クラミジアはかなりポピュラーな性病です。
全く風俗に関わらない人であっても、クラミジアという名前は知っているのではないでしょうか。
なぜこれほどにクラミジアという名前が知れ渡っているのでしょうか。
それは、風俗を利用したりしなくとも感染する可能性が高い病気だからです。
とある統計によると、妊婦の5%にはクラミジアの感染が認められたとされています。
20人に1人は性病に感染し、しかも知らずに妊娠しているわけですから、驚きですよね。
もちろん、妊娠しているわけですから、そのパートナーである男性もクラミジアに感染している場合が多いのです。
もちろん、クラミジアを持っている人が複数人との関係を持っていないという保証はないので、実際の感染者の数はびっくりするくらい多いかもしれませんね。
さて、風俗で働く女性にとって気になるのは、ヘルスでよく行われるフェラや素股でもクラミジアは感染するのか、ということです。
ここではクラミジアの感染についてまとめたので、風俗で働こうとしている人、および風俗で働いている女の子は参考にしてみてください。
クラミジアって本番なしでも感染するの?
感染します。
クラミジアが感染する条件は、粘膜同士の接触、もしくはクラミジアに汚染されたものと粘膜との接触なので、フェラも素股も条件に該当するのです。
ちなみに、人間の身体で外部と接触する可能性のある粘膜は唇、舌、口の中、喉、鼻の中、耳の中、瞼の裏、性器、肛門の中のいずれかです。
フェラは口の中、および喉と性器の接触、素股は性器同士の接触なので、感染する条件に該当していますね。
もちろん本番行為でも感染しますし、ほかにもアナルセックスでも感染します。
他にも、クラミジアに感染した場所を触った手で性器を触られたりしても感染する可能性があるようです。
お客さんにサービスとして性器を触らせたり、逆にお客さんの性器を触ってから自分の性器を触ったりしても、感染する可能性があるということです。
もちろん、クラミジアを持っている人と粘膜同士の接触をしたからといって、必ずしも感染するわけではありません。
クラミジアの感染確率はおおよそ50%といわれています。
低いように思えるかもしれませんが、クラミジアは絶対数が多いので、風俗をしている以上は必ず感染のリスクがある病気といえるでしょう。
クラミジアってそんなに感染力が高いの?
絶対数が多いと聞くと、もしかしたら、クラミジアがとても強力なウイルスで、様々な場所で感染してしまう病気をイメージするかもしれません。
しかし、その感染者の数とは裏腹に、クラミジアを引き起こす病原体はとても弱い細菌です。
「クラミジア・トラコマチス」という細菌はとても弱く、空気中では決して生きていけません。
その上、無機質の中でも生きていくことが出来ないため、例えばタオルを介して感染することはないのです。
例えば、大腸菌など食中毒の原因となる病原菌はタオルやその他様々な場所から人間の体内に入ってきますが、クラミジアに関しては、感染者と同じタオルなどを使っても感染することはほとんどありません。
それどころか、この細菌はこの細菌本体のみでは生きていけず、宿主の細胞の中でしか生存・増殖することが出来ないのです。
こういった性質のため、クラミジア・トラコマチスが伝染するためには、宿主細胞が粘膜に接触することが必要なのです。
しかし、ここまで感染力・生命力の低い病気であるにも関わらず、クラミジアは2016年のデータでは最も数の多い性病です。
2016年のデータでは、クラミジアの感染者数は判明しているだけでも24450人で、コンジローマの5806人、淋菌の8698人と比べると圧倒的に大多数。
加えて、潜在的な感染者数を考えると、実際の感染者の数は膨大なものとなるでしょう。
この原因は、クラミジアが、感染してもほとんどの人が無症状だからという点にあります。
たとえ感染しても、感染者の大部分が無症状なのです。
この無症状という点がクラミジアの最も厄介な部分で、ほとんどの人は感染していることにすら気がつきません。
男性の5割、女性の8割は無症状だといわれており、そのため、気がつかずに性交渉をしてしまって気がつかずに性行為を行い、病気を広げているのです。
もちろん、風俗に来る人にも当然のようにクラミジアを持っている人がいます。
定期的に検査を行っている風俗嬢ならばともかく、お客さんのほとんどは、残念ながら風俗へ行くときにわざわざ性病検査をしません。
そのため、無自覚のままフェラや素股といったサービスを行い、結果、感染してしまったという話はよく聞く話です。
ちなみに、ほとんどの人は無症状であるものの、男性の半分、そして女性の2割は症状が出ます。
女性の症状として挙げられるのは、水っぽいおりものが増えること、性器が痒くなったり、臭いがきつくなったりすることです。
加えて、本番をする際に痛みを感じる人もいるようです。
無症状だからといって放置すると、不妊の原因となったり、体内で炎症が起きたりする可能性もあります。
症状がないからといって、全く悪さをしない細菌というわけではないのです。
防ぐ方法はないの?
放置してしまうと、恐ろしいことになりかねないクラミジア。
いくら風俗で働く以上、かなりの確率で感染する可能性のある性病だからといっても、防ぐ方法があるのなら、できれば防ぎたいところですよね。
もちろん、防ぐ方法はあります。
それはコンドームです。
フェラをするとき、素股をするとき、しっかりとコンドームをすれば、クラミジアの感染は防ぐことが出来るのです。
なぜならば、クラミジアが感染する条件は「粘膜同士の接触」だからです。
コンドームをすることで粘膜同士の接触は避けることができるわけですから、当然感染することはありません。
加えて、使用後のコンドームも粘膜に触れないようにしたいところです。
冒頭に述べたように、クラミジアはとても感染力の低い細菌でありながらも、手などを介して感染する可能性があります。
当然、確率は低いながらも外してすぐのコンドームが粘膜に接触すると、感染してもおかしくありません。
逆にいえば、使い終わったコンドームにさえ注意すれば、クラミジアに感染することはないというわけですね。
実はゴムで防げる! クラミジアについてのまとめ
クラミジアの最も恐ろしいところは、無自覚・無症状がほとんどだという点です。
そのため、ほかの性病のように、あらかじめ見た目で判断したり、症状で判断したりいすることが出来ません。
しかしながら、クラミジアはとても弱い細菌なので、ゴム越しに感染することはまずないといっていいでしょう。
そのため、予防をしたいのであればゴムをつけましょう。
しかし、場合によってはゴムなしのサービスが当たり前に行われているお店もあるかもしれません。
そういったお店の場合は、クラミジアのリスクを受け入れるしかありません。
クラミジアはその細菌の弱さから、感染しても薬などで簡単に治療することが出来ます。
そのため、感染しても薬だけ飲み、そのまま出勤を続ける風俗嬢もいるようです。
とはいえ、治る間は当然働けませんし、万が一黙って働いてお店にバレてしまったら、何が起きるのかわかりません。
最悪の場合、お店を辞めさせられてしまうことも。
クラミジアを予防するにはゴムをつければそれでいいのですが、風俗嬢にとって、それは稼ぎと対価になる場合もあります。
稼ぎとクラミジアを天秤にかけ、自分とってどちらがより適切か、判断をしてサービスを行いたいところですね。
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