性関連ビジネスで風俗業として日本ほど多くの種類があるビジネスは他に類を見ません。
風俗は日本の性文化の象徴ともいえます。
その風俗の中でセクキャバは抜きなしが普通ですけれど、風俗として分類されているのでしょうか？
ここでは風俗の種類を改めてご案内しながら、セクキャバの母体であるキャバクラやピンサロなど、風俗事情に迫ります。
風俗営業って一体なに？
風俗営業は風俗という日常の社会生活における生活上の習わしやしきたりに則ったビジネスで、日本の法律の中の風営法により規制されています。
キャバレー・料亭・ナイトクラブ・パチンコ店・ゲームセンターなど客を接待して遊興・飲食をさせたり遊ばせたりするサービスを提供するお店がこれに相当します。
一方性的サービスを提供する目的の性風俗店に関しては一般風俗営業とは別扱いで、ソープランド・ファッションヘルス・デリバリーヘルス・ラブホテル・アダルトグッズ販売店・アダルト画像販売業・テレホンクラブなどは「性風俗関連特殊営業」の部類に分類されています。
これらの性風俗店に関しては営業の許可ではなく、営業する店の所轄の公安委員会に所定の届出書の提出が義務づけられています。
ピンクサロンやセクシーパブなどは接待飲食店営業として風俗営業の許可を得ていますが、基本的に法律上の位置づけとしては接待飲食店となり、たとえ性的サービスが提供されていても性風俗店には分類されていません。
風俗営業の分類
それではここで主だった風俗営業の分類をご紹介しましょう。
接待飲食業営業
1号営業：客を接待して飲食させる店-キャバレー・クラブ・ホストクラブ・キャバクラ）
2号営業：低照明（10ルクス以下）の飲食店」喫茶店・バーで接待は不可。（通常ピンサロはこれに該当）
3号営業：区画席飲食店（カップル喫茶など）
*その他遊技場
4号営業；マージャン店・パチンコ店
5号営業：ゲームセンター
店舗型性風俗特殊営業
1号営業：ソープランド
2号営業：店舗型ファッションヘルス・性感マッサージ・洗体エステ
3号営業：ストリップ劇場・ポルノ映画館・オナニークラブ
4号営業：ラブホテル
5号営業：アダルトグッズショップ
6号営業：出会い喫茶
*無店舗型性風俗特殊営業
1号営業：派遣型ファッションヘルス（デリヘル）・性感エステ
2号営業：アダルトビデオなど通信販売営業
映像送信型風俗特殊営業
インターネットを利用した映像配信や風俗店を紹介する風俗情報サイト
店舗型電話異性紹介営業
テレフォンクラブ
というように性風俗関連の業種だけでも以上のようなものがあります。
セクキャバの仕事内容
基本的にお水、水商売の接客でお客がホステスに触ることは禁じられていますが、それが許可されているのがセクシーキャバクラです。
セクキャバはおっぱいパブ、おさわりパブなどと呼ばれることもあります。
セクキャバの具体的な仕事内容は、キャバ嬢がお客の横に座り、お客にお酒を提供しながら、お客と会話しながら、お客に身体を触らせて楽しませます。
このお触りの範囲は店によって様ざまです。
上半身のみのお店もあれば下半身指入れもOKのお店もあります。
普通のキャバクラにはこのお客がキャバ嬢にお触りは許可されていません。
端的にいうとセクキャバでの仕事はキスも含めたお客のお触りで、通常は1対1のマンツーマンの接客がほとんどで、ピンサロのようにお客への抜きサービスはありません。
キャバ嬢はトップレスはOKですが、下半身露出はキャバ嬢もお客もNGです。
キャバ系の仕事の種類は
キャバクラ系の夜のお仕事の種類をご紹介します。
クラブ
サービス提供の形態はキャバクラと同じだけれど、料金は高めでキャバクラより高級感があり、会員制のクラブが多い。
キャバレー
1960～70年代に流行ったホステスがお客をもてなすバーのクラブ形式で、通常ショーやダンスを見せるためのステージがある。
キャバクラにショー付きで接客するお店。
スナック
