様々な理由があって風俗で働きだした女性たち。
きっとみんな最初は、好き好んでこの仕事をはじめたのではなくなんらかのやむを得ない状況があって、「できるだけ早く辞めよう」と思いながらこの世界に踏み込んだはず。
しかし、働き始めると当初の予定よりも長く働いてしまっているなんて人は少なくありません。
一度踏み込むとなかなか抜け出せなくなるのが風俗のお仕事。
特に歴の長い風俗嬢たちは、何年くらい働いているものなのでしょうか。
3年未満はまだまだ若手?!10年以上のベテランも!
一般人から見ると、風俗歴半年~1年でもそこそこ長いと感じます。
しかし、風俗嬢たちからすると1年未満はまだまだ若手ともいえるようです。
風俗嬢のほとんどは数か月から2年程度で風俗を卒業しているようですが、風俗歴が長い人になってくると5年から10年もの間お仕事を続けています。
そして上には上がいるようで、20年前後風俗業に携わっている女性もいます。
長期間風俗で働いている女性はずっと同じお店で働き続けているわけではなく、数か月から数年おきに在籍しているお店を変えながら風俗を続けています。
他のお店に移籍する理由やタイミングは、主に次の通りです。
お店が潰れた
風俗業界にも閑散期はあります。
この業界の閑散期はとても深刻で、企業体力のないグループのお店だと一瞬で閉店してしまうほどの影響力があります。
女性自身に辞める気がなくてもお店が潰れてしまうことでやむなく移籍せざるを得ない状況となってしまうことはよくあります。
稼げなくなってきた
同じお店に長い間在籍し続けると、当然お客様からの注目度は下がります。
長期間レギュラー出勤することで、「いつ行っても会える女性」という印象がついてしまいます。
風俗嬢はすぐ辞めてしまうなんてことも珍しくないですし、どこのお店にもどんどん新人が入ってきますので、当然お客様はずっと出勤していていつでも会える女性より、目新しい新人女性に目移りするものです。
客付きが悪くなってくると当然収入に影響しますから、もっと稼げるお店を求めて移籍していきます。
ジャンルや路線を変更
例えばオナクラ店やエステ店などのソフトサービス系のお店のバックは、ヘルス店やソープ店などのハードサービス系のお店に比べると安くなります。
もっと高額なバックを稼ぐためにソフトサービス系からハードサービス系のお店へと移籍する方も少なくありません。
そしてその逆もしかりです。
ヘルスやソープのハードプレイに疲れ、病んでしまった女性たちがソフトサービス系のお店に移籍するケースもとても多く、自分の身体面・精神面を考慮しながらジャンルを変更するためにお店を移籍します。
ステップアップのため
大衆店や格安店で働いていた女性が、高級店に移籍するということも多くあります。
高級店の方が女性に求められるレベルは高くなりますが、当然高級店の方が高額なバックが得られますので、高級店で人気が出れば収入はあがります。
大衆店や格安店でそれなりの結果を出せた女性が自分を試すために高級店へ移籍するということも少なくありません。
人間関係を一掃するため
- 知人にバレた
- 二度と会いたくないお客さんがいる
- 在籍女性、スタッフが嫌い
など、人間関係が影響してお店を移籍することも多いです。
特にお店のスタッフや店長に対して不満があり移籍するケースは非常に多く、そのような場合にはお店を飛ぶ女性も少なくありません。
風俗で長く働く人はどんなタイプの人?
