風俗で働く女の子は不規則な生活やストレスによる過食で体重増に悩まされがちです。
太ることを恐れるあまりスルーラックやコーラック、武田漢方便秘薬などを常備し、常日頃から下剤のお世話になっている風俗嬢も多いです。
最近では若い世代にも当たり前に下剤を服用する「下剤ダイエット」が広がっています。
下剤を飲むと便意にかかわらず排出を促せるので効率的に体重を落とすことが可能なのです。
便秘の状態によっては、1kg近く体重が落とせるため、ダイエットが苦手な若い女性が下剤を乱用するのは仕方ないことかもしれません。
ただし、このような考え方は危険です。
下剤は乱用すると非常に危険な薬でもあり、事態を悪化させてしまうだけかもしれません。
今回は下剤と風俗嬢の関係について解説していきましょう
下剤に頼る風俗嬢
昼は学生、夜は風俗で働くAさんです。
彼女は体質的に便通が悪く、日々便秘に悩まされています。
「お腹がパンパンになるし、身体が臭くなるのが嫌だから。」
便秘を解消するためにやむなく下剤を服用するようにしています。
便秘は風俗嬢にとって大敵です。
便秘が続くことで太るだけでなく、腸内にたまった有毒ガスが身体から溢れてしまい体が臭くなってしまうわけです。
また有害物質が血流に紛れ込み内蔵や肌を悪くし、血行も悪くすることで冷え性、頭痛、肩こりを引き起こしてしまうのです。
Aさんは重度の便秘の際は体と相談し、刺激の弱い酸化マグネシウム系の下剤や浣腸をして便を排出するようにしています。
このように便秘での下剤や漢方薬の服用は妥当な使い方と言えるでしょう。
一方、風俗歴７年、都内在住Bさんのケースです。
彼女は便秘にはそこまで悩まされてはいないものの、食べるとすぐ体重が増えることから下剤を飲んで体重を調整します。
「すぐ太るから毎日10剤くらい飲んでる。下剤に振り回されるのは嫌だけどいまさらやめられない」
このように便秘でもないのに日々下剤に頼ってしまう生活がつづいていました。
しかもAさんと違いより刺激性の強い便秘薬でした。
Bさんが下剤を服用する理由のひとつに過食に対する罪悪感がありました。
ついついうっかり食べてしまったときなどに、同じ量を体外へ排出することで罪悪感を和らげる効果があるのです。
しかしこのような行為はダイエットとは言えず、自傷行為にすぎません。
刺激が強い下剤の服用を重ねるうち、胃腸が鈍感になり、強い効果を求めて何錠も口にしてしまう悪循環に陥ってしまいます。
すると知らず知らずの内に身体に変化が生じてきました。
ある日常連のお客さんに接客しているとこんなことを言われます。
「あれ、Bちゃんやつれた？」
リピートのお客さんからの思わぬ発言に彼女はショックをうけました。
下剤による副作用
Bさんがやつれてみえたのは当然です。
彼女は大腸メラノーシスにかかっていたのです。
大腸メラノーシスとは腸の病で、簡単にいうと腸内のピンク色の肉癖がドス黒い不健康な色に変色してしまう病気です。
こうなると皮膚にもその症状があらわれてきます。
目は窪み、黒ずみ、シミ、乾燥肌というお肌のトラブルが相次ぎ、やつれたり老けてみえるようになってくるのです。
下剤を毎日飲む行為は、いわば腸内の食べ物を未消化の状態で強制的に体外へ排出しているのです。
このような生活はビタミンやミネラルといった肌に必要な栄養素が吸収される前に排出してるのと同じです。
肌のトラブルはもちろんのこと、たとえ体重が落ちたとしても栄養がきちんと吸収されないため、痩せているのにポッコリお腹という餓鬼のような体型にまでなってしまうのです。
Bさんはその後風俗を休み病院に通うことになりました。
下剤の副作用
そのほかにも危惧される下剤の副作用はズラっとあげてもキリがありません。
- 脱水症状
- 低カリウム血症
- 大腸がんリスクの増加
脱水症状に陥ってしまうとBさんのように風俗嬢にとって致命的な見た目の若々しさを奪ってしまいます。
低カリウム血症になれば手足の麻痺、高血圧や筋力低下、自律神経失調が現れてしまうこともあり、ひどくなると病院で寝たきりの生活を余儀なくされ日常生活に支障がでてきてしまいます。
