「風俗に落ちる女はメンヘラが多い。」
世間では風俗嬢にこのような暗いイメージがあると思います。
もちろん大多数の女の子と昼の世界で会ってみれば礼儀をわきまえていて、社交性もあり、印象はガラリとかわるでしょう。
ただし手首にリスカ痕が残ってるような病んでる女の子が多いのもまた事実です。
今回は風俗に落ちる女の子、その理由や解決法について考えていきましょう。
風俗に落ちる女の子の特徴とは
現場の女の子に話を聞くと、風俗に落ちる女性はなにかに強く依存している傾向があるようです。
依存とは「他の何かによって自分が存在すること」という意味です。
ブランド依存、ホスト依存、アルコール依存、ギャンブル依存など種類は様々。
「それがないと生きていけない」とまでのめり込んだ状態を「依存が形成された」状態といいます。
もちろんどんな人間も何かしら依存してしまうものですが、日常生活に支障が出るほど依存することはありません。
また、年を重ねると冷静に分析できる思考力が高まるため、依存を断ち切る強さを身に付けることができます。
ところが、重度の依存症になると、冷静に分析することができず泥沼にハマったように依存度を深めてしまいます。
それで生じた結果によって自己嫌悪や不安や孤独を深めてしまい、そのストレスでさらに依存に拍車がかかります。
やがて社会生活が破綻し経済的にも苦しくなり、自暴自棄で選んだ手段が風俗へ・・・というのが現場でよく聞かれるケースです。
人が依存してしまう理由とは
依存症となる原因は現代でも専門機関で研究されており、治療方法は医療現場で日々更新されています。
ですが風俗嬢のケースは、大抵の場合心の脆弱性・孤独や幼少期のトラウマが原因となるケースが多いようです。
このような依存性はきちんとした病気の一つです。
特徴としては女性が圧倒的にかかりやすい症状で、重度の依存症患者の場合医師の診断や治療が必要となってきます。
では風俗に落ちる女性は具体的にどのような依存を患っているのでしょうか。
買い物依存症
「いらないと頭ではわかってるんだけどつい買ってしまう」
この春から風俗で働くことになったAさんはこう語ります。
ショッピングをしている間、Aさんは店員から「ステキですね~お似合いです」とお姫様扱いされて認められたような気持ちになります。
その間は嫌なことを全て忘れることができるので、仕事でストレスを感じるたびついつい無駄にショッピングをしてしまう性格でした。
ところが買っても買っても満足できず、いつしか必要なものを買うのが目的ではなく、「ショッピングをしてストレスを発散すること」が目的となってきていることに気づきます。
通常は欲しいものがあっても「お金が足りないから我慢しよう」とストッパーが働きます。
ところが買い物依存症にかかるとこのストッパーが働きません。
頭ではわかっていてもクレジットカードの限度額いっぱいまで購入し続けてしまうのです。
やがて借金を返すために借金を重ね、気づけば家に大量の領収書と督促状の山。
自己嫌悪に陥りながら昼職で賄えないお金を風俗で働いて返済することになった、というわけです。
さらにタチが悪いことに、この症状はたとえ風俗で働いてお金を稼いだところで解決するわけではありません。
嫌なお客さんに接客することでさらにストレスが膨らみ、その膨大にたまったストレスをさらに買い物で発散してしまうのです。
このように、昼職の数倍以上の稼ぎを持っているにもかかわらず苦しい生活に陥っている風俗嬢は少なくありません。
なにかよい予防方法はないのでしょうか
セルフトークをポジティブにしてストレスフリーな人生に
この依存症を克服するためには、買い物で悩みから目を逸らすのではなく、悩みを乗り越える考え方を身に付けるのがいいです。
考え方次第で人生は身軽になるのでポジティブな生き方をしてる著名人の考え方を参考にすることから始めましょう。
独り言のように前向きな言葉を呟いて、普段からプラス思考の言葉を自分に話しかけましょう。
