないというのは皆さんも周知の通りでしょう。
つまり努力次第で何の影響も受けることはないわけです。
しかしながら、一つ注意をしたいのは、出稼ぎ嬢頼りといっても過言ではないようなシステムの風俗店です。
出稼ぎ保証をしているお店は、フリーでもなんでもどんどんと回し赤字が出ないように心がけるのは前述にも説明したとおり。
ただし出稼ぎ嬢の実態というのは全てとは言いませんが、少しでも地方などに出て楽をして最低保証額だけ稼げればいいといったようなやる気がない地雷嬢であることが多いのです。
結果としてお店の評判が落とされ、どんどんと固定客が離れていってしまうという結果が起こります。
いちいち女の子の入れ替えをするのにコストがかかるのを抑えるため、出稼ぎ嬢をある意味での刺激として入れている程度のお店なら問題はないのです。
そもそも在籍している嬢に実力がなく、その上で地雷ばかりの出稼ぎ嬢をどんどんと受け入れてなんとかその場を乗り越えたいというような目的で受け入れているお店の場合には、閉店するのも時間の問題と言えるでしょう。
業界歴が長い風俗嬢などからすると、在籍していて稼働している風俗嬢の中で出稼ぎ嬢の数が20パーセント以上の場合には、先行きが不安な風俗店と判断すべきという声もあるくらいですから覚えておきましょう。
まとめ
出稼ぎ保証がついている女の子が来ると、フリーや写真指名などのお客さんが優先的に回されるというのは事実です。
理由は赤字を出さないため。
お客さんが回されてしまうことによって、リピーターを持たない風俗嬢は大きな打撃を受けてしまうことも事実です。
しかしながら、もともとリピーターを大切にしていてナンバークラスになっている女性にとっては全くと言ってよいほどに影響はないのです。
要は頑張り次第で何とでもなるのですが、気をつけるべきは出稼ぎ嬢の割合が20パーセントを超えている場合です。
全てとは言いませんが出稼ぎ嬢は楽して稼ぎたいという地雷嬢が多いのがその理由です。
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