性風俗店で働いていて通常は風俗嬢はお客が払うサービス料金のバックと指名や本指名、そしてオプションプレイの追加料金などで稼ぎます。
本来ならば本指名客を持っていればそれだけレギュラー客も多いということで風俗嬢にとっては良いことですが、本指名なんて面倒という声もチラホラ聞こえます。
今回はそんな風俗嬢たちの本指名についてのホンネに迫ります。
風俗 指名のシステム
一般的に風俗の指名には「フリー」「ネット指名」「写真(パネル)指名」「本指名」があります。
フリー
お客が風俗嬢の指名をせずに嬢の選択をお店に任せることで、当然指名料はかかりません。
ネット指名
お客が初めてのときにインターネットのお店のホームページを見て指名する方法で指名料は1,000~2,000円です。デリヘルはこのケースがほとんどです。
パネル指名
お客が実際にお店やお店の受付に行ってアルバムやパネルに貼られている写真を見て指名するシステムで指名料は1,000~2,000円です。
写真に顔出ししている嬢が多いのと、お店で直接選ぶのでパネマジ(写真に修正が多く実部と違うケース)は多くありません。
本指名
お客が以前に訪れて1回以上遊んだ風俗嬢を再指名するシステムです。
本指名料は1,000~2,000円ですが通常の指名より高く設定しているお店もあります。
お客は最初に来て気に入った嬢ができると次も同じ嬢に接客してほしければ本指名することになり、本指名することによってリピーターとなります。
指名料バックっていくら?
指名料や本指名料のバックは店によって違いますが多くのお店は指名料100%バックしているようです。
指名の多い嬢は当然レギュラーの固定客をたくさん持っていて稼ぎもそれだけ多くなります。
ですから通常はフリー客や指名客をいかに本指名客にするかが稼ぐための方法になって風俗嬢たちは本指名客獲得にむけて努力しているといっても言い過ぎではありません。
指名返しって何?
指名返しとは風俗用語で風俗嬢に指名がついた場合、1本の指名に対して1名のフリー客を店側が優先的につけるシステムです。
指名客が多くなればそれだけフリー客をあてがわれることも多くなり、風俗嬢はより稼げることになります。
嬉しいお客はどんな客?
それでは一体風俗嬢にとって来てくれたら嬉しいお客、また来て欲しいと思うお客はどんなお客なのでしょう?
ここでは現場で働く風俗嬢の声を拾ってみました。
- 本指名してレギュラー客になっても決してプラベに立ち入らず、いつも同じ態度でさっぱり上手に游んでいってくれるお客
- 清潔・短い爪
- 早漏(早くイってくれたらうれしい!が本音)
- しつこく攻めて来ないお客(乳首攻め・指入れゴシゴシなし)
- 本強・店外要求なし
- 勘違いせずに自分がちゃんとわかっているお客
- 1回イッた後は時間が余っていても話で終わらせるお客
マットプレイって何?
風俗のメインの遊び方にマットプレイがあります。
基本的にはソープでのプレイ方法ですが、風呂場に置かれたビニール製で空気が入った丈夫なビーチマット状のマットの上で体全体にローションを付けてお客の上に嬢が跨って嬢が身体を密着させてプレイします。
Body to Bodyマッサージのようなものですが、このマットプレイの前身はソープでの泡踊りでした。
現在ではソープの他ファッションヘルスやデリヘルでもこのサービスが行われています。
マットプレイはお客にはとても気持ちのいいプレイ方法ですが、風俗嬢にとっては全身にローションを塗ることとその度にシャワーを浴びることになるので、普通以上のお肌のケアが必要になります。
基本的にはお客は受け身体制で動かずに、主に風俗嬢が全身を使うプレイなので風俗嬢への身体の負担は大きくなりますが、お客に攻められるのはあまり好きではないという女性に向いています。
普通の箱ヘルでマットプレイができるところとマットプレイを専門にしているマットヘルスもあります。
本指名が面倒なケースは?
好きでもないお客に何度も来られてウザい
- 「どのくらい会いたかったか言ってみて」なんていう勘違い客
- メールばかりしてきてそれを嬢が喜んでいると思っている勘違い客
- 「本指名してやっている」「嬢の生活を助けてやっている」と思っている恩着せがましい客
- こっちはサービス、仕事でしてるのにそれがわからない。嬢が自分が来るのを待ちわびていると思っている客
- 毎回マットもバイブもしたがる
- 何回も通ってるのだからいつかは本番ができると打診してくる客
- お客の名前や前回の会話覚えてなきゃならないから面倒くさい
- 本指とれても1,000円しか違わないのに、何倍ものサービスを要求される
このケースを見る限りでは本指名をしてくるのは、自分が指名する風俗嬢にとって特別と思い、いろいろな面で勘違いしているお客が多いようですね。
勘違いしていると相手への思い入れも要求も多くなってそれが風俗嬢の負担になってきます。
問題を分析してみると
たとえば風俗以外のビジネスで飲食店なり、美容関連のお店なり、一般の商店なりお客が何度も来てくれて常連客が増えれば増えるほどお店の収入になりお店にはプラスになって店側は喜びます。
たまに地雷客もいますが、普通は特定のお客の再来は喜ばしいことなので店側はそのための努力を惜しみません。
それでは風俗嬢に限ってなぜレギュラー客をいらないと思うのでしょうか?
風俗嬢の仕事自体が本番あるなしに関わらず、お金を払ってくれるお客に対し身体で奉仕する仕事です。
普通に考えて本来ならば好きな相手とだけする性的なことをお客が来たらしなければならない、そこが他の仕事よりも高いお金が稼げる理由でもあるわけです。
一部のインフォマニア(特別に性欲が強い色情狂の女性)を除いて風俗で働いている女性はほとんどがお金のため、稼ぎがいいからやっているのです。
もちろん風俗の仕事を楽しんでやっている女性もいれば、しんどいと思いながらやっている女性もいます。
性的なことに関しては個人個人に独特の嗜好があり、普段の表向きの顔とは違う顔を持つ男性も大勢います。
前項でもいったようにお客側の風俗嬢への思い入れと要求が多くなるとたとえお金のためとはいえそれは負担になってきます。
本指名のお客は全体的にみてその傾向が強くなるようです。
平均的なお店で良い客と嫌な客の割合はすごく良い客が10%、普通客が40~50%、嫌な客が50~40%で大まかな平均対比%となっています。
これが高級店になると良い客の割合はもっと多くなりますが、一般店では嫌なお客の方が多いのが現状です。
まとめ
本指名してくれる常連客がいいお客ばかりだったら、風俗嬢から文句がでることはまずないでしょう。
ネット検索をすると本指名客について面倒でイヤだと感じている風俗嬢が意外に多いことに驚かされます。
結論からすると、本指名してくれるのは有り難いけれど正直嫌なお客はいらないというのが風俗嬢たちのホンネでした。
どんな仕事であれ気持ちよく仕事をする、というのが仕事をしていく上での基本倫理ですから、たとえお金になってもその分精神的にキツくなるのであれば、かえってマイナスになります。
よほど嫌だったらお店側に正直に感じている気持ちを話して本指名を断ることも考えましょう。
イヤだイヤだと思って本指名客にそのままサービスを提供し続けていくよりは、フリーや一見のお客で気楽に接客していく方がベターです。
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