ソープランドにデリバリーヘルス、セクキャバ、オナクラ…。風俗にもいろいろな業種があります。
しかしどの業種でも決まって居るのが“新人好き”なお客さん。
「誰かいい娘入った？」なんてカウンターの男性に話しかける常連さんもいれば、入念にお店のホームページを毎日チェックしている熱心なお客さんもいます。
けれども、どうして“新人”でなければならないのでしょうか。
お店に続けて通うお客さんの場合、大抵、特定の女性を気に入り彼女と会うのが目的なのではないでしょうか。
彼女との“長い付き合い”が楽しみになるのは分かります。
これとは正反対に、いちいち風俗嬢との関係をシャッフルしたがる“新人好き”は、まったくもって謎に思えてしまいます。
そもそも、セックスのことを考えてみてください。
誰もが若かりし頃、童貞脱却時、中折れ（※）の経験をしたことがあるのではないでしょうか。
（※「中折れ」とは挿入の最中あるいは挿入しようとする際、ペニスが勃たなくなってしまうことです。）
どんな娘とでも、初めてのセックスは、男でも緊張するもの。
気分を乗せ切ることができないのです。
こう考えると、気分を乗せやすい“長い付き合い”の女性の方が、風俗の楽しみ方としては妥当な気さえします。
一体、なぜ“新人”なのでしょうか。謎の多い“新人”人気の理由について、すこし考えてみました。
新人さんの特徴とは？
風俗の新人さん。
固定客がつく様なベテラン嬢さんとの違いは、そもそも、どんな所にあるのでしょうか。
いくつか思い当たるところを挙げてみましょう。
基本的に人見知り。
ソープでもデリヘルでも何でもよいので、完全に初めて風俗業界に飛び込んだ女性のことを考えてみてください。
口説かれたのでも何でもないのに、初対面の男性と突然、性的交わりを持つ…。
これは誰もが経験を持つことだなんて、到底言えません。
なので当然、おのずと顔もこわばります。
実際はどうあれ、新人風俗嬢さんは自然と人見知りになってしまうのです。
男性客が、キスをしようとするものなら、「ちょ、ちょ…ちょっと、待ってもらっていいですか…？」なんて、反射的に押しのけてしまったりします。
これが、新人さんの特徴です。
事前に激しい特訓＝講習をこなしているのは、確かなですが…、一種の“こわばり”みたいなものは払拭できないでしょう。
基本的にサービスが下手。
さすがにフェラチオで歯を立てられる、なんてことはありませんが「風俗独特のサービスが上手くない」あるいは「流れを了解していない」というのも、新人風俗嬢さんの特徴です。
例えば、イソジンうがいを考えてみましょう。
自分がしっかり使ったコップを、男性客に渡してしまったりしてしまうのではないでしょうか。
あるいは、体洗いの時、男性客に浴びせるシャワーの温度が、思いっきり冷たかったりしてしまうのではないでしょうか。
なんだか男性客の方が、自分をダシにして研修の一部がなされている様な錯覚におちいってしまうのが新人嬢の特徴です。
基本的にプレイがマグロ。
ベテランのソープ嬢さんなんかだと、マットもスーイスイ、お風呂でも潜望鏡のサービス、ベッドに移ったら男性のツボを攻めまくる…などとプレイは進むのでしょうが、
新人さんの場合「マットは、どうしますか？…あ、じゃあ、省略にしましょう！」などという感じで、許可を得てちゃっかりマットプレイが省略してしまったりすることが多いです。
男性客の言質も取ったし、アンケートに書かれなければ、問題ないですからね…。
お風呂でも、フツーの世間話になってしまいます。場合によっては、一緒に浴槽に浸かってすらくれません。
「湯加減どうですか？」なんて聞くだけだけだったりします。
これではまるで、宿の女将さんですよね。
では、ベッドになるとどうなるのでしょうか。
取りあえず、仰向けに寝転びます。
そこを男性客が攻めることになります。
つまり、マグロ状態に近いサービスになってしまうのです。
割引が人気の理由？
こんな感じで、疲れたサラリーマン男性客にとどめのもうひと仕事をさせてしまうのが新人嬢です。
どうしてこんな娘に人気が集まるのでしょうか。
謎は深まるばかりですよね。
人気の秘密…その理由は、いま見た特徴をひっくり返してみれば分かるかも知れません。
つまりお店側もそんな欠点、重々承知なんです。
だから「新人なんですよ…ちょっとミス多いですけれども大目に見てやってくれませんか？」という意味合いを込めて、料金の値引きが行われます。
いわゆる“新人割引”です。
風俗遊びは、決して安いものではありません。
20,000円が、19,000円に値引き…。
19,000円が、18,000円に値引き…。
1,000円違えば、ずいぶん違って見えてくるというものです。
新人嬢についてくる“新人割引”は、少しでも風俗遊びを安くあげたい、でも我慢をする気なんて毛頭ない…そんな精力全開の男性客たちにとって、たのもしい味方になるのです。
実はベテラン嬢にはない素人さが、人気の秘密。
ならば結局、「安く遊べるから（新人割引があるから）、新人嬢は人気が出る」というのが、結論なのでしょうか。
それだけではない、というのが実態です。
確かに、背に腹はかえられません。
お金がかからない、ということは男性客にとって大きな魅力でしょう。
それだけで新人を選ぶひとも要るはずです。
しかし新人特有の“長所”というものも、あるのではないでしょうか。
特に風俗に通う男性客には「みょうに小慣れた感じ」を嫌い、できる限りウブな女の子とプレイしたい、という性癖があります。
そんな女の子を「こっち（＝男性客）が襲っている」といったシチュエーションが大好きなのです。
そこに、ベテラン嬢が出てきたとしましょう。
「はい、お客さーん、マットに寝転んでねー。」
「どーう？気持ちいい？」
「はい、じゃあ次、お風呂入ったら、ベッドに来てー。」
「はーい、そこに寝転んでー…」
なんて淡々とこなされたら、それはそれで寂しいものです。
そんなことになるのだったら、いっそのこと、マグロでもいいからどぎまぎしてくれた方が、男性客もグッとくるのです。
まとめ
以上のように考えると、エッチにリアリティーを求める男性客は、新人嬢の方にこそ魅力を感じると結論できるでしょう。
（残念ながら処女からは程遠いですが）素人娘を犯す喜び…そんな疑似体験が、新人嬢となら可能なのです。
「もっと、人見知りをしてくれ！」
「もっと、オレを拒んでくれ！」
「もっと、もっと…！！」
そんな願望が、新人好きな男性客にはあるのです。
たとえ本当にハズレ、つまり地雷嬢だったとしても、そこは“新人割引”がセーフティーネットとして機能します。
「損した」と思う前に「まあ1,000円得したんだから、いいか…。」などと開き直れます。
こういうわけで、新人嬢での風俗遊びはリスクが伴いますけど、そのリスクさえも愛好する男性客には、非常に理に適ったものに思えるのです。
これが本記事冒頭では謎に思えた「新人嬢人気」の秘密なのだと言えるでしょう。
新人には新人特有のウブさがあり、それがサービスを提供するのに慣れてしまいルーティンめいてきたベテラン嬢を上回る魅力を発揮するのです。
本記事を読み、ベテラン嬢が「あんまり仕事上手なのも危険だわ！！」と少しでも気づいてくれれば、ありがたい限りです。
コメント