これはセルフトークといって、成功者がしている習慣の一つです。
前向きな言葉を呟くと思考もそのように変化していきます。
ストレスに強いタフな言葉を日々呟いて、ストレスを吹き飛ばすタフなメンタルを磨いていきましょう。
ホスト依存
「いきつけのホストに貢まくっちゃって、お金がないのにさ」
Bさんはホストにハマってしました。
ホストにかかわらず、自分の経済的状況を顧みずアイドルやバンドの追っかけに重度に依存してしまう女の子は非常に多いです。
これは共依存症と呼ばれる症候群です。
特徴としては、相手に尽くすことに生きがいを感じてしまい「この人は私が救わないとダメになってしまう」という歪な愛情を持つことで相手のわがままを自分が負担することで支えようとします。
基本的に自分の容姿や性格に自信がもてない自己評価が低い人間がこの症状に陥ります。
相手を世話することで相対的に自分の価値を上げようとするのです。
相手が喜ぶ姿が自分の幸福のように感じてしまい、自らの生活を破綻させてまで奉仕してしまいます。
そして相手を支えるためなら風俗で働くことさえ厭わないというわけです。
こちらも風俗で働くことが根本的な解決に繋がりません。稼いだら稼いだ分だけ貢いでしまいます。
「自覚」をすることで依存症から脱する
自分あっての人生ですから、主役は自分です。
相手が喜ぶことが自分の全てだと思ってしまっている場合、その先に自分の幸せが待っているのか自問自答することから始めましょう。
自分が主人公となる夢、目標をみつけて他者依存せず生きていく楽しさ、視野の広さを持つ。
これが共依存症を克服する一つの方法です。
リストカット(自傷行為)依存
「生きてる実感がしてついつい手が伸びちゃう」
自分の手首を切ってしまうことをリスカといいます。
こちらも風俗に落ちる女性によく見られる行為です。
親からの虐待など、愛情を持たずに育てられた場合このような行為に走ります。
身の回りに相談できる友達がおらず、内にこもりがちな孤独な女の子に多い現象です。
リストカットをするのは自殺のためだと思われがちですが、実はそうではありません。
むしゃくしゃしたとき人やものにあたる行為が自分を傷つける行為で発散してしまうのがほとんどです。
肉体的な痛みで一時的に精神的な不安が和らぐためこのような行為に走ります。
自分の身体を大事にしない援助交際経験がある女の子にも同様の症状がよくみられます。
風俗に落ちる女性は、お金が好きでもエッチが好きでもなく身体を傷つける自傷行為の延長線上にあるというわけです。
ただし、リスカをすることによって問題が解決することはありません。
あくまで一時しのぎにすぎないのです。
その気がなかったとしても命にかかわるケースもあるため決して良い行為とはいえません。
お店によってはリストカット痕があるかどうか面接で調べて、あった場合採用を見送るケースもあります。
代替え療法で解決
これを克服する方法は代換え療法が効果的です。
フラストレーションがたまりリストカットをしたい衝動にかられたら、まずは大きく深呼吸して別のなにかで発散する癖を身に付けましょう。
ゲームをする、絵を書く、カラオケで叫ぶでもなんでもかまいません。
自分のカッとした頭を冷まさせてくれる代替え品(逃げ道)をあらかじめ用意しておくと、いざという時楽になります。
まとめ
風俗嬢はお客さんを癒すことのできる立派な存在です。
ただし、その代償に依存を深めてしまってはいけないのです。
少しでも自分に心当たりがあった場合精神科に通院し、しっかり心のケアをしてもらいましょう。
心の闇を自分一人で背負ってしまう依存症は、優しさの裏返しともいえます。
風俗嬢の中には店で指名されると「必要とされているんだ」と生きる実感を感じる女の子もいます。
彼女たちにとって男性客から一時的に温もりを与えてもらえる風俗というスペースは、実は最も安心できる心の拠り所なのかもしれません。
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