では、なぜお店を移籍してまで風俗を続けるのでしょうか。
さまざまなお店を転々としながら、実に長い間風俗嬢として働き続ける彼女たちには様々な理由があるものの、風俗をなかなか抜け出せないor抜け出さない女性には、ある共通点があるようです。
目的がなく風俗で働きだしたため引き際を決められない
何か目標があって風俗の仕事についた女性だと、目標を達成したときにきっぱり風俗を上がれるのですが、そうでない女性はどうしてもダラダラと続けてしまう傾向があるようです。
さらに、短時間で高額な報酬を得られる風俗のお仕事に一度慣れてしまうとどうしても金銭感覚がマヒしてしまうため、生活も派手になってしまっています。
普通のお仕事での収入だとその生活が続けられなくなることをわかっているので、なかなか風俗から抜け出すことができなくなってしまいます。
風俗での収入を生活基盤にしている
風俗を本業としている独身女性だけでなく、シングルマザーで子育てをしながら働いている女性や、副業として風俗でのお仕事をはじめその収入を生活費の足しにしている女性など、生活をする上で必要になる費用を稼ぐために働いている人たちも風俗をなかなか抜け出せない傾向があります。
風俗を辞めると一瞬で生活に影響が出るためです。
ヘルス・ソープでの勤務経験がある人
ソフトサービス系のお店でしか働いたことのない女性たちは、比較的あっさり風俗を上がれます。
これらのお店で働く女性たちには、フェラや指入れ、クンニなど、プレイに対してどうしても自分にはできないという限界ラインを持っています。
プレイ内容に限界ラインを持っている女性は、遅かれ早かれ必ず風俗を辞めたくなる瞬間がやってきます。
そのほとんどは自分に好きな人や彼氏ができた時で、このような何かしらのきっかけで仕事に対する嫌悪感がぬぐえなくなり風俗を卒業していきます。
しかし、ヘルスやソープなど一度ハードサービス系のお店で働いたことのある女性は、休憩がてらにソフトサービス系のお店に移籍するなどして長く風俗を続ける傾向があります。
ハードサービス系で働いたことのある女性たちは、もともとプレイに対しての「できない」という限界ラインが高いため、そのラインを落とすことで自分のメンタルを保つことができるからです。
このような女性たちは長く風俗に勤めるだけでなく、
- 結婚を機に辞めたけれども離婚してまた風俗にもどってきた
- キャバクラで働きだして辞めたけどやっぱり風俗の方が稼げた
- 昼職に就けたけど風俗の方が自分に合っていると思った
などの理由で、一定期間ブランクをはさんでまた出戻ってきてしまうということも非常に多いです。
風俗業界長くて何が悪い!稼げてるから問題ないでしょ?
風俗業界はどうしても世間の理解を得られにくい業種なので、業界歴が長ければ長いほど白い目で見られてしまいます。
風俗嬢自身も公にできない職に就いている後ろめたさから早く風俗を上がりたいと考えている人も少なくありません。
しかし、風俗で働くこと自体はマイナスなことだけではなく、この仕事から得られることもたくさんあります。
風俗歴が長いからと言ってそのこと自体を引け目に感じる必要はありませんが、風俗で長く働く上で気にかけておくべきことはいくつかあります。
性病検査は必ず定期的に受診する
性病は風俗嬢の職業病と言っても過言ではありません。
検査は必ず定期的に受け、自分の体は自分で守るようにしましょう。
子宮頸がん検診を受診する
1年に1回くらいの頻度で子宮頸がんの検診も受診しましょう。
ソープ店など本番行為をしなければならない女性はなおさらです。
税金はきっちり納める
住民税や所得税、国民年金など、納税は必ずしましょう。
税金をきちんと納めていないと老後に年金を受け取れないということもありますが、そもそも納税は国民の義務であり、風俗嬢だからと言って免除されるものではありません。
他人に後ろめたさを感じたくないのなら、まずは国民の義務を果たし、少しでも堂々としていられるような生活をおくりましょう。
まとめ
風俗は短期間でしっかり稼いできっぱり辞めることがもっとも望ましいですが、それができずに長期間抜け出せないという方は大勢います。
しかし、厳しい意見もありますが、風俗で働くということは甘えなどではありません。
一つの選択肢です。
長期間風俗業界で頑張っている女性たちはそのことで自分を責める必要はありませんが、定期的な検査や税金の支払いを怠ってはいけません。
自分の体は自分で守るということ、国民としての義務を果たすこと、これらがきちんとできているのなら、5年でも10年でも自分の気が済むまで大いに風俗のお仕事を続けてください。
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