性風俗産業は、数少ない学歴に左右されない業種の一つで、最終学歴が中卒でも年収1,000万以上を稼いでいる方もいます。
風俗嬢の日給平均は3万円～5万円で、月20日も出勤すれば月収は60万～100万円にもなります。
高校や大学を卒業して立派な職に就いた女性でもこのくらいの収入を得られる人はごくわずかでしょう。
20代の大卒女性の平均年収は290万円程で、30代～50代になっても300万円台と昇給率は高くありません。
大手の会社に新卒から勤め、30代でやっと500万程度の年収がもらえるようになります。
そう考えると努力して名門校に進学しなくても、風俗で頑張ればいくらでも稼げますよね。
「学歴はないけど同級生の誰よりも稼いで裕福な生活を送れている」
稼いでいる風俗嬢の中にはこんな考えを持っている人もいます。
果たしてこの考えは本当に正しいのでしょうか？
風俗嬢の定年、40歳の壁
風俗嬢には「40歳の壁」と言われる、いわば風俗嬢の定年があります。
若いうちはたくさんお仕事について、頑張れば頑張った分だけ稼ぐことができます。
しかし40歳ともなると体力も落ち、20代と同じだけの仕事量をこなすことができなくなってきます。
「私は体力にも見た目にも自信があるからきっと40歳になっても大丈夫」
そう自分自身が思っていても、40歳前後になると残念ながら風俗嬢としての需要が減ってきます。
お客様から人気を得られるのはやはり若くて綺麗な女性です。
どんなにお金をかけて美容に気を付けていても、老いは必ずやってきます。
今は若くてちやほやされていても、どんどん自分よりも若くて綺麗な女性がやってきて、「おばさん」と言われる立場になるのは遠い将来のことではありません。
仮に40歳まで風俗で頑張ったとして、日本人女性の平均痔妙である86歳まで生きるとした場合、残りの人生をどうやって生きていけばいいのでしょう？
風俗嬢が直面しやすい健康被害
「40歳の壁と言われる40歳までしっかり稼げば、残りの人生は働かなくても大丈夫」
こんな意見を耳にしたことがあります。
しかし「40歳」とはあくまで目安の一つの年齢であり、風俗嬢の全員が40歳まで働けるというわけではありません。
風俗の仕事に限らず、どんな仕事でも体が資本です。
働いて生活をしていくためには健康であることが大前提です。
しかし風俗嬢は夜にお仕事をして昼間に眠るという昼夜逆転の生活をおくっている人がほどんどです。
この昼夜逆転生活は人体に大きな影響を与えます。
例えば「不眠症」。
風俗嬢には不眠症だと自覚している女性がとても多いです。
その理由の一つが、太陽の光を浴びていないことです。
人は太陽の光を浴びる日中に「セロトニン」というホルモンが分泌されています。
セロトニンは簡単に言うと精神を安定させてくれるホルモンです。
また、陽が落ちて夜になると今度は「メラトニン」というホルモンが分泌されます。
メラトニンは体をおやすみモードにするためのホルモンで、昼間に出たセロトニンを材料にします。
しかし昼夜逆転生活によってセロトニンが不足すると、当然夜熟睡するためのメラトニンも不足しますので睡眠障害に陥りやすくなってしまいます。
不眠症に限らず、骨粗しょう症のリスクが増加したり体内時計が狂ってしまうなど、太陽の光を浴びないことによる健康被害は生活に支障をきたすような深刻なものが多く存在します。
性を仕事にするということで、性病に感染する危険性や子宮頸がんを発症するリスクの増加も切り離せません。
急な病気やケガで働けなくなってしまう可能性は風俗嬢に特化したことではありませんが、一般的な会社で働いていれば万が一の場合には「傷病休暇」と言うものが支給されますし、保険に加入していれば生活や治療に最低限必要なお金は保証されるので、社会復帰は難しくありません。
しかし風俗嬢の社会復帰は簡単なものではなく、ましてや中卒ともなるとより一層困難を極めます。
風俗嬢が勝ち組になる条件
ここまではどんなに高収入を得ている風俗嬢にもリスクがあるということについてご説明しましたが、必ずしも風俗嬢全員が生涯苦労を背負い続けるというわけではありません。
風俗勤務だからこそのメリットもあり、このメリットを上手く活用すれば風俗嬢でも周りから「勝ち組」と言われる生活をおくることが可能になります。
男性との出会いが尽きない
1日3人接客するとして、週5日勤務すれば15人もの男性に出会うことになります。
これが1年ともなると、単純計算で720人もの男性と出会うことになります。
これだけの出会いがあれば1人や2人はお互いに理想と思える相手に出会えることでしょう。
最近では婚活パーティや相席居酒屋、結婚相談所など、出会いの場にお金を払ってまで出向く人が増えているほど人は出会いを求めています。
そんな中でこんなに大人数の人に出会えるというのは普通のお仕事ではまずありえないことです。
本気で稼げば一生に必要なお金は10年弱で貯まる
1世帯あたり、生涯に必要となるお金は約2億円と言われています。
さすがに風俗嬢でも2億円を貯めるとなると相当な苦労が必要ですが、超高級店で10年以上人気を落とさずに働くことができれば不可能ではありません。
自由勤務な風俗だからと言って甘えず本気で働けば、短い期間で一生分のお金を稼ぐことができます。
仮に2億ものお金を稼げなくてもそれなりにしっかり稼いでおけば、結婚後普通の人よりは裕福な生活をおくれるはずです。
色んな業種、価値観の人に出会える
風俗を利用する人は、やはりそれなりにお金に余裕がある人が多いです。
お金はないけどお小遣いを貯めて遊びに来ましたと言う男性もいますが、定期的に通える人はそれだけの経済力があります。
経済力のある人となると、やはりエリートと分類される人たちが多く、医者や弁護士、営業マン、芸能人、スポーツ選手などを接客したことがあるという風俗嬢も少なくありません。
高学歴な人と恋愛関係に発展するというのもラッキーなケースですが、さまざまな人との出会いにおけるメリットは色恋沙汰だけではありません。
ある会社経営者の男性に贔屓にしてもらっていた風俗嬢が、彼女の人柄を買われ、その会社で働かないかと声をかけられたというケースもあります。
就職活動などでは見てもらえないような人間性も、マンツーマンで接客する風俗のお仕事だからこそしっかり評価してもらえるのです。
また、お店で働くスタッフや女性たちも様々な経験をされてきた方や、自分とは異なる価値観を持った方がたくさんいます。
いろんなタイプの人に出会うことで、自分の知識や視野も広がり、それに感化されて新しい夢や目標ができるかもしれません。
自分の夢を成し遂げた人こそ周りから「勝ち組」と呼ばれる人なのではないでしょうか
まとめ
「高学歴」「高所得者」「既婚者」が人生の勝ち組と言うわけではありません。
「幸せになった人」が勝ち組なのです。
風俗嬢でも幸せになれたのなら立派に勝ち組です。
幸せとは人によって価値観の違うものですから、お金がなくても幸せだと感じられる人もいます。
結婚や趣味、娯楽、旅行、美容、健康など、これらの幸せを感じるためのツールはお金があった方が手にしやすいですし、学歴がある方が高収入を得られる可能性が高まりますが、年収や学歴とはそれだけのことです。
肩書やプライドにとらわれず、あなたはあなたなりの方法で幸せを掴めばいいのです。
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