ヘルペスはコンドーム着用すれば感染しない?風俗で防ぐ方法は?

風俗全般

「ヘルペス」という言葉を聞いて、ピンと来る方はどれくらいいるでしょうか。

一般的にヘルペスというと、唇やその周りにできるいやな感染症、というイメージです。
感染している人は少なくなく、完治することがないため、年々患者は増え続けています。

しかし、風俗で働いている人がヘルペス、というとまた話は違ってきます。
風俗でヘルペスにかかったというと、性器に出来るヘルペスのことをいうことが多いでしょう。

前者の唇に出来るヘルペスを口唇ヘルペス、性器に出来るものを性器ヘルペスというのですが、似ているようで違います。
口唇ヘルペスは風俗で働く以上防ぎようがないのはなんとなく分かるかもしれませんが、性器ヘルペスはどうでしょうか。

性器同士の接触で感染する性病というと、コンドームで防げるような気がします。
ここでは、そのあたりの実際をまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

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ヘルペスはコンドームで防げるの?


性器ヘルペスは「単純Ⅱ型ヘルペスウイルス」によって引き起こされる性病です。
性器に赤いブツブツが出来て、初感染の場合はひどい痛みを引き起こす病気になっています。

この病気、コンドームをしていれば完全に防げるかというと、絶対に防げるとは限らないというのが現状です。
プレイ中ずっとコンドームを着用していたという人でも感染したという報告があるほどです。
なぜでしょうか。

それは、ヘルペスウイルスが粘膜同士の接触のみで感染するわけではないからです。

コンドームはそもそも避妊用のもので、性病を防止するものではありません。
なのに、ほとんどの性病を防げる、という誤解が広がっているのは、恐らくエイズを防ぐためにコンドームを、というキャンペーンが世界的に広がっているからではないでしょうか。

エイズを引き起こすHIVは、ほとんどの場合、体液および粘膜同士の接触から感染します。
そのため、粘膜同士の接触を防ぐコンドームは、非常に有効なエイズ予防策なのです。

しかし、ヘルペスとなると話は違ってきます。
なぜなら、このヘルペスを引き起こす原因となるウイルスは、粘膜以外からも感染するからです。

水ぼうそうを思い出してもらえるとわかりやすいかもしれません。
水ぼうそうは患部に触れると伝染してしまいますよね。

ヘルペスのウイルスと水ぼうそうの原因となるウイルスは同一ではありませんが、同じ科に属するよく似た親戚のようなものです。
そのため、セックスをした相手がヘルペスを発症していた場合、その患部からも感染してしまいます。

性器ヘルペスは性器自身だけではなく、その付け根、および肛門付近にも発症する性病ですから、腰を打ち付けたりするときにどうしても触れてしまいます。
よって、性器ヘルペスはコンドームでは完全に防ぐことは出来ないわけです。

セックスをしなければ感染しない?

性器ヘルペスは、コンドームでは完全に防ぎきれないことがわかりました。
では、セックスをサービスとして行わないお店ならどうでしょうか。

日本の法律では、基本的に本番行為は禁止とされています。
ソープは例外的に黙認されていますが、どんな営業形態の店であれ、普通は禁止です。
そのため、サービスとしてのセックスを行っていない女の子がほとんどだと思われます。

そしてほとんどの女性が風俗で行っているサービスはフェラや素股といったサービスでしょう。
これらは果たしてヘルペスの危険性があるのでしょうか。

結論からいうと、セックスをしなくともヘルペスに感染する危険性は十分にあります。

素股をするのであれば、粘膜同士の接触をするのですから当然、感染してしまいます。
万が一病変がなくとも、男性の身体の中でヘルペスウイルスが増殖している場合、粘膜から漏れ出す体液などでも感染の危険性があるのです。

