働いているお店は性病検査が行われていますか？
もし行われていないのであれば、すぐにでも一度検査をしたほうがいいと思います。
というのも、感染した性病によっては自分が全く気がつかない場合も多いからです。
客に知らないうちに伝染させてしまうのは勿論問題ですが、実際に問題になるのは風俗を辞めたときのことでしょう。
もしも愛するパートナーに、知らずのうちに性病をうつしてしまっていたら･･････つらいですよね。
それに、感染させてしまったパートナーになんて説明したらいいか、検討もつきません。
そこで知っておきたいのが、性病の症状です。
症状がわかっていれば、自分が感染しているということも確認できますし、検査、治療に行く勇気も出ると思います。
ここではクラミジアの症状について詳しく説明するので、是非参考にしてみてくださいね。
クラミジアの症状って？
クラミジアは、無症状であることが多い性病です。
特に咽頭クラミジア（喉に感染するクラミジア）は全くの無症状であることも多く、感染してから数年間気がつかなかったという人もいます。
性器クラミジアの検査はしても、咽頭クラミジアの検査は行っていないという店舗も少なくなく、風俗嬢の方にとっては注意すべき点の一つといえるでしょう。
なぜクラミジアは無症状のままなのでしょうか。
もちろん、クラミジアが全く悪さをしないわけではありません。
クラミジアに感染すると免疫力が下がり、病原菌が侵入しやすくなります。
その結果感染した部位は炎症を起こし、腫れあがって痛みを伴うようになるのです。
扁桃腺を思い出してもらうとわかりやすいかもしれません。
しかし、女性が感染した場合、全く気がつかないことが多いのは、どういうことなのでしょうか。
それは、クラミジアが最初に侵入、感染する部位に問題があるのです。
まずクラミジアに最初に感染する部分は、「子宮頚管部粘膜」と呼ばれる場所で、ここはいわば子宮の入り口となる場所です。
この部分には痛覚がほとんどなく、この部分をレーザーメスで焼く際は麻酔がなくても問題がないほど。
そのため、クラミジアがここに感染しても、全く気がつかない場合が多いのです。
ただ、膣道で炎症を起こしていることも多く、結果としてクラミジアの初期の症状に性交時の痛みが挙げられます。
風俗嬢、特にソープで働いている方はこの異変に気がつきやすいと思うので、もしも働いているときに痛みを感じたのであれば、クラミジアを疑ったほうがいいかもしれません。
しかし、大抵の場合、子宮の入り口に感染したクラミジアは見過ごされます。
この自覚症状のなさが、クラミジアの一番の恐ろしいところなのです。
感染に気がつかないでいる内に、クラミジアを引き起こす細菌は奥へ奥へと進んでいきます。
一般的には子宮内部、卵管、腹膜と進んでいくようです。
そして、クラミジアを引き起こす細菌、「クラミジア･トリコモナス」が子宮内部に到達、感染すると、いよいよ自覚症状が出始めます。
下腹部の痛みやいつもよりひどい生理痛などが代表的な症状です。
生理の日ではないはずなのに出血することもあります。
また、子宮内部にクラミジアを持ってしまうと、流産の原因になることもあるようです。
感染していることに気がつかず、パートナーと愛を育んだ結晶が性病のせいで･･････と考えると、いたたまれない気持ちになりますね。
通常、ここまで来ると気がつきやすいものなのですが、人によっては症状が薄く、全く気がつかない場合もあります。
そうして放置していくと、卵管、および腹膜に感染は広がっていきます。
卵管に感染してしまうと、卵子の出入り口がふさがってしまうので不妊の原因となってしまうようです。
ちなみに、日本における不妊の原因の一部はクラミジアが担っていると言われています。
そして症状が腹膜にまで達してしまうと、しつこい腹痛などが症状に加わります。
肝臓の裏側にクラミジアが侵入し、おなかの上部あたりに激しい痛みがでることもあるようです。
ここまでクラミジアの症状を見てきましたが、とにかく放置すれば放置するほど完治にも時間がかかるようになりますし、症状も段々と重くなっていきます。
必ず治すようにしましょう。
クラミジアに感染するとほかの病気にもかかりやすいって本当？
クラミジア自体の症状は腹痛、性交時の痛みなどに限られますが、これに加えて、別の病原菌に感染する確率があがってしまう点も恐ろしいところです。
例えば、最も恐ろしい病でいえばエイズに感染しやすくなります。
その感染確率は通常の3倍~5倍と言われています。
もちろんこれはクラミジアを発症した状態でエイズの患者と生本番をした場合です。
エイズ患者と性交をしたからといって必ずしも伝染するわけではありません。
しかし、風俗で働いている場合はいろいろなお客さんが来ます。
たくさん来るお客さんの誰かがエイズに感染していてもおかしくはありません。
見た目や症状でわからないから、なおさらです。
エイズなんて、遠い話に思えるかもしれませんが、エイズの原因となるHIVウィルスの保菌者は年々数を増やしており、それほど遠い話ではないのです。
風俗では、入れ替わり立ち代わりお客さんがやってきます。
その中の誰かが、HIVウィルスを保菌していてもおかしくはないのです。
加えて、淋病にも同時感染する可能性が高まります。
女性の淋病はクラミジアと一緒でそれほどひどい症状は出ません。
もちろん放置しておくと不妊および流産の原因になります。
しかし、クラミジアと決定的に異なるところは、男性が感染した場合、排尿時にひどい痛みを引き起こすことです。
そのため、万が一パートナーに感染させてしまった場合、パートナーが痛みに苦しむ姿を見なければなりません。
お客さんに感染させた場合は「淋病を持っている」という噂が広がってしまい、指名が来なくなる可能性もあります。
逆に淋病に感染することによってクラミジアに感染する確率もあがりますし、性病の恐ろしいところはそういった同時感染を引き起こしがちなところにもあるのです。
痛みがあったらすぐ病院へ！クラミジアの症状まとめ
性交時の痛み、下腹部の痛みなど、風俗で働いている間、そういった症状が出る場合はクラミジアの疑いがあります。
さらに放置していると、クラミジアの原因となる細菌が身体の奥へ奥へと侵入、段々と身体を蝕んでいくのです。
それでもかまわず仕事を続けてしまうと、クラミジアの感染を広げるだけではなく、別の病原菌にかかりやすくなってしまいます。
具体的には淋菌などですが、中には、HIVウィルスなど、命に関わるものもあります。
病気が重複してしまうと、治すのにも時間がかかってしまいますし、いくらお金を稼いでも、命がなくては使うお金もありません。
健康を守るため、ひいては命を守るため、少しでもクラミジアの疑いがあるのなら、必ず病院へ行きましょう。
クラミジアはポピュラーな病気なので、治療する医者の側も慣れています。
性病だからといって、恥ずかしがることはありません。
治療は早ければ早いほど、症状が軽くて済むのです。
もし、本番をサービスとして行っている風俗嬢なら、本番をしたときに痛みがあることに気がつくはずです。
それを「気のせい」にせず、その段階で病院で検査を受け、治療を開始すれば、ひどい腹痛、不妊など、ひどい症状が出ることもありませんし、何より、クラミジアを拡げることもありません。
症状が出たときは悲観せず、むしろ早めに症状が出てよかったと思い直し、次の日にでも病院へ行きたいところですね。
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