クラミジア。
風俗で働く上ではかなり性病に詳しくなると思いますが、その中でもこの性病の名前を聞いたことがないという人は少ないのではないでしょうか。
クラミジアはとても有名な性病で、そのポピュラーぶりに比例して患者数も圧倒的に多くなっています。
その感染者数、あるいは菌を保有している人は、100万人に登るともいわれ、当然風俗で働いていると最も感染しやすい性病の1つともいえます。
気になるのが、どのようにすれば治るのか、ということですよね。
もちろんかからないことが第一ですが、いくら予防をしても、目に見えない世界でのことですから、必ず万が一ということはありえます。
しかしその点は安心してください。
クラミジアはポピュラーであるがゆえにその治療法も確立されており、投薬のみで治すことも可能です。
そこで、ここではクラミジアを治療する薬を中心にして紹介していきたいと思います。
クラミジアに効く薬ってなに?
勘違いしやすいのですが、クラミジアはとても弱い細菌によって引き起こされる病気です。
その広がり方は、恐らく感染した人のほとんどが無症状であるという点が大きいのです。
菌が弱いために、クラミジアにはすでによく効く薬が作られています。
その名も「ジスロマック」。
市販もされていますし、通販で購入することもできるというかなり身近な薬です。
大きめの薬局なら普通に売っている薬で、性病専用の薬ではないので、購入するハードルもそれほど高くないでしょう。
値段もそれほど高くなく、場所を選べば6錠をおよそ2000円前後で購入することも可能です。
もちろん医者からクラミジアと診断されたのであれば、この薬を処方されることがほとんどです。
さらに使用方法も、250mg錠であれば1日1回2錠飲むだけ。
この薬はクラミジアの特効薬ではないのですが、様々な細菌を殺す効能がそのままクラミジアの原因となる細菌を殺してくれるようですね。
しかしその効能のせいか、良性の細菌も殺してしまうようで、場合によっては下痢、吐き気、胃腸などの副作用がある場合もあります。
胃腸の弱い人は注意したほうがいいかもしれません。
とはいえ、そういった症状がでるのは2歳以下の子どもが多いようなので、風俗で働いている人がクラミジアを治すために服用したのであれば、それほどひどい副作用で出ないと思われます。
なお、制酸剤、心臓の薬、抗血栓剤など相性の悪い薬はいくつかあるので、いくつか薬を飲んでいる場合は医者に相談したほうがいいと思います。
クラミジアは性病ですが、ポピュラーな病気でもありますので、見て貰うことは何も恥ずかしいことではありません。
クラミジアの疑いがある場合や、検査でクラミジアであることが判明してしまったら、必ず医者に行きましょう。
ジスロマックはどれくらい飲み続けなければならないの?
クラミジアに感染してしまったら、ほとんどの場合、風俗は休まなければなりません。
お店側としても店舗全体にクラミジアが蔓延するのを見過ごすわけにはいけませんし、そうなると結果として稼ぎが減ってしまいますし、いいことはないからです。
そうなると気になるのが、どれくらいの期間休まなければならないか、ということですよね。
復帰出来る期間も気になります。
ジスロマックは効きやすい薬で、飲んだその日から効能が出るといわれています。
感染の初期、かつ軽いクラミジアであれば、数日で治ることもありますが、油断は出来ません。
完治したかどうかは、検査をしなければわからないからです。
ジスロマックを飲んでいる期間中は伝染しづらい状態になっているといわれていますが、当然100%予防することができるわけではありません。
そのため、症状が出ている状態でジスロマックを飲み、症状がなくなったからといって油断せず、しっかりと飲み続けましょう。
医者に処方されたのであれば、指定した期間、きちんと飲み続けることが重要です。
途中で飲むことを中止してしまっては治るものも治りませんし、場合によっては再発の危険性もあります。
そのため、休む期間は完治するまで、ということになります。
クラミジアの進行具合、および薬の効き具合など個人で異なることが多いため、検査によって完治が確認するまでは出勤しないようにしましょう。
場合によっては、完治まで数週間ほどを要する可能性もありますが、クラミジアは基本的に治りやすい病気です。
しっかりと完治させてくださいね。
なお、完治してから初出勤してからは、再感染の危険性が十分にある期間でもあるので注意が必要です。
なぜならば、最初にクラミジアを感染させてきたお客さんがまた来るかもしれませんし、逆に自分がクラミジアを伝染させてしまったお客さんが来る可能性もあります。
とはいえ、全てのお客さんに対して疑いをもってかかるのは精神衛生的によくありません。
なにより、全く性病とは無縁の人にとって、性病の疑いをかけられるのは決していい気はしないはずです。
なので、もし不安なのであれば、ゴムなしのサービスはしばらく控えましょう。
クラミジアは粘膜同士の接触なしではほとんど感染しない病気であり、コンドームをすれば感染することはほとんどありません。
感染するたびに休んで薬にお金を払うよりは、ゴムをしてサービスを行ったほうが衛生的にも稼ぎ的にもいいと思います。
また、もし常に生でサービスをしている本指名のお客さんがいるのであれば、そのお客さんにだけでも事情を話してジスロマックを配るのがいいでしょう。
それだけで信頼関係が出来ますし、お客さんとしても風俗嬢からのプレゼントは嬉しくないはずがありません。
感染して治療が終わったら、再度感染しないことが重要なのです。
性病で恐ろしいのは、性交渉を頻繁に行うパートナーが、互い互いに伝染しあってしまうことです。
俗にピンポン感染といいますが、パートナーと一緒に病院に行かないがために、なかなかクラミジア、およびその他の性病が完治しないというカップルは意外と多いのです。
風俗嬢の場合は、まさかお客さんと一緒に病院にいくわけにもいかないので、その代わりとして薬を配るわけですね。
治療費のことを考えればそれほど大きい出費ではないと思うので、思い当たる節があれば是非実行してみてくださいね。
クラミジアの他に感染することもありうる? 完治までの期間について
クラミジア自体はほとんどが無症状で、感染者の内、女性の8割は全く自覚がないといわれています。
しかし恐ろしいのは、クラミジアにかかることによって性器などに炎症が起こり、他になんらかの病気の感染を引き起こすことがよくある点です。
クラミジア自体の性器の痛み、臭いといった症状も、放置を続ければ続けるほど重症化していきます。
そうすると、治療に要する期間も長くなり、飲み薬ではなく、点滴で治療することになります。
クラミジア自身のほかにも、クラミジアが原因で引き起こされた病気の治療も行わなければならないので、治療にかかるお金も嵩みますし、出勤できない時間も長くなっていくのです。
重要なのは、早期に発見すること、そして、発見したらすぐ医者にいくこと。
クラミジアは自覚症状が薄いせいで早期発見をするのが困難な病気ですが、検査を行えばしっかりと早期に割り出すことが可能です。
なので、月1回の出費は少々勿体無いと感じるかもしれませんが、定期的な性病検査には重要な意味があるのです。
クラミジアに限らず、どんな性病であっても、早期発見・早期治療に努めたいところですね。
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