性器ヘルペスに感染した男性であれば、その精液はウイルスだらけになっています。
もちろん、我慢汁などもウイルスだらけです。

では、コンドームを着用した場合ならどうでしょうか。
一見、体液を介していなければ感染は防げるように見えます。

しかし、目に見えないウイルスはペニスの付け根からでも女性の身体に侵入してきます。
いくら意識して触れないようにしても、一切触れないということは難しいはずです。
そのため、ゴムをつけて素股をしていても、感染の危険性は伴っています。

では、フェラチオはどうでしょう。
一見、性器同士で接触していないのだから問題ないように見えます。

しかし、残念ながらフェラチオでもヘルペスは感染してしまうのです。
もちろん、感染するのは性器ヘルペスではなく口唇ヘルペスです。

少しヘルペスについて知識のある人は、どうして、と思うかもしれません。
なぜなら、口唇ヘルペスを併発するウイルスは「単純ヘルペスウイルスⅠ型」で、性器ヘルペスを誘発するウイルスは「単純ヘルペスウイルスⅡ型」と違うはずだからです。

しかし、ヘルペスウイルスに初感染する場合は、ウイルスに感染した部位が発症します。
そのため、一部ではⅠ型とⅡ型の区分は意味がないという声もあがっているほどです。

話を戻しましょう。

つまり、ウイルスに感染したペニスにフェラチオをした場合は、口唇ヘルペスに感染する危険性が存在しています。
ゴムフェラであれば、ある程度感染を防ぐことはできるかもしれませんが、本番と同じように、何らかの拍子でウイルスが侵入しない保証はありません。
そのため、フェラチオであってもヘルペスに感染する可能性はあるのです。

ちなみに手コキサービスであれば感染の危険性はほぼありませんが、しっかりとした洗浄をしなければ感染の危険性が付きまといます。
先ほど書いたように、ヘルペスウイルスは分泌液にもウイルスが潜んでおり、手コキをした後の掌はウイルスでいっぱいだからです。

この状態で性器付近に触れればもちろん性器ヘルペスに感染する可能性がありますし、口に触れれば口唇ヘルペスになる可能性もあります。

目をこすったりすると、角膜ヘルペスとなる可能性があり、この病気は最悪の場合失明すらありうる恐ろしい病気です。
角膜ヘルペスはヘルペス脳炎などを併発する可能性もあるようで、脳炎になってしまうと死亡することすら考えられます。

たくさんの人が持っているウイルスだからといって甘く見ず、洗浄は念入りにしましょう。

感染力高し! ヘルペスの感染についてのまとめ

ヘルペスは非常に感染力が高く、そして多くの人が持っている可能性のある、とても厄介な病気です。
性病を経験したことがない人は意外と無頓着になりがちですが、普段から意識しなければすぐに感染してしまいます。

そして、何よりヘルペスの恐ろしいところは、普段からゴムをして性病を予防していたつもりでも、場合によっては感染してしまう可能性もあるところです。
ヘルペスを100%防ぐためには、患部を触らない、患者の使ったタオルや便座を使わないというほかありません。
そのため、風俗で働く以上、100%絶対に防ぐ方法というのはないのです。

つまり、ヘルペスの感染は風俗で働く上でリスクとして受け入れなければならないところもあります。
コンドームを使えば感染率は下げられますが、それでも感染してしまったら、運が悪かったと諦めるしかないでしょう。
感染してしまったら、激しい痛みを伴う可能性があるので、1週間以上は休んだ方が身体のためです。

ヘルペスは完治のない恐ろしい病気ですが、それだけに付き合っている人もたくさんいます。
感染し、一度治ったら、1人で悩んだり絶望したりせず、インターネット上でもなんでも、とにかく誰かに相談しましょう。
普通に日常生活を暮らしている人もいるということを忘れなければ、心も軽くなるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

現役風俗嬢のみなみです。
デリヘルで働きながら、ライター兼ブロガーをしています。
風俗の仕事で疑問に思ったことや女の子に知っておいてほしい事を記事にまとめています。
参考になればと思っています。
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