女の子にとって乳首や陰部の黒ずみは、他人に話せない恥ずかしい悩みですよね。ですが、デリケートゾーンの黒ずみは特定の人に起こる特別なものではありません。多くの女性が頭を抱えている身近な悩みです。
そこで今回は、乳首や陰部の黒ずみを解消する安全な治し方をご紹介します。デリケートゾーンに黒ずみが発生する原因についても解説しますので、気になる人はぜひ役立ててみてください。
乳首やまんこの黒ずみが辛い!どうすればいいの?
乳首や陰部の黒ずみは、誰だって気になるものですよね。「黒くなったら元には戻せないの?」など、さまざまな疑問を抱えている女の子は多いでしょう。そこで、まずはデリケートゾーンに黒ずみが発生する原因について解説します。


そもそもどうしてデリケートゾーンの黒ずみは発生するの?
生まれたての赤ちゃんは、乳首や陰部がピンク色ですよね。しかし、年齢を重ねると多くの女性はピンク色の状態を保つのが難しくなり、次第に黒ずみが発生するようになります。
ピンク色から黒色に変化する原因として、「ホルモンバランスの崩れ」と「生活習慣の影響」の2つが考えられます。ホルモンバランスが崩れる原因は人によってさまざまですが、「人間関係のストレス」「ダイエット」「不規則な生活」などがきっかけとなるケースが多いです。ホルモンバランスが崩れると、肌の再生能力が低下して黒ずみの原因であるメラニンが増加しやすくなります。
また、生活習慣の影響では、「誤ったムダ毛処理」「ショーツによる摩擦」「生理中のナプキンによるかぶれ」などが原因として考えられます。日常生活の中でこれらの要素が当てはまっている人は注意が必要です。
男性はデリケートゾーンが黒ずんでいるのが嫌い?
世の男性の多くは、女性の乳首や陰部の黒ずみにあまり良い印象を持っていません。アンケート調査では、「デリケートゾーンの黒ずみをケアしてほしい」と考える男性が圧倒的に多いという結果が出ています。はっきりと女性に指摘してくれる男性もいますが、「言いづらい」「気まずい」といった理由から、見て見ぬふりするケースも多いです。
さらに別のアンケート調査では、女性の8割以上がデリケートゾーンの特別なケアをしていないことが分かっています。ケアをしない大きな理由は、効果的な方法を知らないためです。男性から密かに嫌がられないためにも、乳首や陰部に黒ずみが発生する原因を突き止めて対処するのが大切ですね。
ホルモンバランスの崩れで注意したいことって?
女性は年齢を重ねると、卵胞ホルモンの「エストロゲン」と黄体ホルモンの「プロゲステロン」の分泌が低下します。特にエストロゲンに関しては、10代の思春期に分泌量が急激に増え始め、20〜30代でピークを迎えます。
その後は分泌量が緩やかに減少し、閉経が近づく頃になると急激に低下します。このような年齢による女性ホルモンの変化によって、ホルモンバランスが崩れやすくなります。
また、ホルモンバランスが崩れる理由は加齢だけではありません。昼夜逆転の生活を繰り返していたり、睡眠時間が短かったりするのも大きな原因です。また、栄養バランスの悪い食生活を続けるのも良くありません。ホルモンバランスが崩れないように生活するためには、睡眠や食生活を見直し、規則正しい生活習慣を心がけるようにしましょう。
サイズの合わない下着が原因になるって本当?
サイズが合わない下着は、肌に黒ずみを引き起こします。ゴム部分が食い込むと肌との摩擦を引き起こし、黒ずみの原因であるメラニンが過剰生成されるようになるからです。特に、自分のジャストサイズよりも小さめのものを選んでしまうと、このような症状を引き起こしやすくなるので注意しましょう。
また、生理中のナプキンについても、素材によっては肌に摩擦やかぶれを引き起こしやすくなります。実際に使ってみて肌に合わないと感じたら、素材や形状が異なる種類のナプキンに変えましょう。
デリケートゾーンのムダ毛処理でも黒ずむ可能性が
デリケートゾーンのムダ毛処理によっても、黒ずみは起きやすくなります。陰毛を「カミソリで無理に剃る」「毛抜きで抜き取る」などの行動を繰り返すと、陰部の肌に炎症を引き起こしやすくなるからです。
炎症は、言わば体内でメラニンを過剰生成されるスイッチです。普通ならメラニンは肌のターンオーバー(代謝)によって排出されますが、頻繁にメラニンが生成されると排出作業が追いつかなくなり、メラニンによる黒ずみを定着させてしまいます。
さらに、カミソリを使ったムダ毛処理は、肌に必要な角質まで剥がす危険性があります。カサカサとした乾燥状態を引き起こし、かゆみにつながるケースも少なくありません。特に陰部は皮膚が薄いので、かきむしると炎症で黒ずみができやすいです。
皮膚が黒ずんできたときはどんな方法でケアすればいい?
皮膚が黒ずんできたと感じたら、まずは下着を肌に負担をかけない素材に変えましょう。下着と肌の摩擦は黒ずみの大きな原因となるので、通気性の良い綿やシルクのものを使うのがおすすめです。
デリケートゾーンを洗う際も要注意です。洗浄能力の高い石鹸やボディソープでゴシゴシ洗うと、黒ずみができやすくなります。デリケートゾーン専用の石鹸など、陰部を優しく洗えるものを使用してください。
また、陰部のムダ毛を処理する時は、カミソリや毛抜きを使う方法は控えて脱毛するのがベストです。脱毛サロンなどで他人に見られたくない人は、自宅で気軽に使える家庭用脱毛器を活用しましょう。