カウンター付き軽食（スナック）を提供するバー。カウンター越しの営業でホステスも付かないため風営法の適用はない。
ガールズバー
カウンター越しに接客するバーテンダーが全て女性のショットバー。
コンパニオン
パーティーや宴会で出席者の接客をする、どちらかというとパーティの花の役目。単発で派遣の仕事で時給は高い。
キャバクラの種類は？
キャバクラにあるいろいろな種類のご紹介です。
セクシーパブ
セクキャバのことでキャバ嬢が上半身裸になってお客が触れるお店。
ランジェリーパブ（ランパブ）
裸の上にランジェリーだけ着て接客するお店でお客が嬢の身体に触ることは許されていない。
コスプレキャバクラ
キャバ嬢がコスプレをしてお客をもてなすお店。
メイド・セーラー服・看護婦・アニメキャラなどを着てキャバクラの接客をするお店。
ぽっちゃりキャバクラ
ぽっちゃりタイプのキャバ嬢専門のお店。
セクキャバでなければお触りは禁止。
キャンパスキャバクラ
現役女子大生がアルバイトでキャバ嬢をしているお店。
こちらもセクキャバ以外はお触りは禁止。
リゾートキャバクラ
沖縄県宮古島のラウンジがリゾートキャバクラと謳ったのが始まり、略してリゾキャバとも呼ばれている。
ネットキャバクラ
パソコンを通してお客の男性と会話するキャバクラで、Hな会話はあるけれど実質お触りはない。
抜きキャバ
キャバクラとピンサロが合体したようなお店で違法な場合が多い。
アダルト掲示板やSNSのみを使って仕事の勧誘がされているケースがほとんど。
キャバクラでお客が支払う料金は？
こんなにいろいろ沢山あるキャバクラもしくはセクキャバですが、お客が払う料金やキャバ嬢の稼ぎはどうなっているのでしょう？
基本的にキャバクラの料金システムは時間制のセット料金になっているお店がほとんどです。
1セットはだいたい50分からスタートして60分120分のコースで後は延長料金30分3,000～5,000円が発生します。
飲み放題のボトルが含まれているのが普通です。
別料金の有料ボトルはだいたい4,000円くらいからになります。
キャバ嬢を指名すると1セット2,000～3,000円の指名料が相場です。
お客は料金に含まれているボトルを飲みますが、キャバ嬢のドリンクは別にお客が支払わなければなりません。
カクテルで1,000～1,500円、グラスワインやシャンパンは1,500～3,000円が相場となっています。
同伴料
お店によってキャバ嬢と入店前に店外で食事などして同伴した場合は同伴料を3,000～5,000円請求するお店もあります。
サービス料・消費税
お客の支払い時、上記すべての合計にサービス料10～30％が加算されます。
消費税8％がサービス料に含まれている場合もあれば別途加算される場合もあります。
キャバクラとセクキャバの稼ぎは？
キャバクラとセクキャバの仕事の違いを一言でいえば、お客に身体を触られるかどうかです。
セクキャバの場合は通常のキャバクラよりも接客パフォーマンスや勤務時間外の営業なども少なくて済みます。
キャバクラの給与システムはかなり複雑ですが、平均してキャバクラの時給相場は2,000～8,000円、セクキャバの時給相場は3,000～7,000円が稼げるようになってます。
トータルで考えると売れっ子だったらキャバクラの方が稼げますが、普通に働くのだったらセクキャバの方が稼げます。
まとめ
キャバクラでの仕事は例えセクキャバでも性風俗関連特殊営業店とは違い、基本的にはお客の抜きなしの仕事になります。
お客に身体を触らせることはあっても、キャバ嬢がお客に口や手を使ってイカせることがない分、稼ぎは性風俗店よりは低くなります。
その分女性が身体を使うことも少ないのでそれは当然ですね。
身体を触られるのはいいけれど、お客に性的サービスをするもは抵抗があるという女性にはセクキャバの仕事は最適といえるでしょう。
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