また、当然ながら大腸がんリスクも増大します。
そもそも下剤とは便秘を解消するための医薬品であり、ダイエット目的で市販されているわけではないのです。
乱用して強制的に排出されるのは便であり、脂肪ではありません。
下剤はドラッグと同じ！？
「でも食べ過ぎた時につい飲んじゃう。出すとスッキリして快感だし」
Bさんは医師の診断に従い下剤依存の生活を断つことにしました。
ですがわかってても便秘がつづくと服用してしまうことがあるようです。
これはなぜなのでしょうか。
快感依存症
実は下剤による排出は嘔吐同様人間にとって快感だったりするのです。
下剤は、口にいれた食事の消化が終わり、小腸を経由し大腸に流れてきたものを水分吸収させる前に排出させる薬です。
下痢を起こすとグルルルと大腸が収縮しますが、これが抹消性刺激を伴い、大脳皮質を刺激しているのです。
この大脳皮質の刺激が強ければ強いほど快感物質であるセロトニンが爆発的に脳内を駆け巡ります。
これにより肛門が開く排出時の気持ちよさも伴って、一種のオーガズムのような快楽を大脳が感知してしまうわけです。
これにより、下剤を使わないとスッキリしないドラッグ中毒のような依存性が出てしまい、下剤乱用を引き起こしてしまうというわけです。
従って下剤依存症の女の子は、知らず知らずのうちこの快感にやみつきになってしまっているのです。
下剤依存の改善法とは
このような下剤依存は精神疾患の一部でもあり、Bさんのように通院が必要となってくるケースもあります。
改善したい場合医師の診断をあおぎましょう。
どうしても病院にいかず治療したいという場合、まずは腸の働きを整えていかなければなりません。
失った腸内細菌を活性化させるため、整腸剤を服用するといいでしょう。新ビオフェルミンS錠などがオススメです。
これを服用すると腸内細菌の善玉菌を増やす効果があります。
そしてどうしても便秘で下剤に頼らざるを得ない場合、刺激性の強い下剤ではなく酸化マグネシウム系の便秘薬を服用しましょう。
3aマグネシアなどがオススメです。
刺激性が弱く、便を柔らかくして排出を促すだけなので、依存性も弱く癖にならないのです。
もちろんこれに依存せず、自然排便を促すことが大切です。
食生活の改善と下剤ダイエットの見直し
食生活も改善し、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂るようにしましょう。
朝起きたらまずはコップ一杯の水を飲むことです。これはシンプルですが排便効果が高いのです。
ここで乳製品や甘い飲み物などをついつい摂取してまう場合がありますがそれはやめましょう。
糖質を過剰に摂取することで体重増につながってしまい、それが下剤ダイエットに走るきっかけを与えてしまうからです。
普段から肉や魚や卵などのタンパク質中心のメニューにすると自然に体重は落ちていきます。
また、野菜もドレッシングをかけずに食べられるようになるとより効果的です。
このような食生活は最初の２週間は辛いですが、それ以上続けると習慣になっていくので苦にならなくなります。
ただし、どうしても食べたい時はあります。
食べられないストレスがリバウンドを生んでしまっては元も子もありません。
そこでご褒美デーを作ります。週に何度かはお米やジュースやデザートなど好きなだけ摂取してもいい日を作るのです。
そうすることで目標が生まれ、ダイエットにメリハリがつきます。
体重を減らすのはバランスよく地道に続けていくことです。
下剤頼りのダイエットは身体に害なので絶対にやめましょう。
まとめ
無理やり便を出し続けるのは胃腸の動きを弱めてしまうため、慢性的な便秘に陥ってしまいます。
こうなると肛門や膣が緩んでしまうため女の子にとって致命的な問題といえます。
好きなものを食べても有酸素運動や筋トレをするなら問題ありません。
プラスになった分を運動でマイナスにすればよいのです。
定期的な運動は体重も落とせて健康を維持できるしで一石ニ鳥といえるでしょう。
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