陰部の黒ずみは、多くの女性の悩みのもとですよね。悪化させないためには原因となる生活習慣の見直しが大切です。自分に合った下着選びをしたり、ムダ毛処理の方法を見直したりして、これ以上悪化させないように気をつけてくださいね。
黒ずみをなんとかしたいときに注目するべき成分って?
できてしまった黒ずみを消すには、肌を白くする漂白成分が有効です。化粧品にも使用されているハイドロキノンは、肌を白く導いて透明感ある状態を取り戻すのに効果があります。それでは、具体的にどんな成分なのか見ていきましょう。
皮膚を漂白してくれるハイドロキノン
ハイドロキノンは、欧米で大きな注目を集めている美白効果の高い成分です。皮膚の漂白を目的に開発された薬品で、世界的に有名なマイケル・ジャクソンもハイドロキノンを使って肌を白くしたという説があります。
そもそもハイドロキノンは、果物や紅茶になど天然に存在する成分です。強力な漂白作用があるので使い方を誤ると危険ですが、正しく使えば黒ずんだ肌を白くすることが期待できます。
ハイドロキノンの副作用は?安全性はある?
ハイドロキノンは、非常に優れた効果を発揮する漂白剤です。医薬品として使用されるだけあり、次のような副作用を引き起こす可能性もあります。
・赤み
・かぶれ
・ただれ
また、ハイドロキノンを長期にわたって使用すると、肌の色が白く抜けてしまう白斑といった副作用を引き起こすリスクがあります。やみくもに使う前に、まずは正しい知識を身につけるようにしましょう。
ハイドロキノンのおすすめの含有率は?
ハイドロキノンは含有率が高ければ高いほど、上記のような副作用の危険性が高まります。安心安全に使うためには漂白効果を期待でき、なおかつ副作用が発生しにくい4%くらいの漂白剤を使うのがおすすめです。
欧米ではハイドロキノンの取り扱いに対して厳しい規制があり、化粧品に含まれる含有率は2%までと定められています。一方、日本では欧米のような規制が存在しないので、高濃度で配合されている商品も少なくありません。ですが、安全に使いたいのであれば4%の含有率を目安にハイドロキノン製品を選ぶようにしましょう。
ハイドロキノンが含まれた製品の使い方って?
ハイドロキノンが含まれる製品を使う場合は、必ずパッチテストを行いましょう。パッチテストとは、二の腕などに塗布して24時間様子を見るテストのことです。1日経過してもかぶれや赤みが発生しなければ、問題なく使うことができます。
製品によって使用方法に違いがありますが、ハイドロキノンを含む製品は1日1回の使用を推奨されています。また、効果を一段と高めるには、必ず乳首や陰部を清潔な状態にしてから使用してくださいね。
ハイドロキノンが含まれたクリームはいくらぐらいする?
クリニックでハイドロキノンを処方してもらうと、およそ2,000円前後の費用が掛かります。初診料が別に発生するので、合計で4,000円程度はかかると思っておいた方が良いでしょう。
なお、乳首や陰部の黒ずみにハイドロキノンを処方してもらう場合、健康保険が適用されません。全て自由診療となるので、全額自費だと覚えておいてくださいね。

ハイドロキノンは、高い美肌効果が期待できる医薬品です。正しく使えばデリケートゾーンの黒ずみを解消できる可能性が十分にありますね。ですが、自己判断で勝手に使用するのは危険なので、安心・安全に使用したい人は医師にしっかり処方してもらいましょう。
まとめ
今回は、乳首や陰部の黒ずみを解消する安全な治し方をご紹介しました。デリケートゾーンの黒ずみは、ホルモンの崩れや生活習慣といったわずかなきっかけで引き起こされます。悪化させないためには黒ずみの原因を特定して、できるだけ早く対処するようにしてください。
また、すでに黒ずんでいるデリケートゾーンには、肌の漂白作用に優れたハイドロキノン入りの製品を使うのが効果的です。間違った使い方をするとリスクもあるので、リスクをしっかり覚えたうえで正しく活用しましょう!
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