風俗嬢という職業は、女の子が放つ色香と美貌で男性を誘引することで成り立っている商売です。
風俗嬢の髪がボサボサ、肌はカサカサという有様ではお客さんに満足してもらうことができません。
また、業種は違えどキャンギャル、イベントコンパニオン、キャバクラ嬢としてなどの職業も、性的な接客こそありませんが若い女性が放つフェロモンをうまく商売に絡めています。
そういう意味では近からずとも遠からずな職業といえるでしょう。
今回はキャンギャルやイベコンについて考えてみましょう。
イベントコンパニオン・キャンギャルとは?
まずイベントコンパニオン(イベコン)やキャンギャルという業種についておさらいしてみましょう。
イベコン・キャンギャルときいてまず思い浮かぶのはモーターショーなどで車の傍らに立ってポーズをしている女の子達です。
一般的なイメージとしてあの場にいる女の子達を連想すると思います。
あのように企業が消費者にアプローチするために、販売促進キャンペーンのモデルを称してキャンギャルと呼びます。
イベントコンパニオンの場合、プロモーション活動のほか、商品の説明を読み上げるナレーター業務を担ったりします。
地域によってイメージギャルやプロモーションモデルなどという呼び方もありますが、おおむね役割と意味合いは同じです。
(ピンク・お色気コンパニオンなど、性的サービスを含む業種は風俗側にカウントするのでここでは含みません)
キャンギャル達の給料はいくらくらいなのか
世界的自動車メーカーが集うモーターショーやゲームショーなど、様々なイベントで見かける彼女達。
一見華やかな職場に思えますが、平均的なキャンギャルの給料相場はそれほど高くはありません。
日給はおおむね10000~25000円くらいが相場です。
(ナレコンの場合、厳しい講習がありますのでキャンギャルの倍くらいはもらえます。)
最近の企業はイベント・プロモーション費用をおさえる傾向にあるので、相場的にさらに減っていくかもしれません。
そしてビッグイベントは年に何回もありませんので、彼女たちはもっぱら携帯ショップやティッシュ配り、パチンコ店などの営業で地道に活動しています。
さらには雇われるためには、事務所に入ってオーディションを受けなければいけません。
各地に飛べばその分交通費などがかさみます。
エステなどにも通い、身体の手入れを常日頃から磨いておく必要もあります。
身体のメンテナンスに使う費用も膨大なので、ほぼ赤字の状況でこの仕事を続けている女の子は少なくありません。
給与の支払い時期
さらに恐ろしいことに、このようなモデル系業種は給与の支払いが非常に遅いのです。
まずは代理店から事務所へギャラの支払いが行われ、事務所の取り分を引いた額がモデルに支払われるまで3ヶ月ほど要します。
つまり、4月のイベントの給料が7月に支払われるような事態がおこるのです。
預貯金の乏しい若い女の子にとって切実な問題と言えるでしょう。
それだけでは食べていけないので昼職を掛け持ちしたいところですが、イベントは不定期、しかも週末に催されます。
昼職が毎週末休みのホワイトな環境なら良いですが、大半はそんな生易しい職場ではありません。
必然的に、休みに融通が利いて、とっぱらいでお金を稼ぐことができる風俗や水商売の掛け持ちバイトをして生計を立てるコンパニオンやキャンギャルが多くなる、ということです。
モデル業の苦難と魅力
外からみた彼女たちは、華やかな世界の住人のように見えますが、実際に働くと女の世界特有のジメジメとしたものがあるようです。
現在はデリヘル嬢として働くAさんは以前、キャンギャルとして働いていた時期がありました。
「表向き仲良くしてた女にスマホ割られてた。帰り悔しくて泣いたよ」
キャンギャルやコンパニオンは自分の容姿に自信がある勘違いした女の子が多いせいか、他の職業より性格的に難のある女の子が集まるようです。
人気を集める女の子に嫉妬して嫌がらせしたり、精神的なイビリ、イジメなどの精神攻撃はしょっちゅうあります。
ヒールに画びょうを入れたり、貴重品が盗まれることは日常茶飯事、ひどいものになるとトイレや着替えを盗撮されるケースもあります。
このような足の引っ張り合いにウンザリして辞めていく女の子は多く、Aさんもその一人でした。
とはいえ風俗店でもこのようなイジメ、ネットでの誹謗中傷はよくあるのです。
女社会でのしあがるにはちょっとやそっとのことではへこたれない強靭なメンタルが必須ということがいえるでしょう。
キャンギャル・コンパニオンの枕営業
芸能界でよく噂される枕営業。
イベコンやキャンギャルたちの世界にも枕営業なるものはあるのでしょうか。
「私はやってないけどやってるコはいたよ。」
前述のAさん。
彼女曰く露骨な枕行為ではないにしろ実際に枕営業はあったようです。
それは男性側から言い寄られる枕ではなく、女の子自らがアプローチするタイプの枕です。
というのもクライアントに気に入られると、オーディション経由せずに年契約がとれるのです。
大手企業との契約となれば経歴に泊がつきますし、収入も安定します。
そのために自分から大手広告代理店の男性にアプローチしてうまく抱き込んでしまうというわけです。
そこまでしても続けたい魅力
この業種はとにかく男性にチヤホヤしてもらえます。
自分のファンが付きますし、テレビに出ている有名人やお金持ちとの出会いもあります。
芸能人のような扱いをされたり、ファッションモデルのようなフラッシュを浴びたり、大勢のカメラ小僧からチヤホヤされると病みつきになってしまうのです。
さらにネームバリューがあがれば人気モデルとなって写真集を発売できたり、大手芸能事務所にスカウトされることもあります。
元キャンギャル出身のタレントや女優のシンデレラストーリーが、「私もトップステージに行きたい」という夢見る女の子たちを掻き立てるのです。
スカウトされる風俗嬢
キャンギャル・イベコン→風俗コースは金銭面から頷けますが、風俗→キャンギャル・イベコンの逆輸入コースはどうでしょう。
実はお金に困っていない風俗嬢でもキャンギャルをはじめるケースがよくあります。
人気嬢になると、容姿やスタイル的にも優れていて、お店に来た事務所関係者からスカウトされるのです。
実際風俗嬢にはモデルやアイドル顔負けの抜群の容姿・スタイルを持つ女の子が数多く在籍しています。
プロモーションモデルとして必要な色香はその辺にいる同年代の女の子に比べれば優れてるといえます。
極めつけは風俗嬢の場合、露出に慣れているので他の女の子が敬遠してしまうきわどい衣装、コスプレを抵抗なく着ることができるのです。
きわどい衣装を着たモデルがいるブースには必然的にカメラを持った男性客がたくさん集まりますので企業側もいい宣伝になるということです。
まとめ
風俗嬢には夜の生活に浸かりすぎないよう、社会性を維持するため昼職を探すことが大事です。
しかしながら、昼職はシフトの自由がききません。
せっかく働いたのに夜も昼も仕事では自由な時間がなくなってしまいます。
そこで、ある程度休みも欲しい風俗嬢には週末勤務のキャンギャル・イベントコンパニオン掛け持ちするのが最適ということです。
この業種は慢性的に人手不足なので、日々求人募集しています。
容姿とスタイルに自信があればすぐに働くことができます。
仕事の合間にキャンギャルなどをして、太客や常連客を作ってみるのも面白いかもしれません。
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