手元に現金がなくても、その利用枠の中でお買物ができるクレジットカードは、ときに非常に便利なものです。
お店で見かけてどうしても欲しくなったお洋服や靴、かばんなど、今すぐに欲しい！でも現金がない…という際に、クレジットカードのショッピング枠でお買物をするという方は少なくないでしょう。
しかし、クレジットカードを利用して欲しいものを手に入れるのはもちろん良いのですが、気になるのはそのあとのお支払いです。
サラリーマンのように月々一定のお給料が入る場合には返済計画も立てやすいのですが、風俗嬢として働いている女性はどうでしょうか。
様々な事情がある中、クレジットカードを上手に使い、生活の中で役立てている風俗嬢の方も多いようです。
風俗嬢はどんなときにクレジットカードを使う？
クレジットカードをあまり生活の中で利用してこなかった方にとっては、クレジットカードでのお買物はやはり「借金をする」という認識が強く、抵抗を感じる方も多くいるというのが実情です。
お給料が入ってから現金で買いたい、現金がないなら諦める…という女性も珍しくありません。
しかし一方で、アパレルショップなどで売られているお洋服や靴、かばんなどのアイテムは、その場で買わないとすぐに売り切れてしまい手に入らない、というケースも多々あります。
そのため、今手元に現金がなくてもそれを手に入れるために、クレジットカードを使ってそれらのアイテムを購入するという場合もあるでしょう。
また、風俗嬢という仕事の特徴として、月々のお給料の金額が安定しているわけではないというところがあります。
そのため、現金が手元にないときには生活費や居住している家の家賃をクレジットカードで払うなど、応急処置的にクレジットカードでの支払いを選択するというケースも少なくないようです。
体調が優れず、数日間～数週間の間風俗でのお仕事ができない場合に、電気代やガス代、水道代などをまとめてクレジットカードで支払い、翌月の収入をあてにするという考え方の女性もいらっしゃるようです。
またこのほか、ビジュアルが非常に重視される風俗嬢という仕事の特性から、エステやネイルサロン、美容院代などの支払いが高額となることもあり、こうしたときにはクレジットカードでの支払い、分割払いやリボ払いを活用しているという女性も少なくありません。
クレジットカードの月々の請求額は？返済のためのお金はどうやって稼ぐ？
こうしたクレジットカードでの支払いは、「その場では祓えないお金を翌月に繰り越す」ことができるため、気がつかないうちに請求額が膨れ上がっているというケースがあります。
上にも書いたとおり、サラリーマンの場合には、毎月最低でもこれだけは収入になる、という基本給の金額がしっかりしているため、返済計画も立てやすいのですが、風俗像という仕事の場合にはそれがなかなか難しいということもあります。
クレジットカード決済をした段階では、翌月の出勤予定、自分自身の体調から返済に余裕があるように思えても、支払い月になってみると体調不良や出勤できない日が続き予想外に収入が低い、という事態におちいるケースも多々あります。
こうしたとき、一時的にリボルビング払いやキャッシングなどを利用してしまうとさらに追い詰められるケースがあります。
リボルビング払いを利用したことによる手数料や利息などが、借入金額によって上昇し、結局月々の支払い額のほとんどが利息分の支払いとなってしまい、もととなる借金がほとんど減らない、完済の目処が立たない、という状況におちいるケースも珍しくありません。
風俗嬢の間では、月10万円の返済額となっているという方も実例としてあり、こうなると収入の大半はこの返済額に回ってしまうため、結局生活は楽にならず、また何か突然大きな出費が必要となった際にはさらに借り入れなどを利用しなければならなくなってしまう額だといいます。
このような状況を避けるため、風俗嬢の方も昼職の仕事を入れて収入を増やしたり、毎日長時間にわたって出勤する、いわゆる「鬼出勤」をして収入額を増やそうと試みる風俗嬢の方も少なくないようです。
とはいえ、鬼出勤をしたくても体調がすぐれなかったり、鬼出勤したことによって逆に体調を崩してしまったりと、綱渡りの働き方であることには変わりがありません。
毎月の返済が、生活費とは別にかかってくるということを想定してクレジットカードを利用することで、こうした危険な働き方を避けることが出来る場合もあります。
返済計画の立て方やクレジットカードの利用の仕方に工夫を。
風俗嬢という仕事は、やはり収入としては不安定になります。
もちろん、たくさんの客がついた月にはそれだけ高額のお給料となりますが、一方であまり客がつかなかった月や、体調不良などで欠勤が続いた月などは大きく収入が落ち込むことになります。
しかしながら、クレジットカードで生活費を支払っている場合には、そこにかかってくる金額は毎月一定額です。
こうしたことから、クレジットカードでの支払いをする際には、より計画的な利用が求められるわけです。
もちろん、高額な商品をクレジットカードで購入して、月々の分割で支払う、というのはクレジットカードの本来の役割であり、それ自体は何も悪いことではありません。
ですので、生活費として毎月かかる部分の金額の見直しや、高額な商品を買う場合に、これまでの利用履歴などから残りの返済額がいくらぐらいなのか、ということを把握してから買い物をするのがよい利用方法といえます。
最近では、Web上でクレジットカードの利用履歴や借り入れ残高を確認することができるというサービスを提供しているカード会社がほとんどです。
Web上での明細は随時確認することができるので、紙の明細に比べ確認が簡単で、しかも明細を捨ててしまった、という状況が起こらないことがメリットです。
クレジットカードで商品やサービスを購入する前に、こうした明細を確認する癖をつけておくことで、返済額が膨れ上がっていくことを防ぐことができるようになるでしょう。
また、これまで定期的な支払いに頻繁にクレジットカードを使っていた場合には、カード会社が発行するポイントが付与されていることがあります。
このポイント制度は各社によって扱いが異なりますが、商品券や他社ポイント、あるいは現金へ交換（キャッシュバック）できるケースもありますので、これまで気にしたことがないという方は、一度確認してみるのがよいでしょう。
まとめ
クレジットカードは、適切に使えば買い物の選択肢を広げ、日々の生活を豊かにするためのツールとして非常に有用です。
しかし一方で、使ったお金は返済しなければなりません。
そのため計画的な返済が必要なのですが、風俗嬢という仕事は給料の金額が大きく上下する不安定な職業でもあります。
そのため、返済計画は慎重すぎるほど慎重に、適度なタイミングで明細や、ポイントの活用なども含めて返済計画を立て、自分自身の今の働き方で最終的に返済が可能か、それはいつごろかというところまで計算した上で利用をすることが必要となるでしょう。
昼職などを兼務している場合には、「出勤を増やせば返済できる」という考え方よりも、「これだけの金額は毎月固定で入ってくる」という考え方で返済計画を立てるとよいでしょう。
休みが取りづらい働き方をしている女性は、体調を崩す確率もまた高くなります。
「鬼出勤」前提でクレジットカードを使うよりは、通常のペースか気持ち少なめのペースで出勤しても返済できる程度の金額に毎月の請求額を抑えられるのがベストです。
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